議会だより14.03

議会で一般質問した内容を市民の皆様に


報告している「いわで議会だより」


は、質問した議員が原稿を堤出し作成されて皆様のお手元に配布されます。


しかし、私の堤出した原稿が大幅に改ざんされいましたので、


昨年、和歌山地方裁判所に


「著作権侵害」として提訴しました。


その後、被告の弁護士から回答があり


それに対する下記「反論書」を出しております。


次回、口頭弁論は3月5日午前10:00から行われますので、傍聴にお越しください。





平成26年(ワ)第569号 損害賠償請求事件

原 告 尾 和 弘 一

被 告 岩 出 市



準備書面 1


平成27年2月3日

和歌山地方裁判所 民事部イ係 御中

                    原 告  尾和 弘一 


原告は、以下被告の答弁書に反論する。

                

第1 「いわで議会だより」について


(1)  議会の常任委員会が編集、発行作業を担当し、議会が発行するものであることは認める。

 しかし、原告が提出した原稿を編集することにつき、各議員から了承を得ているとしているが、原告が事前に原稿の変更、改変を認めたことはない。

 また、校正することにつて「申し合せ」がなされていると主張しているが、原告はその申し合せ事項の協議、決定に参加しておらず同意したものではない。

仮に校正が許されるとしても(4)に詳述するが、その範囲は文字数やイラストのスペース等に限定されるべきであり、本件校正はその範囲を逸脱し、校正は著作権者の承認が前提であるが本件はその条件を満たしていない。


(2)  被告が「乙第2号証の2」原稿作成の注意事項として証拠説明書としていますが、原告には、この文書は送達されておらず受領していないものである。(甲8号証)


(3)  被告は、原告が提出した原稿は著作物とは言えないと主張しているが、原告が岩出市議会本会議において一般質問した発言内容は、その時点で、思想、信条及び感情を創作的に表現したものであってこの時点でこの発言は原告の著作物である。

 この著作物の内容を纏め編集し作成したものであり、著作物であることは明らかである。


(4)  被告は、原告の原稿が編集されることを前提として広報委員会から依頼を受けて、本件原稿を作成し、提出したものであるから、提出した時点で同一性保持権はそもそも存在しない、もしくは放棄されていると言えると主張している。

著作権法による同一性保持権とは、その第20条 に「著作者は、その著作物の内容や題号の同一性を保持する権利を有し、その意に反してこれらの変更、切除その他の改変を受けないものとする。」とされており、著作権者が改変(編集)を容認した場合はその限りでないとされているが、本件原稿が編集されることを前提に提出したものであったとしても、著作権者の了解無しに編集されることまで容認されたものではなく、本件では原告はこの編集を了解していないから、同一性保持権は未だ喪失していないと言える。

但し例外的に改変が許される場合として同上第2項第4項に「前三号に掲げるもののほか、著作物の性質並びにその利用の目的及び態様に照らしやむを得ないと認められる改変」とされているが、やむを得ないと認められる改変とは本件で言えば文字数やイラストのスペース等に限定されるべきであり、本件編集はその範囲を逸脱している。


(5)  被告は、「いわで議会だより」の性質、利用目的等から広報委員会において、各議員に協力が必要不可欠であり、協力を得てきたところであると主張しているが、原告の著作物を「原作」とし、新たに創作性を加えて創られたものは原作となった著作物とは別の著作物として保護される「二次的著作物」(第2条第1項第11号)であり、広報委員会が校正、編集したとしても、原告の了解は何人も否定できず必要な要件となっており、

広報委員会が、原告の承諾を事前に求めないで、一方的に問答無用として改変することは絶対に許されるものでない。


(6)  被告は、校正分について、文字の削減あるいは誤字の修正を目的にしたものであると主張しているが、本来、A4の紙面を最大限に利用し本会議にて一般質問し発言したものを原告が作成したものである。

提出した原稿について、誤字等の修正は最小限にすべきでありその時点においても原告の事前了解、承認を求めるべきである。


第2  以上のとおり、今回の被告の行為は、編集権の乱用であり著作 権者への不当な介入と言える。これを許すことになると原告の自由な思想、信条の表現が脅かされることとなり、岩出市民に原告が伝えたい内容が正しく公報できなくなる。

よって、速やかに被告の違法な行為について損害賠償を求めるものである。

以上