真夏日に小説はいかが? | みどりの丘歯科医院 院長ブログ

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『治療から予防へ』
『361/365日はあなたがホームドクターです』
をコンセプトに歯ブラシの処方を行い、ホームケアへつながる新しい予防の形を提案しています。みどりの丘歯科医院の院長ブログ。
日々の出来事や、歯に関する情報などを綴っています

今日は訪問診療日でしたが、昼から夏日でした。日差しが厳しくクーラーを効かせても車内はなかなか温度が下がりません。去年の夏の訪問診療を思い出しました。訪問診療は診療室を飛び出し、季節を感じることができるのですがその分、冬と夏はめちゃ大変です。

これから2、3ヶ月は厳しい暑さが続くと思います。なんとか乗り切りたいものです。

最近は東野圭吾さんをよく読んでいます。ラプラスの魔女、プラチナデータ、容疑者Xの献身、秘密あたりです。ちょっと前まで小説から遠ざかっていたのですが、つい読んでしまいました。読んでみると噂に違わず面白いのです。「秘密」は映画化もされました。観た様な気もするのですがはっきりと覚えていなかったので、小説を読んだ時も新鮮でした。至る所に東野さんのユーモアがちりばめられています。つい笑ってしまう場面も多数あります。反面、ストーリーの根底には主人公の悲哀が流れています。東野さんは人間をとてもクールにある一定の距離をもって眺めているように感じます。しかし、それは突き放すのではなく、どこか人間の持つ滑稽さを優しく微笑んでみているように思います。ちょっと仕事に疲れた時など、ビタミン剤を飲むより東野さんの本の方が効果があるのではないでしょうか。ストレスの程度を唾液で検査できる機器が出ています。歯科治療とストレスというテーマで調査してみたいと思っているのですが、どんな小説がストレスの軽減に効果があるか、個人的には非常に興味があります。きっと東野さんの小説は上位にあがってくるでしょう。