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日付がかわり、33となり、

 

日本の色彩のこどもたち、

 

極彩鳥の天のヒナと地のヒナが、

 

卵から孵ります。

 

 

 

 

 

 

 

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ちりんちりんと、鈴の音がその殻を壊し破り、

 

色彩の奔流が、割れた卵から勢いよく噴出されます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

色彩は一気に広がります。

 

そして弾け、この世の中のあらゆるものに、

 

その存在を確かめるかのように、

 

色のぶつかりを始めました。

 

 

 

 

コアに眠っている、あらゆる存在の核としてある、

 

意識の色彩に向けて、ぶつかっているのです。

 

 

 

 

人間の思念が神として支配していたこの世の中、

 

あらゆる物質は全て、人間の思念がそれを包み込むように覆っています。

 

私たちは、人間の魂だけでなく、

 

人間が知っているすべて物質において、

 

コアである世界の意識を、人間の思念に閉じ込めていました。

 

 

 

 

 

ヒナの色彩の奔流は、さえずりの歌音として、

 

あらゆる物質の色彩のコアを、ノックします。

 

 

 

 

 

トントン、トントン、

 

起きて起きてと、

 

コアの色彩をノックし、そして、

 

同じように私たちと歌いましょうと、

 

色彩のさえずりにコアを誘います。

 

 

 

 

 

コアは震えます。

 

さえずりと同じ音階で、自分をふるわせます。

 

色彩の振動です。

 

 

それにより、コアにまとわりついていた人間の思念を、

 

振り落とします。

 

 

 

 

 

 

昨夜は、このさえずりでとても賑やかな夜でありました。

 

 

 

 

 

そしてこれは、人間の脳でも同じようにされています。

 

魂は、剥がされないように脳に焼きつこうとしがみついています。

 

 

 

さえずりは、人間の原初の意識の色彩をノックし、

 

一緒に歌おうと誘っています。

 

脳は揺れています。

 

 

 

魂は、剥がされまいとしがみつこうと、

 

必死に脳に爪を立てています。

 

 

 

 

コンコン、コンコン、

 

色彩のさえずりは続きます。

 

 

原初の意識にまで届くよう、強く深く歌います。

 

強く深くその歌音を響かせ、脳を揺らし続けます。

 

 

魂の層を全て振り払い、落とし切るその時まで、

 

さえずりはえんえんと人間に届き続けます。

 

 

 

 

 

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魂が剥がれたものから、

 

さえずりによる揺れはおさまり、

 

色彩の存在が確定します。

 

 

 

 

ヒナは生まれてからすぐに、

 

存在がこの世に確定されてからすぐに、

 

存在の確定のために、存在できないものの退けをしました。

 

 

 

 

ヒナ自体が、存在の力そのものであるということ。

 

 

 

 

今まで存在はゼロとしてあり、

 

そこを生かすためにはプラスのイチを加えなくてはならず、

 

消すためにもマイナスのイチを与えなくてはいけず、

 

その存在をどうするかは、全て人間がそこに力を加える、

 

その決定権の中にありました。

 

 

 

しかし天地の存在はゼロではなく、

 

存在の時点ですでにイチの力が加わっています。

 

 

 

だからこそ、存在しえないものはそれがある時点で、

 

マイナスイチの力が派生し、

 

存在が消されるための力が自動的に派生します。

 

 

 

世界の意識に分与された人間の原初の意識に、

 

今までただあるだけで意味のなかったゼロだったところに、

 

存在の確定というプラスイチが派生したことで、

 

そこをかき消そうとしていた魂の存在に、マイナスイチがかかったのです。

 

 

 

 

 

今、この世の中では、

 

マイナスイチとなるであろう存在が、あまりに多くある社会になっています。

 

 

今、これから、何か素敵なものが確定されて出てくる前に、

 

それを打ち消していたもの、それを打ち消そうとしていたもの、

 

それを隠そうとしていたもの、あまりの多くのごまかしが、

 

まずはマイナスイチとして、多大な力として動きます。

 

 

 

 

そして大きなマイナスイチの裏で、

 

存在の確定はひっそりと一粒の色を生み、

 

色彩の子供として、この世界に色をつけていくこととなり、

 

ひなは成鳥し、色は世界に飛び立ちます。

 

 

 

 

 

 

 

mie.

 
 
 
 
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