昨日、「うまれる」と言う映画を観てきました。

100席ぐらいの小じんまりしたシアターにお客さんは、20人位でした。
既に館内は予告が始まってて暗くてよく見えなかったのですが、やっばり女性ばかりのようでした。

内容については、あまり触れない方が良いと言うよりも、私がここでどんな美辞麗句を並べたてても、実際に映画を観て伝わる感動とは比べものにならないと思うので、この映画のホームページで紹介されている文章だけ紹介しておきます。

「うまれる」は、妊娠・出産・育児をテーマに、命の尊さ、自分自身の原点、家族の絆、人とのつながり、そして生きることを考えるドキュメンタリー映画です。
うんでくれて、うまれてくれてありがとうと、涙できる映画です。

「うまれる」ホームページ
http://www.umareru.jp/index.html

私も何度か感動で涙がこぼれたシーンがあり、もちろん周りの女性も泣いているようでした。
私は、中でも3人目の出産予定日にお腹の中で亡くなられたご夫婦の様子をアニメで描いているシーンでは、涙どころかあやうく声を出して泣きそうになり、それは、あまりに恥ずかしいので、画面を見ないようにして我慢していました。

上映が終わり、場内が明るくなり、席を立とうと周りを見たら、私以外の男性はすぐ前の席に居たカップルだけで、後は全て女性でした。
入ってきた時は、暗かったのでそれほど違和感は感じなかったのですが、明るいし、散々泣いた後だったので、なんかとても気恥かしくて、そそくさと出てきました。

上映中も、帰りのバイクを運転しながらも、息子を授かった時、元妻の妊娠中、そして出産・育児と、自分はどうだったのか思い返してみると反省ばかりでした。

特に非難されるほどのことはしていないし、それなりにやることはやったと思いますが、大きなおなかを抱えた妊婦は、掃除機をかけるにしても、ご飯を食べる時にしても、前かがみになるだけの少しの動作でも辛かったり、初めての出産に向けての心細さにどれだけ寄り添い支えてあげられてきたか、それは、全く充分ではなかったように思いました。

この映画は、母親が妊娠・出産・育児する姿と、それに寄り添い父親になって行く夫たちの姿などを描いていますが、その姿と生まれてくる子どもへの愛の深さは、何にも代えがたい美しいものです。

ただ、私のように、物心つく前に両親は離婚し、気付いた時には既に今の母がいたわけで、その母から深い愛情を注いでもらった私は、なにも親子の愛は、お腹を痛めて産んだ子供にだけ与えられるものではないと思うし、産んでくれた母には、この映画のホームページにあったように「うんでくれてありがとう」と言う感謝ではあるのですが、生まれた後愛情を注いでもらった実感が無いからか、どうしてもその感謝の気持ちは薄れてしまいます。

ただ、この映画で描かれているご夫婦は、みんな深い愛情でわが子に対して向き合い、必死に生きています。
でも、同時に世の中では、幼児・児童虐待事件が後を絶たず、そのギャップはどうしてなのかと考えずにはいられません。

全ての母親に完璧な母性があると決めつけるのは危険だし、本能だけで子育てをする動物でも育児放棄をするものもいるわけだし、母親は神聖で善であり絶対的なものであるとの思い込みが、逆に女性を追い込むこともあります。

思うように育児ができなかったり、自分の思い通りにならなかったり、夜泣きがひどかったりすれば、自分に自信が持てなかったり、自分に母性が足りないのではと、自分を責めたりもするでしょう。

そんな時に、夫や周りの人から「母親なんだからしっかりしなさい」などと言われたら、余計に自分を責め追い込むことになるでしょう。

時間にも心にも余裕がなくなり、出来ない自分を責め、周りに助けを求める人も場所もない。
あったとしても、自分が母親として悪いのではとの想いがあれば、そんなところにも相談に行きにくくなるのは当然です。

ただ、この映画に描かれている4組のご夫婦では、妊娠・出産・育児の脇役であるご主人が、しっかりと寄り添い妻を支え、一緒に悩み苦しんでいる姿がありました。

もしかしたら、そんなところにヒントが隠されているのかもしれません。

この映画を見れば、親、特に母親の愛は、何物にも代えがたい素晴らしいものであると感じます。

お子さんがいる方にとっては、そのお子さんが生まれた時の感動を再び呼び起こしてくれて、同時に自分が生まれた時も、自分の母親が同じような思いで自分を産んでくれたであろうことが、感じられるでしょう。

それは、母親に限らず男性も、同じです。

生まれてきた子どもは自分の遺伝子を受け継いだ自分の分身です。
昨日発表された2010ユーキャン新語・流行語の一つに「イクメン」が選ばれていました。

ただの流行りに終わらせず、子育てに係るのは、妻をサポートするだけではなく、一人の人間を育てる大切な役目であり、自分を見つめる良いきっかけにもなるのではないでしょうか。

母親とは何か。
父親とは何か。
夫婦とは何か。
親子とは何か。
自分とは何か。

そんな迷いのある方は、是非ご覧ください。
何かが見つかると思います。

女性ばかりではなく、是非男性にも見ていただきたい映画でした。

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