The Wizard of Oz, by L.Frank Baum (Puffin Book)


ストーリーの展開がとても速いので、早く読み終わりました。

「桃太郎」や「浦島太郎」などの日本のおとぎ話もどんどん先へ進みますが、そんな感じです。


幼い子どもには、ちょっとした小道具や言い回しが面白くて、多少の教訓もあってというだけのものが、大人が深読みをすると急にややこしくなる。


この本をこれから読む方がいるかどうか分かりませんが、「オズの魔法使い」その人は、ハッキリ言ってウソなんです。


何やかやとエメラルド・シティへたどり着いたドロシー一行。ドロシーはカンザスへ帰してほしい。かかしは脳がほしいし、ブリキの木こりは心、臆病なライオンは勇気がほしい。ところが偉大なるオズは交換条件を出す。・・・全部の内容を書いてしまいそうです。


読みながら思っていたのは、かかしは脳がなくても無能ではないし、ブリキの木こりは心が無くても非情ではないし、臆病なライオンは実は勇気があるということ。3人(匹)は自己申告しているほどの不足など初めから無いのではないか。


そうなると、オズはそのことに気がついていたのか、たまたま彼らを騙したのかということになるわけです。


結局、ドロシーの真夏の夜の夢という解釈でどうでしょう。


卒論に書けそうかな?いくらで?なんちゃって。レポートや卒論ぐらい自力で書きましょう。((o(-゛-;)