羽生結弦に独占インタビュー【後編】 「水かけ紙コップ」演出の誕生秘話
6月に名古屋で開催された「ファンタジー・オン・アイス」。フィギュアスケート界のトップスケーター達が観客を魅了する中、羽生結弦選手のプログラムでは「紙コップ」を使った演出が話題となりました。その誕生秘話を羽生選手自身が明かしてくれました。
6月2日、本番前日のリハーサル後に行われた羽生結弦選手へのメ~テレ独占インタビュー。
衣装も小道具も、試合では見られないような魅せ方が出来るのも、アイスショーならでは。その中で、今回羽生選手が用意したアイテムは「紙コップ」!
スガ シカオさんが歌う『Real Face』とコラボしたプログラム中に、紙コップに入った水を自分自身で頭からかけるという、試合では絶対にありえない演出で観客を驚かせました。
「水かけ紙コップ」は何故生まれたのか、羽生選手に伺いました。
羽生が語る【6】「水かけ紙コップ」はこうして生まれた
Q、衣装や小道具にもこだわりあると思いますが、特にここという部分はありますか
羽生「久しぶりに小道具を自分の演技内で使ってるので、そういうところでもチャレンジングな感じはしていますね。まだ慣れていなくて、もっとこうしたらいいのかなっていうのは頭の中で練習しているんですけど。より良いものを目指して練習します」
Q、紙コップでの水かけの演出はどのように生まれたんですか
羽生「振付してくださった方に、元々はペットボトルを持ってブワーって水をかけろって言われたんですけど…あまりにもかけすぎて、絶対衣装重くなって跳べなくなるって思って、それはだめだと思って。最初は飲んでいたんですね、タンブラーみたいなので。そしたら休憩にしか見えないって最終的に言われて、休憩はしたくないなって思って。いろいろ考えた結果、紙コップだったらいいんじゃないかっていう意見を出していただいて、最終的にブワーって紙コップでかけるって感じになりましたね」
Q、改めて、どんな気分なんですか
羽生「どんな気分なんですかね、正直、曲に乗りきっているんであんまりこういう気持ちっていうのはないですけど…。でもなんていうんですかね、反骨精神の塊ですかね。濡れても関係ねぇよみたいな感じですかね」
Q、改めて、今回のプログラムの見どころを教えてください
羽生「もちろん小道具使ったりとか、また新しく感じられたりしますし、あとは本当にアクセル・アクセルっていうような感じのプログラムでもあります。自分が夢を追いかける、そしてその熱量だったり、スガシカオさんの情熱だったり、そういったものを感じていただければ。そして最後のハイライトなんですけど、ラップのパートと完全に音をリンクさせてるステップとかもあるので、そういったパートも見ていただけたら嬉しいかなと思います」
(7月2日 14:29~放送予定 『メ~テレ60周年 Fantasy on Ice 2022 in NAGOYA』より )



