〜前回のあらすじ〜

羊水検査の結果が陰性だったことを受け、義実家と実家に報告した所

義実家からは暖かい声をかけられたにも関わらず、実母からは素っ頓狂な返答をもらい

あばばー( ̄□ ̄;)と固まってしまった私。

よせば良いのに実家に遊びに行く事になって…?

 

詳しくはこちら→羊水検査の結果を実家に報告①

 

 

羊水検査の件もあり、バタバタしていて父の日に何もしていなかった私は

ぷみこを連れて父の日の贈り物を持ち、2人で実家に帰ることにしました。

 

 

この日は2ヵ月ぶりくらいの訪問でした。

 

—久々の実家に固まるぷみこ。

久々の孫の来訪に、熱い視線をぷみこに送る両親。

 

両者決して互いに歩み寄らないという、2ヵ月ぶりなのに何とも気まずい状況から始まりました。

 

私「ほら、ぷみこ。好きに動いて遊んでいいんだよ〜」

 

抱っこしていたぷみこを降ろそうとすると

ぎゅーーっと私の服をつかみ、離れたがらないぷみこ。

 

母「ぷみちゃああん、よく来たねえ!いないいなーい、ばあっ!!」

 

ぷみこ「…(ブッスー)( `_ゝ´)」

 


ぷみこは親の私から見ても愛想が良い方だと思います。

スーパーに行っても、カートに乗りながら通行人に手を振りまくる様な子なので、このリアクションは意外でした。

 

私「ぷみこ〜?ばあばだよ?どうした?膨れっ面しちゃって」

と、何気なく私が言うと

 

母「はあああっ?!膨れっ面なんかしてないわよ!むかっ(半ギレ)ちゃーんと喜んでるわよねー?」

 

ぷみこ「(ますますブッスー!))`ε´(」

 

ちっとも母と目を合わせないぷみこ。

しばらくしたら慣れるだろう、と放っておくことに。

 

気まずい空気の中、父が庭仕事から帰ってきました。

 

父「よう、お腹の子性別どっちよ?」

 

私「女の子だよー」

 

父「…はああ…ガッカリだな」

 

 

え(  ゚ ▽ ゚ ;)


 

父「お前の旦那、ガッカリしただろう?」

 

私「え…?喜んでるけど…」

 

父「俺はお前の時はガッカリしたけどな」

※私は次女です

 


あれ?

来訪してわずか数分。

私この人たちに何か悪いこと言った?(  ゚ ▽ ゚ ;)

 

私「あのさ…お母さんから聞いた?お腹の子、羊水検査受けたんだよ?」

 

父「ああ、聞いた」

 

聞いててその発言??

もしかしたら、産めないかも知れないとも話ていたのに?

 

母「私はちゃんと言ったわよう(ニヤニヤ)」

 

……

 

ご理解できない方もいるでしょうが、私の両親はこういう人たちです。


深く話すとキリが無いのですが、こういう人たちなのです。

 

父「で?名前は考えたのか?」

 

私「うん。ぷみこは夫が名付けたから、今回は私がつけるんだ。産まれたら披露するよー」

 

父「まさか濁点ついてないだろうな?」

 

私「え?ついてるけど」

 

父「あーダメだ!濁点がつくのはダメだ!碌な人間に育たないぞ」

※私の名前には濁点がついています

 


( ̄□ ̄)

 

私「…私、濁点ついてますけどね。碌な人間じゃないってことだね」

 

母「ダメようお父さんそんなこと言っちゃあ(ニヤニヤ)」

 

父「そういう訳じゃねえけどよう。とにかく濁点つくのは良くねえ」

 

( ̄□ ̄)

 

会話している間、ずっと膨れっ面のぷみこ。

普段なら緊張していても、しばらく時間が立てば慣れるのに…。

 

この不穏な空気を、この子はちゃんと察知しているんだな。

 


