こんにちは!
今日も読んでくださりありがとうございます❣️
このブログでは、1万人以上の母子を
日替わりでお届けします。
こんにちは、さとみんです。
今日は、私がまだ若かりし頃、
ある女性の出産に立ち会った時の
忘れられないエピソードを
お伝えしますね。
40代、初めての妊娠と出産への不安
その方は40代で初めて
赤ちゃんを迎える女性でした。
予定日を過ぎても陣痛は来ず、
私が担当した日には、
朝から促進剤を流して
陣痛が始まるのを待ちました。
お産が始まるようにと、
体を整えるケアをしながら
一緒に一日を過ごしました。
「本当に私、産めるのかな…」という気持ち
彼女は不妊治療で妊娠したのですが、
妊娠までに時間がかかり、
「私、本当に産めるのかな…」と、
不安だったそうです。
促進剤を使ったとは言え、
自分の陣痛が始まらないことには
赤ちゃんは産まれません。
その日は、陣痛が来なかったため、
赤ちゃんに会うことはできませんでした。
翌日、再びめぐりあえたお産の時間
翌日、陣痛がきて、夕方には
いよいよ出産というタイミングに。
偶然にも、私は夜勤で再び
彼女のそばに居ることができました。
「また会えましたね」
「もう少しで赤ちゃんに会えますね」
そんなふうに声をかけながら、
陣痛の合間に体をさすったり、
呼吸を一緒に整えたりしていました。
お産を介助する助産師と共に
陣痛を乗り越える彼女の表情を見ながら、
私はただ一緒に、そこにいました。
「私、産めないと思ってた。でも、産めた」
そして夕方。
ついに赤ちゃんが元気に生まれました。
「おめでとうございます」
と私が伝えると彼女は、
私の手をぎゅっと握りながら、息を整えて
私の目をじっと見つめ、こう言ったのです。
「私、子どもを産めないと思ってた。でも、産めた。」
その言葉を聞いた瞬間、
私は胸がぎゅっとなりました。
その一言に詰まっていた、女性の力
「産めないと思ってた。でも、産めた」
たったそれだけの言葉の中に、
これまでの想い、葛藤、不安、希望、
すべてが詰まっているように感じました。
その一言には、「女性の力」が
まるごと詰まっていたんです。
出産は、自分の力に出会う時間
出産というのは、
赤ちゃんを迎えるだけではなく、
女性自身が“自分の力”に
出会う時間でもあると思っています。
「私にできるのかな」
「ちゃんとママになれるのかな」
そんな不安の中で迎えたお産のあとは、
「できた」「私にも力があった」ことに
気づける時間が必要です。
私自身も“力”と向き合っている
私自身も、今助産師たちと
新しい取り組みをしていく中で、
「自分の力」に改めて
向き合っているところです。
助産師として、ひとりの女性として、
何を届けたいのか、どんな人生を
創っていきたいのか。
時間をかけて、自分の内側の声に
耳を澄ませています。
あなたの中にも、眠っている力がある
妊娠中の迷いや不安、
「私らしさって何だろう?」という
揺らぐ気持ちもすべて、
あなたの中に眠っている力が
目を覚まそうとしているのかも
知れません。
出産はゴールではなく、新しいスタート
出産は、ゴールではなくて
新しいスタートです。
それは、赤ちゃんだけでなく
「新しい自分」に出会う
チャンスでもあります。
どうかあなたの中にある力を信じて、
どんなあなたも、まるごと大切に
してほしいなと思います。
あなたと、あなたの中にある力が、
これからどんな花を咲かせていくのか、
私たちも楽しみにしています。
最後まで読んで頂きありがとうございます♪
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