黄緑色の新緑にきらきらと陽が当たっていた初夏…

日に日にその色の濃さを増し、焼けてしまいそうな暑さに耐え、紅葉や銀杏、桜の葉が見事な朱色・黄色と鮮やかな色に染まる季節となりました。
「霜降」の末候『楓蔦黄
(もみじつたきなり)」が巡って参りまして、東京のど真ん中にあります公園の水辺には、奈良・竜田川(たつたがわ)も真っ青の紅葉が見られますもみじ 

             

俳句の季語ですと紅葉と書いて「もみじ」と読みます。

または「もみぢ」の字を当てることもありますが、私は『じ』が『ぢ』になりますと、どうも品のないような気がして良い俳句を目にしましても『ぢ』を連想してしまい、みなから人品骨柄を疑われている始末であります。

赤く染まれば「紅葉」…こうよう

黄色く染まれば「黄葉」…おうよう

茶色く染まれば「褐葉」…かつよう…と呼ばれます。

私などもどちらかと言いますれば、萎びた茶褐色・褐葉に染まればしめたものでございますが、今年ばかりは還暦を迎えましたもので、真っ赤な紅葉に染まっております。

           

そろそろ関東でも紅葉前線が南下して参りましょう。

みなさまはどこぞへ紅葉狩りに行かれますでしょうか?

私は北海道の兄から送られた来た真っ黄きに熟れたカボチャでも煮てみましょうかねぇ汗

本日は旗日・文化の日であります。

今年に入って第16番目の祝日となっています。

日本国の憲法が公布された日が文化の日となったわけですが、文化にもいろいろございます。

少し前でしたか…「文化や芸術は不倫の中から生まれてくることもある」と言った芸能人がおりましたが、不倫からどんな文化が生まれてくるのか…もう少し具体的に言って頂きたかったと思います。

先週からわたくしの顎が思うように開かず、欠伸など大きく開けた口を閉じるときに激痛が走りますもので、欠伸もまゝならぬ難儀な日々を送っております。

日本歯科大学付属病院の予約を取ったはいいのですが、顎どころか耳までも不都合が生じたのか、予約の日にちを間違えて聞いてしまい、5日とのことでした汗

食欲の秋真っ盛りだと言うのにわたくしの食文化はお預け状態でして、なんでも細かく切り刻んで口に押し込んで頂いていると言うまことに貧しい食文化であります。

「それってサ、もしかしたら顎関節症ってのじゃない?」

「えっ?なに?ガクガクシカジカ?」おとめ座

「がくかんせつしょう。カクンって顎が外れたら、もの凄~い激痛なんだってよ」

娘が脅しをかけて来ます。

もうずい分と前になりますが、あの永六輔さんが、あの長い顎を外したことがあるとラヂオで聞いたことがあります。

こちらの『ヂ』はカタカナなので、さほど下品には聞こえません。

その永さん、夜中に突如下顎が外れ、いくら閉じようにも開いたまま、よだれがダラダラ…救急車を呼ぶも、顎が外れておりますから思うようにしゃべれぬ…なかなかこちらの言うことが理解してもらえなかったそうです。

現代の日本には、いろいろな国から多種多様な言葉を話す外国人が滞在しています。

英語やフランス語、韓国語や中国は当たり前の対応ですが、顎が外れた人が何を話しているか理解できる人が119番にいてくれたら、こんな心強いことはありません。

永さんはとにもかくにもタオルで顎を押さえながら病院に駆け込んだと言いますから、まだまだお若かったころの災難かと思います。

「1度あることは2度ある」の言葉どおり、それから恵方巻きを食べようと大口を開けたとたん、また外れたと言っておりました。

『2度あることは3度ある』…そのあと、顎が外れたとは聞いてはおりませんが、とても恥ずかしくて、ただ公表していないだけかも知れません。

「お母さんもね、人のことはいいからね。大人しくしてなさいよ!」

顎に5寸釘を刺して、娘は帰って行きました!

せめて…江戸前の食文化・握りがすっと入るくらい開けられるようにして頂ければ、多くは望みません!