陰謀論 | miguel664のブログ

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陰謀論というものがある。

世の中はだれかの陰謀によって動かされている、とするもの。

その誰かは個人であったり、ユダヤ人であったり、フリーメースンであったりする。

 

コロナがはやったころ、と言っても今もなくなったわけではないがコロナの最盛期に、これは某国の陰謀によるものだと言う説が出たし、待望のワクチンができたときも、これは中にマイクロチップが入っている式の陰謀論が出た。

 

日本の真珠湾攻撃、ルーズベルトは知っていたのに現場に知らせず、日本に最初に手を出させた形にして参戦した、という陰謀論がある。

アメリカが日本の暗号を解読していたのは事実で、手交が遅れて評判を落とした最後通告も疾うに読んでいたのは事実であるが、読んでいたのは外務省文書だけであり、海軍の暗号はわからなかったから真珠湾攻撃は知らなかったのが事実らしい。

 

同じような話で、日本の機動部隊が太平洋を東に向かうのをイギリスは察知していたが、チャーチルはあえてルーズベルトに知らせず、アメリカを戦争に引き込んだのだ、と言う陰謀論もある。

 

それから80数年経過。

先日モスクワ郊外のコンサートホールでISによる銃撃テロ事件が起き、100数十名の犠牲者が出た。

これにはアメリカがすぐに反応、直前に情報をつかんでおりロシア政府に注意喚起をしていたと言う。

ウクライナをはさんで敵対関係にあるが対IS等のテロに関しては連帯しているのだという。

ロシアはこの情報を黙殺し、結果テロ事件は起こってしまった。

その後プーチンはテロの背後にウクライナがいると強弁を始めた。

 

何でも政治的プロパガンダに利用しようとする根性はたいしたものだ。

ついでに、アメリカからのテロ情報も単に無視したのではなく、わざとテロを起こさせてウクライナのせいにするのに利用したのではないかと言う陰謀論が成り立つ。

 

テロの実行犯を含む一味はすぐに拘束されたくらいだから、あながち空想とばかりはいえない。

 

そしてそして、

その一味はウクライナに逃げていたと言うが、実はベラルーシに逃げていたのだと、ほかならぬルカシェンコが言っている。

 

まことに奇々怪々。