5年前の今日、父が亡くなりました
晩年は入退院生活を繰り返し、わがままな父は病室で体が自由にならないのがイヤで
同じ病室に入院されている患者さんたちに迷惑をかける行為(夜中にベッド柵をガタガタするなど)をしたために、翌日から即 ナースセンター横の病室に替り数日は置いてくれましたが
病院に放り出されるように強制退院ともとれる仕打ちにに遭い、あの年の8月のお盆過ぎにケアマネさんの紹介で隣町にできた病院に転院することになったんです
その病院に入院するまでが大変でした
体がいうこときかない父の看病を家でずっと母がしてました
体が大きいので、下の世話が一番大変です
それに食べるものだって糖尿病・肝臓病・腎臓病をもつ父だったのでいろいろ制限があり
塩分控えめはもちろんやけど 味を薄くすると文句いうし
自分では何もしようとしない父だったので、何か用事があるとすぐ母が動いてました
ほんま、わがままな父に手を焼いてたわ
そんな大変さを聞いて、ケアマネさんがすぐに病院を探してくれた次第なんです
たくさん病気を持ってる重病患者を受け入れてくれる病院ってそうそうないのに
そこの担当の先生は快く受けてくださいました
その代わり、何があっても了解してくださいね・・という条件付でした
毎日、毎日 炎天下の中 母が電車や病院までの送迎バスで父の見舞いに行ってました
脳梗塞を起こしたことがある母だったので とても心配で私も平日は動けなかったので
土日に父の様子を見に行くことが多かったです
腹水がたまり はちきれそうなお腹を抱えて父は、ものすごくしんどかったと思う
母が行くと嬉しくて(顔には出さず)「そこのスーパーに行ってハマチのお造り買ってきてくれ!」
「たこ焼き食べたいから買ってきてくれ}ってそれはもう食欲は普通にありました
先生に聞くとそれらはダメ!って言われるし、でも食べたがってる父にアカンねんて・・ってよう言わんかった母は黙って買ってきてたらしい
送迎バスのおっちゃんとも顔なじみになり 食べたいもの食べさせてやり・・って言うてくれたようです
亡くなってから思うんよね あれもこれも食べさせてやりたかったなぁって
亡くなる前日も普通に食欲があり まさか翌日他界してしまうなんて思いもしなかった私たちでした
2007/9/12 午前6時半過ぎ 当時、飼ってた猫が窓から変な鳴き声をあげて帰ってきて
「や~ミィちゃん どしたん?」と言ってたら
すぐに病院から電話が入り「たった今、亡くなられました・・」と
家が好きで、家に帰りたがってた父。
ミィが父を背中に乗せて帰ってきたんやろか!?言うてたんです
あれから5年。 今日は父が大好きやったハマチのお造りとビールの買い出しにいこう!と思ってました
今日は休みの主人に(車出してくれへんかなぁ~!?)と淡い期待をしてました
「研修から帰って足も痛いし、近くのスーパーでハマチと何か甘いお菓子でも買ってくるわー」と言うと
主人が「気をつけて!」と冷たい言葉(´_`。)
付け加えて「15日にお墓参りに行くんやったら、今日はお供え要らんやん」とカチン!とくることを言うので
「○○ちゃんも、うちの立場になったらわかるわ!」とキレ気味で言うたった
「オヤジがもし亡くなって命日とかなったら弟夫婦はそんな法要とかせんやろなぁ~俺らがせなあかんな」と言うので
「弟達にも動いてもらわんとあかんで!あの弟が一番、お父さんに世話になってるのに動かんなんて許さんで」と言ってやった
「気つけて行ってきてや~!」という主人の言葉を無視し、母を連れてスーパーへ行き
父が好きだったハマチのお造り、甘いお菓子、ビールなどを購入してきました
仏壇をキレイにし、ビールとお菓子を供え、ハマチは私たちでいただきました
来年はもう七回忌になります
父よ 行くとこ行って もう生まれ変わってるんかな~
さっきも母と言ってたのですが、「どこにおるんやろなぁ?」
私たちの身近にいてるんかな(^▽^;)
また15日に墓前に行くから待っててやぁ(*^ー^)ノ
