夕刊・朝刊ともに、一面トップの見出しは「羽生・金」…
号外も出たほどの吉報です
映像で見る男子フィギュアスケート・羽生結弦選手の快挙に、思わずガッツポーズ
届けられた活字で読むその活躍に、改めて胸が高鳴っていくのを感じました
オリンピック・7回出場にして、念願のメダルに輝いた葛西選手の両手には、高々と上げた日の丸がソチの風にはためいていました…
そのなんと美しいこと
わたしたち日本国民のひとりひとりが、誇りを持って見上げた国旗掲揚でした
もう帰国の途に就いた選手の方々、本当にお疲れ様でした
孫のような年頃の坊ちゃん・嬢ちゃんであります
若くして、才能があるが故に味わなければならぬ挫折を思うとき、己の平凡さにホッとするとともに、少しの淋しさも覚えます
真っ昼間から申し訳ないと思いつつ、41歳メダリストに敬意を表し、銀色スーパードライ・ノンアルコールに、シルバー・ヘラを付けて乾杯といきますか
深川でヘラと言えば、そう
もんじゃ焼きであります
江東区・亀戸には、葛もちやら餃子やら味噌やらといろいろ名物あれど、これは私も知りませんでした
もんじゃ焼きをそのまま入れたと言う、その名も「もんじゃまん」
「もんじゃまん」と言いましても、そんじょそこらでは売っておりませんで、亀戸駅から5分…「梅屋敷」での専売となっています
見事なヘラ捌きをお見せできないのが残念ですが、蒸すこと10分
ほっかほかのもんじゃまんが蒸し上がりました
ふたつに割ってみますと、確かにもんじゃ焼きのソースの香ばしい匂いはして来ます
よく目を凝らして見てみますと焼きそばが入ってるぅ
シャキシャキ感が微妙な感じで残っているキャベツも、ソースで真っ茶色になったひき肉も入っていまして、私が子どものころ駄菓子屋で食べたもんじゃに比べ、はるかに上等なもんじゃが仕込んであるようです
「あのサァ、これで金・銀メダリストを祝うってなんか寂しくない」
「気持ちよっ気持ちそれに、思ったより美味しいじゃん」
「うん、思ったよりはな」
お互い、どう思っていたのか…深く追求しない常識を備えております
世の中ではこれを「亀の甲より年の功」と言っておるとか…
何しろ、亀戸名物ですからね
さぁて…これで、「金・銀・銅」とみっつのメダルが揃いました
グラスを高く上げて「かんぱぁーい」