今回は文化勲章画家、杉山寧先生の朝顔の図を掛軸に仕立てるまでをご紹介します。
まず日本画家には名前に「山」のつく有名画家が多くて、東山魁夷、杉山寧、高山辰雄は日展の同世代の日本画家と して「日展三山」と呼ばれています。この三人に創画会の加山又造、院展の平山郁夫を加えると俗に言う「五山」になります。
先日もNHKの日曜美術館で特集されてました。
本紙の汚れやシミを取り除きます。
絵の具の剥落に注意して、水洗い作業をします。
綺麗にシミが抜けました。
デンプン糊にて裏打ち作業をします。
後日また続きの仕事を紹介します。
表具屋にとって、五山の一人の本紙を扱うことは、すごく貴重だしまじかで墨や絵の具のタッチが見れます。
表具師として後世に受け継がれるよう、昔ながらの技法で修復したいとおもいます。
そしてこの仕事に携われることを感謝したいと思います。
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