明日は遂に長女の卒業式です。私は診療が入っており、卒業式には出席できません。残念ですが、診療室から娘に、そして仲良くしてくれた友人たちにおめでとう、と言いたいと思います。ちなみに妻は父兄代表の挨拶を頼まれているらしく、さっきまで原稿を書いていました。おめでとう娘!がんばれ妻!
最近、妻は企業主導型保育園の立ち上げに関わったり、市内へのインチャイルドレコードの導入に関わったりと忙しくしています。以前、妻は「歯科医院の院長の奥さん」と呼ばれることが多かったと思いますが、最近は私が「岡田さんの夫」と言われる機会が増えた気がします。どないやねん!妻よ、まあ、体壊さん程度に頑張ってください。私は決して僻んでいません。結構そういう立場の方が好きです。
ところで昨日「歯科は売りか買いか」という内容で書きました。あれだとかなりビジネスライクな理由づけしかしていなかったので補足しておきます。歯科医療はあまりかっこよくはありません。ドラマにも取り上げられません。しかし、間違いなく患者さんの人生に関われる仕事です。その分責任も重いです。開業して7年あまり、毎日診療前には緊張します。プレッシャーは医科の先生同様強いものです。歯科は医療か?とこれまたネットなどではひどい評価を目にします。逆に聞いてみたいと思います。人の身体に不可逆的な外科的処置を加え、それが傷害罪で問われないのですから医療以外の何物でもないと思います。医薬品の処方も許されています。口腔内の疾患が原因ならば死亡診断書も書くことができます。ちなみに大学の授業では人体解剖実習も行います。即命に関わらないから医療ではない、と言うのはあまりに浅はかな見解ではないでしょうか?だから、歯科医師を将来の選択肢と考えている高校生諸君!!君たちの目指している世界は決して生易しい世界ではないけれど、きっと人生をかけて取り組む価値のある世界だと思いますよ。ちょっとだけ先輩の歯科医師として。