Violist 中田美穂

Violist 中田美穂

ヴィオリスト 中田美穂 のブログです!
演奏会情報・音楽の事、子育てや日常の事などをアップしていきます(*^o^*)


テーマ:

新緑が目にあざやかな、すがすがしい季節となりました。

 

まもなく、Zaza Quartet公演がやってまいります!

 今回は、カルテットチクルスⅩ「変容する闇の中で」と題しまして、夜をテーマにした曲を演奏します。今回のプログラムの事を拙い文章ですがご紹介したいとおもいます。

 

 リゲティ 「夜の変容」

 リゲティは、2006年に83歳でこの世を去ったハンガリーの作曲家です。私達と同時代を生きていたのですね!第二次世界大戦中に、ソ連の圧力から逃れ、西側に亡命しています。ユダヤ人であるため父と弟は収容所で命を落としています。この曲はまぎれもない「現代音楽」です。弾く私も、きっと聴いてくださる皆さんも、遠慮したくなる?!かもしれません。でも、曲に対峙していくにつれ、現代を生きる私達の心の奥の叫びが吹き出してくるように思います。リゲティの楽譜に書かれている事をきちんとモーツァルトやベートーベンの楽曲のように美しく弾くことは難解すぎて無理!なのですが、そのように弾くことが必要なのではなく、夜を、闇を、死を、生を、恐怖を、狂乱をリゲティの書いた音から、必死に表現できたらと思います。

 

 ヤナーチェク「クロイツェル・ソナタ」

 この曲は、有名なベートーベン作曲ヴァイオリン・ソナタの引用ではなく、あるトルストイの書いた「クロイツェルソナタ」という



小説からのインスピレーションで作曲されているようです。

 初めて聴いたとき、二時間サスペンスのテーマソング??と、あまりにも身近に感じて可笑しかったです。…が、あながち間違いでないようで、主人公の公爵が、自分の妻が不倫をしたことを知って、殺してしまうというストーリーを4楽章で表現している、と。心穏やかに座って弾いていられませんっ。

 

ボロディン 弦楽四重奏曲第二番

 3楽章が、「夜想曲」として特に有名で、この曲だけ取り出されて演奏されることもよくあります。今回の曲のラインナップの中で、一番楽チンに聴くことができるのは、このボロディンかもしれません。でも、コンサートを終えてみると、リゲティに私達現代人の心は刺激され、動かされてしまっている…なんてことがあったら面白いなと思いながら譜読みをしています。


是非聴きに来てください!

Ameba人気のブログ

Amebaトピックス