あまりにも頑なぷみこを見て、業を煮やしたのか父がひょいと抱き上げました。

 

すると—

 

ぷみこ「ウギャーーーーー!!」

 

火がついた様に泣き出したぷみこ。

すぐ落ち着くかな?と思って少し様子を見ていたのですが、あまりにも強く泣くので私が抱っこしました。

 

泣きじゃくるぷみこを見た母が、今度は何故か半狂乱になり、

 

母「ちょっと!!泣かせたらダメでしょ!泣かせないでよ!かわいそうでしょ!!」

 

私「泣かせないでよって…子供は泣くものでしょ」

 

母「私は泣かせたりしなかった!(嘘)いいから泣き止ませて」

 

私「じゃあ自分でやってみたら?一度も抱っこしてないじゃん。抱っこしてあげなよ」

 

母「…やだ…泣いてるから嫌だ」


※ぷみこはこの両親にとって初孫です


 

( ̄□ ̄)

 

私「……あっもう帰ろうかな(滞在時間1時間弱)、お邪魔しました〜」

 

母「ちょっと!まだ泣いてるから外に連れて行かないでよ!」

 

……ああ、ご近所への体裁が気になるんだね( ̄▽ ̄)

 

ぷみこを車に乗せると、ぷみこは急に笑顔になり(笑)

最後の最後に両親にぷみこの笑顔を見せられました(皮肉)

 

帰り際、母が

母「孫は来て良し、帰って良しというけど本当だね。ああ疲れた」

 



…(´▽`)

 

うん、その台詞はね?

すごくよく孫の面倒を見るばあばが言って良い台詞だよ?

結局一回も抱っこしてないよね?

 

 

私「じゃーねー!次会えるまで元気でー!え?小遣い5千円?悪いなあ〜じゃあ遠慮なく。はい、はい。お互い体には気をつけて〜じゃあね〜」

(⌒▽⌒)

 

 

—車を走り出して数分後、某コンビニの駐車場にて停車。

 

私「あ?夫?私〜。今実家行ってきたー。え?うん、安定のクソ加減だったよ。気持ち良いくらいのクソだった〜!私?大丈夫ー。あ、今日回転寿司行かない?臨時収入入ったから〜」

 


夫との電話を切り、ふとぷみこを見ると

ニコニコして私を見つめてくれる。

 

…ごめんね、もう当分行かないからね。

 

その日は貰った5千円でパアアっと3人で回転寿司を食いまくりました。

これで少しでも親へ感謝できるってもんです。

言われた言葉は消せないがな。


 

若い頃はこういう両親といるとしんどくて、よく涙したものですが

今となっては笑ってディスる程に成長した私。

 

この件以来、実家にはまた行っていません。

会いたくなったら遊びに来てね!とは伝えていますが、むこうも決して遊びには来ません。

 

ちなみにこの両親、夫がいるとガラッと態度を変えます。

超優しい両親を演じます(笑)

夫には本性バレていますが。

 

大変長くなりましたが、あまりにもクソだったので書きました。

あー書いて少しスッキリした^^


 

長々とお見苦しいものを失礼しました…

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その節は私の羊水検査についての記事へ、たくさんのいいね!を頂きありがとうございました。

もしかしたら、ご心配をおかけしていたかも知れません。

え?してない?

そんなじゃじゃ馬なお前も好きさ、こっち来いよ。

 

 

…本当にですね、ありがとうございました…。

 

 

現在、妊娠6ヵ月と順調に経過しております!

胎動も元気にボコボコ動いてくれています。

 

そしてぷみこ妊娠時と同じ様に、メキメキと私のアソコが臭くなっています。

 

どうして?どうして妊娠したらこんなにアソコが臭くなるの?

もともと臭いからなの?

