サロン茉莉花のみほこです。

 

2019年に週末限定の自宅サロンを開業し、

6年が経ちました。

 

といっても、間3年間は育児休業していましたが、

間に育児があったからこそ、

今の生活スタイルで落ち着いたと感じています。

 

そう、落ち着いたのです。

41歳でようやく・・・・。

 

26歳でマッサージ師の国家資格をとって就職してからも、

いろんなスクールやセミナーに通ったり、

職場を変えたり。

 

自営業一本で生活していくことにあこがれたり、

アロマの知識とマッサージの手技を伝えるスクール開校にあこがれたり。

 

37歳で子供を授かってから仕事復帰するまでの期間は、

社会との接点がないことに不安を感じたり、

自分自身が、仕事をしていない自分の価値を見出せない事実に愕然としたり。

 

本業の仕会社員に復帰してからは、

これまでと同じようにはできないことが多すぎて焦ったり、

「ワーママ」という共通点があれば、みんな仲良くできるのかと思い込んでたけど、

みんなそれぞれ状況も考え方も違っているから、

当たり前だけど、必ずしも共通点にはならないということを思い知ったり。

 

いろいろうまく行かないな、と考えていた時に、

ふと、子供がいる現状をもっと楽しめばいいのにと思いました。

 

いろいろうまく行かないけど、

子供がいて、それに伴う楽しいことが毎日たくさん起きているのです。

そっちに目を向けずに、

うまくいかないことに気を取られているのはもったいないと思いました。

 

そのことに気付いたら、子供がいながら働けている今の環境、

なんてすばらしいと思いました。

 

働くために、お金をかけて子供を保育園に預けて、

それなのに、仕事は中途半端で、

子育ても中途半端で、

この事実がいやだったけど

 

今は、周囲の方に感謝して、

いつか恩返しすることを心に決めて、


今、子供がいること、

自分が組織に所属し続けていられることのありがたみを感じればいいんだと思えました。

 

これまでの41年を振り返ったら

良い時と悪い時がありました。

 

そして、今が人生の良い時か悪い時か冷静に考えた時、

良い時だ、と思いました。

それも、これまでで一番。

 

そう思ったら、

これまで、「ああでもない、こうでもない」と、

お金をかけてスクールに通いまくったり、

転職したり、

地元を離れることを試みたり、

いろいろしてみたけど、それももう終わり。

 

今の持ってる力、これまで得たものを使って、

今の職場で仕事して、

今住んでる地になじんで

副業もできる範囲で楽しみながら、

子供を守って、家族を守って、

寿命まで生きられたら、こんな幸せなことないなと思いました。

 

もっと美人だったら

もっと頭が良かったら

もっとお金があったら・・・・

そう思って探し求めるのも大事なことだったと思うけど、

もうその時期は終わったと感じました。

 

そういうことを知人に話したら

「足るを知ったということですか?」

と言われました。

 

無知なもので、その言葉の意味を知りませんでしたが、

説明を受けて「そういうことです」と言えました。

 

「足るを知る」こそ、私にずっとなかったものです。

足るを認めたくなかったんでしょうね。

認めなかったその時期も、今にたどりつくための大事な時間でした。


そして「足るを知る」には続きがあって、
全文は「足るを知るは富む」だそうです。
「足るを知る」だけだと「身の程をわきまえる」と同じような意味になってしまいますが、
「自分の身の程を知ることで心が豊かになることをいうそうです。

私の場合は、心の面だけじゃなく、経済的にも
身の程を知ったことで豊かになりました。
セミナーに通いまくっていたころは、
副業の収入どころか、
本業の収入もセミナー代に充てていたし、
セミナーで学んだことを仕事に活かせたとしても
いつまで経っても断然支出の方が多い状態が続いていました。

過去の支出分、今得た知識と技術があれば
これ以上はいらないと思えました。

人生を四季に例えるなら、今は秋だと感じます。

もう花は咲き終わって、実がなる季節。

これまでやってきたことの結果、

今の生活があって、

この生活を守りながら、来たる老後(人生の冬)に備えたいと思いました。



誤解しないでいただきたいのは、

私にとっての秋が41歳で訪れたということ。

何歳で秋を迎えるかは、人それぞれだと思います。

このブログを読んでくださっている方も、年齢問わず、

一番勢いづいている夏の方もいれば、少し落ち着いた秋、もしかしたら、これから芽が出る春の方もおられるかもしれません。

 

私に開業ノウハウを教えてくださった先生は

41歳からセラピストを始めたとおっしゃっていました。

お会いした時、60歳前後でおられましたが、

まだまだ、人生の夏を歩んでおられて、

もっと大きな花を咲かせて、大きな実を実らせる方なんだろうなと、

近くにいるだけでパワーを感じました。

 

私が自営業一本にあこがれたり、

たくさんの人に教えるスクールを開きたいと思ったのもこのころです。

 

だけど、私は41歳で足るを知り、

今ある者に価値を感じ、

今ある者を大事にしながら生きていきたいと思いました。

 

これまでに築いておいてよかったと思うのは

自宅サロンです。

子供が生まれる前に、開業経験があったのはよかったなと思います。

私の場合は経験があったけど、経験がない方は

子供がいるのに自宅サロン開業なんて無理、と思ってしまうかもしれません。
でも、無理じゃないです。
実際に、子育てしながら自宅開業している人間がいます。

もし私が、これまでの経験を生かして

だれかになにかを提供できるとしたら、

心地よいマッサージと、

自宅サロン開業ノウハウです。


私のように、スクールやセミナーに通いまくらなくても、
当スクールが提供するアロマコーディネーターの知識と
リンパケアの知識、開業ノウハウで
自宅サロン開業が可能です。

本業をしながら副業をすることは

大変なこともありますが

自分のペースで行う分には、

知識や技術が向上したり、ストレスが分散したり、

相乗効果で良いことがたくさんあります。

 

私は過去に、会社員をやめて、

サロン開業を本業にしたいと考えたこともありましたが、

今、本業をお持ちの方には、

まず副業としてサロン開業されることをお勧めします。

副業で自営業をやってみたら、

会社員の良さがわかった、という経験があるからです。

特に子育てしながらとなると、

所属企業によっては福利厚生で保育料やベビーシッター代の補助が受けられる場合があります。

 

2LDK(2のうち1は空調のない物置部屋)の小さな自宅で子育てしながら

副業としてサロンを開業するためのノウハウをお伝えしていきたいと思います。