自民党総裁 | miguel664のブログ

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自民党は総裁選に向けて活況を呈している。

メディアも大きく取り上げる。

現在立候補するとみられている議員が10人、うち数人は明言している。

当人がどう意図していたかは知らないが岸田総理とすれば理想的展開になってきた。

こうして話題をさらって総裁を変えれば来るべき総選挙でも有利に働く。

 

次期総理にふさわしい人は、という世論調査では毎回石破または小泉の名が出る。

これは一般国民の人気投票のようなものであまりあてにはならない。

実際に選ぶのは自民党員と自民党議員である。

とくに決選投票となればほとんど議員が決める。

そこで議員の間での人望、あるいはそれこそ人気が左右する。

そしてそれ以上にだれを看板にしたら自分の次の選挙に有利かが最大の動機になる。

結構くだらないものである。

 

そこで総理を国民が直接選ぶことができないのはどんなものかという意見がある。

しかし、直接選挙となれば上記人気投票となり、どこぞの大統領や、どこかの知事のような人物が選ばれてしまうことが起きうる。

それも困ったこと、一長一短である。

 

某ワイドショーでのこと、一番に立候補表明した小林氏は外観もよく、身長186センチだそうである。

あきれたことにこの外観に期待する人もいる。

一国の元首となれば大柄で見栄えがする方が頼もしく見えるかもしれない。

 

昔、小村寿太郎という人がいて小柄だった。

外交官時代に中国の大きな人と対面した。

日本人はこんなに小さいのかと揶揄するように問われたのに小村答えて

「我が国では古来大男総身に知恵が回りかねといって、そういう人に国家の大事は任せないのである」

といったと言う話が「坂の上の雲」に載っている。

 

欧米で三大英雄といえばアレキサンダー大王、シーザー、ナポレオンであるが、この3人の共通点は小柄、左利きだそうである。

英雄といえば軍事の分野と思うが、この3人が個人技の格闘術に優れていた訳ではなく、人を動かしたのである。

日本では義経も秀吉も小男で軍事の才人である。

これらの例は劣等感の克服という解釈ができるのかどうか。

 

それはさておき、もし見栄えのよさで総裁を選ぶのだとすれば、その程度の議員を選んできたということである。

 

今回名前の上がっている人の中には小林氏を含め、東大、ハーバードという経歴の持ち主が4人もいて、昨今の自民党総裁選にはなかった眺めではある。