昨年11月29日、東京メトロ・東西線「東陽町駅」で白杖(はくじょう)の男性が線路に転落、命を落としてしまう事故が起きました。

当時、ホームドアは工事中でドアは開いたままでありました。

ホームドアの稼働開始予定は2021年・2月4日でしたが、乗客の安全を優先しての前倒しで今年1月30日から使用開始となっていると聞いていました。

  

今日、久しぶりにホームに立ちましたら…東西線のシンボル・カラーである青のラインが入ったドアが設置されていて、これで線路への転落事故や電車車両との接触事故もなくなると思います。

やっと稼働開始されたホームドアで安全がひとつ確保されたのですから、あとはスマホを見ながらの危険な「ながら歩き」を止めて頂き、人との接触事故に気を付けることが大事でありましょう。

わたくし、数日前から下・前歯の数本が知覚過敏になってしまい、ヒュッと息を吸っただけで歯の先端が沁みて沁みて我慢の限界に達し、掛かり付けの歯科医である飯田橋・日本歯科大学付属病院(通称・ニッパ)の予約を取り付けました。

「不要不急」が「有要有急」になってしまいましたが、患者さんで院内が混まないよう上手に振り分けられており、いつもよりゆったりとした気分で治療を受けられたように思います。

治療と言ってもエナメル質が歳と共に剥がれて起きる知覚過敏には応急処置しかなく、しばらくすれば塗った薬は効力を失ってしまいますので、また沁みてきたら予約を入れなければならぬでしょうねぇ~

今日はそれに加えて歯の定期健診と歯磨きをお願いして、終了!

ちょうど15時…お八つに神楽坂下・紀の善で「胡桃しるこ」を食べて行きたいのですが、きれいに歯磨きを済して頂いたあとだし…「緊急事態宣言」が延長されたこともあるし、ちょっと考えちゃうなぁ~

ここはグッと我慢しましょう。

  

しかし…ここで真っつぐ帰ってしまったら電車賃が勿体ない、ついでに歩数も稼ごうと思うところが、わたくしのセコイところ。

ここはニッパの横・早稲田通りを下って九段下駅まで歩くと致しましょう。

日本歯科大学を見つつ富士見町から歩いて間もなく、暁星学園幼稚園、小中高等学校の校舎が見えて参ります。

今、活躍している歌舞伎役者・九代目・市川中車(いちかわちゅうしゃ・香川照之)、四代目・市川猿之助、十代目・松本幸四郎などなど…故・中村勘三郎もそうでしたっけ。ホント数えたらキリがございませんが、昔は歌舞伎役者の子が多く通う男子校でありました。

近ごろでは青山学院大学付属幼稚園の方に通わせている率が高いと聞いていますが…どっちでもいいやっ!

でも…あの頃、適当な歌舞伎役者に出会って恋を育んでいたら、わたくしだって今ごろは「梨園の妻」なんぞと言われていたやも知れません。

あ~懐かしい九段中学校の案内版が掲げられております。

「あれ?中等学校?」…そうでした!

2006年・平成18年に都立の中高一貫校として6年間の中学教育校として受験して入る都立中学校となって開校したのでした。

都立九段中学校は近くにあった都立九段高校と合併し、場所も少しだけですが移動したようです。

元の場所は校門の前が暁星学園、お隣がフィリッピン大使館、そのまた隣が和洋女子学園、後ろがグランドパレスホテルとなかなか格調高い千代田区富士見町にありました。

そのグランドパレスホテルの壁沿いにプールが作られ、建物の陰になって夏でも寒い授業で見学者続出!

水泳が苦手な子が多かったように思います。

「えっ?」

ここかなぁ~と思った正門には「お茶の水小学校」の学校名と「千代田区立・九段小学校」に変わっててビックリであります。

電柱の所番地が九段北に変わりますと、あの「白百合学園・中高等学園」の校舎が見えて参ります。

それぞれの学校には校庭が見えないよう高い塀で囲まれていて、何十年ぶりかで歩いた街がすっかり様変わりしておりました。

都立九段中等学校の入学試験は昨日・2月3日に行われたそうで、今日が合格発表があったことと思います。

脇道をヒョィと抜けたと思ったら…靖国神社の参道、第一鳥居・大鳥居の横に出ていました。

だいぶと日が傾いて傾いて来たようです。

参道の真ん中を見やれば木村益次郎の銅像が小さく建っています。

迷路探索・少旅行を楽しんだ気分であります。

スマホの万歩計を見たら…6、000歩をゆうに越していました。

これなら今日のノルマはクリア!

坂を下りて九段下駅から東西線で帰りましょう。

ここはすでにホームドア・設置済みとなっておりました。

「あ~お腹空いたぁ~」