寝違えて首が痛い
3日前に家のソファに座った状態で居眠りをした。
起きた時はなんともなかったが、だんだん違和感が出てきて、今ではかなり痛い。
上尾市内よりご来院。
状況を思い描き施術方針を決める
上下左右どっちを向いても首が痛い。
聞けば、ソファで座って寝ている時、長い時間首を下げたままの状態だったそうです。
その時の状況を思い描き、施術方針を考えます。
- 1.身体の後ろの筋肉は首から腰まで繋がっている。
- 2.首を下に向けると背中から腰にまで緊張が伝わる。
- 3.緊張した腰がソファの背もたれで圧迫される。
もしかしたら、そのソファの圧迫で腰が固まり、首に痛みを出しているのでは？
施術方針が決まりました。
まずは腰を緩めます。
首が痛い状態でうつ伏せになるのは辛いと思うので、横向きに寝てもらいました。
ベッドに横になるのも首が痛そうです。
当院独自の方法で腰を徹底的に緩める
人間の頭は7、8kgあるといいます。
筋肉は痛めると筋力が落ちるので、首を痛めると頭の重さを支える事が困難になります。
なんとか横向きに寝てもらい施術開始。
この症状に対して腰を緩める場合は、普通の指圧ではなく違った緩め方が効果的です。
腰はかなり緩んだので、横向きから仰向けになってもらいました。
まだ痛みが残っているのか、頭を重そうにしています。
首の痛みを治す重要なポイントはここ！
次に、腰と同じかそれ以上に重要な場所を施術していきます。
そこは首の治療の際に、普通の治療院ではほとんど緩めてくれない場所ですが、当院ではかなり重要だと考えている場所です。
その治療ポイントはどこか？
それは腕です！
腕は首の治療の際には、絶対に診るべき場所です。
なので、仰向けの状態で腕を徹底的に緩めました。
この時も普通の指圧では無く、少し違うテンションをかけて緩めます。
試しに仰向けのまま頭を少し上げてもらうと
「お！？片側だけ楽になってる！」
同じように反対側の腕も緩めて頭を上げてもらうと...
「大丈夫です！」
起き上がる時も痛みは無いようです。
最後に上下左右を向いてもらうとまだ少し痛みがありましたが、脇の筋肉を緩めると痛みはほぼ無くなりました。
これで寝違えた首の痛みは完治です。
【高橋先生の施術メモ】
今回の症状は、痛みの原因になった姿勢が想像しやすかったので、スムーズに痛みを取る事が出来ました。
普通に布団やベッドで起きた寝違えはこうはいかないケースもあります。
それでも痛めた時の状況を聞き、身体を探れば必ず原因はあります。
完治への近道は問診からの想像力と触診が大切です。
◆みどり整骨院の考え方◆
- 【1】当院の施術方針
- 【2】電気治療をしない理由
- 【3】再発しない根本治療
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