私の施設はリハビリテーション特化型デイサービスですので、よく退院後の方から利用の希望があります。
話を聞くと、介護保険の認定を受けている人は退院後に病院のリハビリテーションではなく、デイサービスなどの介護分野でリハビリテーションをするように言われたとのこと。
ということで色々な方々が来られます。
脳梗塞片麻痺、変形性膝関節症、腰部脊柱管狭窄症、糖尿病、認知症etc
まず結論から言いますが、デイサービスは外来リハビリテーションの代わりになるかという質問に対する答えは
「退院した人ならだいたいできる」
です。
入院時のリハビリテーションですと、担当が複数人ついて2時間から3時間ほど生活環境の管理も含め介入できますので、脳梗塞の初期など非常に難しい状況にも対応が可能です。
が、一般に外来リハビリテーションは40分程度で関節のモビライゼーションや麻痺側の促通、動作練習などが主となります。
なので、理学療法士などがいるデイサービスであれば、それに近いことを行うことができます。
もっと言うと、退院してからの方が人生は長いですし、なんなら退院した後の方がたくさんの課題が生まれます。
病院というのは長くても半年程度の付き合いですが、デイサービスは長いです。本当に長い。
私は一番長く関わっている方で10年を超えています。もはや家族に近いのではないでしょうか?
また、病院のようにほぼ毎日ではないにせよ、多い方で週4回会います。
さらに、要介護の方ですと自宅状況なども評価していきます。
本人の身体状況と環境を把握しながら、必要な運動量や目標などを設定していきます。自主トレーニングなども意欲がある人には指導していきます。
ここらへんは理学療法士の強みを感じます。
もっとデイサービスで働く理学療法士、作業療法士が増えると良いなあ…