美穂です。
占星術では、「天体」ではなく「感受点」といわれる大事な天空の点(ポイント)がいくつかあります。
まずは、「アセンダント(AC)」。社会と関わるスーツの部分です。
それから、「MC(エムシー)」という社会的使命を表すポイント。
「バーテックス(V)」、集団性から押し付けられることで生じる環境との関わり方。
「アンチバーテックス(AV)」、集団性から押し付けられる個人の使命。
「パート・オブ・フォーチュン(POF)」、幸運の在りか。
そして、「ドラゴン・ヘッド」です。
※関連記事:
ドラゴン・ヘッドは、ドラゴン・テイルと併せて「ミステリーポイント」と呼ばれたりしていて、とても神秘な場所です。
ホロスコープ上でのマークは、赤丸場所のこんな感じ↓
ヘッドホンみたいなマークです。
テイルのマークは、在ったり無かったり。在る場合は、このヘッドホンマークをひっくり返したようなマークです。
占星学の観点から言うと、ヘッドとテイルは、太陽と月の軌道が交わる場所です。
各々の軌道は少しズレていて、同じ道を通っていないのです。
交わる場所が2ヶ所あり、北に位置する昇交点がドラゴンヘッド、南に位置する降交点がドラゴンテイル。
また、「ノード」という言い方をすることも多いです。ドラゴンヘッドを「ノース・ノード」、ドラゴンテイルを「サウス・ノード」と言います。
ホロスコープでは、ドラゴヘッドとドラゴンテイルは、何を表すのか?
・ドラゴンヘッド=今世、取り組むべき課題
・ドラゴンテイル=過去世で何度も繰り返してきたこと
です。
ドラゴンヘッドは、今世の課題を表しています。
勇気を持って飛び込んでいく未来の扉の在りかを表しています。
ドラゴンテイルは、過去世で何度も繰り返してきて、努力なくして出来てしまう箇所を表しています。
人間は無意識的に生きていると、ラクな方であるテイルの方に傾きがちです。
テイルの職業に就いちゃっている人もいらっしゃいますね。
ですがテイルは、今世、発展していかない部分です。道が拓いていかない部分です。
テイルの職業に就いている方の中には、そう感じている方もいらっしゃるでしょう。
もう過去世で何度も経験してきているので、今世の成し得る、魂を磨く事柄とならないからです。
ドラゴンヘッドは太陽、ドラゴンテイルは月と、意味合いが似ています。
ですが、ヘッドは、魂の経験値が低い分野なので、太陽より苦手意識や腰が重い感覚、勇気が要る感覚がある事柄かと思います。もちろん、他の天体や感受点との絡みで異なってきます。
ドラゴンヘッドのある所には「飛び込んでいく」というのがポイントです。
「イヤだ」「コワイ」といって、逃げていたら、一生、ぼやけた人生になるんでしょうね・・・
私もまだ道半ばの身ですのでなんとも言えませんが、引っ掛かりが在るポイントであることは確かです。
ドラゴンポイント(ドラゴンヘッドとドラゴンテイルの総称)は、約18年かけて12星座を一周します(逆回りに進みます)。
よって、同い年の人は大概同じ星座なので、ハウスも重視します。
ドラゴンヘッドは、何座にあって、何ハウスに入っていますか?
私のドラゴンヘッドは、山羊座にあります。私と同い年の方は、山羊座にあることが多いでしょう。
この年齢の人は、仕事が自己表現の大きな柱のはずです。
そしてハウスは、私の場合は、8ハウスに入っています。
8ハウスは、蠍座ハウス。蠍座が管轄する「場所」に飛び込んでいくということですね。
ドラゴンヘッドがある場所は、太陽やMCや土星の事柄同様、積極的に取り組んでみて下さい。
私も目下取り組み中の身です。
アセンダント同様、「ご縁」のポイントでもあります。
今世、出会うべき人と出会えたり、人生が拡大するようなチャンスが舞い込んできたりと、かなり大事です。
相性を見る時にも重要なポイントですよ。
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