教えておじいさん。

 

 

さて、羊水検査の件は後日談がありまして—

 

羊水検査を受けることを伝えていた夫と私の実家に、結果を報告しました。

どちらの実家も検査結果をとても心配をして下さいました。

 

心優しい夫の実家の皆さんはもちろん、あまり関係の良くなかった私の実家の家族も

本当に心配をかけていました。

 

 

夫のお義母さんへは夫が結果を報告。

その後、私とぷみこで夫の実家へ訪れると

 

お義母さん「本当に良かった!安心したよ」

 

私「ご心配をおかけしてしまって、本当にごめんなさい…」

 

お義母さん「何言ってるの!あなた達が一番不安だったでしょう!本当に良かった…

あとはしっかり産んであげるだけだね(^_^)」

 

私「お義母さん…」

 

夫のお義母さんは、女手ひとつで子供3人を育てあげたしっかりされた方で

ぐうたらな嫁の私に不満もあるでしょうに、この様にいつも優しく接してくれます。

 

このお義母さんに、また一人孫を見せてあげられる。

お腹の子にも伝わるくらい暖かい気持ちになりました。

 

 

―私の実家への報告は、少し遠いので私が電話で報告することにしました。

 

私「あ、お母さん?あのね、羊水検査の結果ね、陰性でした。心配をかけたね」

 

 

 

母「……フンッ、なーんだ」

 

 

 

…ん?(゜□゜)

 

 

 

 

母「だ〜から大丈夫だってお母さん言ったでしょう〜(言ってない)もうね、お母さんはちゃんと言われたんだから!○○さんって言う宮城の占いの人に絶対大丈夫!って言われたの!この人神様だから!なんっでもわかるから!お母さんなんていつもあんた達のこと、この人にお願いしてんのよ!あんたが結婚する時もさぁ、この人にね」

 

 

私「……あ、ぷみこ泣いてるーちょっと切るねーごめんね(嘘)」

 

 

 

プツッ!ツーツーツー…

 

 

 

 

 

( ̄□ ̄)←魂抜け中

 

 

 

…私ですね、この母が原因でぷみこ妊娠時は一時疎遠にしていた時がありました。

 

理由を細かく話すと長くなるので割愛しますが、幼少期からこの母と共にいると自分の大事な何かを全て毟り取られる様な感覚になるのです。

 

しかし、ぷみこが1歳近くになった時に再びコンタクトを取り

ぷみこを会わせたりして交流が少しずつ再開していました。

 

今回羊水検査を受ける際も、母は大変心配していました。

 

 

だから、きっと心から安心してくれたんだ、うん。

「なーんだ」って言うのは安堵から出た言葉じゃないか、うん。

実母ならではの遠慮の無さじゃないか、お義母さんとは違うさ、うん。

すぐ切り替えてナゾの占い師の話をしたのも、あの母ならあり得るじゃないか、うんうん。

 

 

そうして自分の中の「アレ?なんか母ちゃんリアクション変じゃね?」感を押し込め

 

改めてぷみこを連れて、私の実家へ遊びに行く事にしました。

(行かなきゃ良かったのにさぁ…)

 

 

続く

 

 

次回、大変胸糞悪いお話になります(TωT)

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羊水検査結果

テーマ:

検査結果当日。

起床してすぐ夫とどんよりした空気。

 

眠れなかったので身体がダルい。

 

落ち着かない夫が

「俺もう病院に連絡してみる。もう結果が届いてるかも知れない」

 

待っていて下さいと言われたにも関わらず、落ち着かない私と夫。


病院が開くのを待って夫が電話すると、結果はまだ届いていないとのこと。

 

そして対応した方曰く

落ち着かないと思われるかも知れませんが、今日のいつ結果が届くのか病院も把握していません。

申し訳ありませんがお待ち下さい、と。

 

夫、どんよりしたまま出社。

 

ぷみこが私と遊びたそうに明るい空気で寄ってきてるのに、心から笑ってあげられない。

 


―昼、電話まだ来ず。

 

ぷみこの昼寝の寝かしつけの最中、突然睡魔が襲ってきて爆睡。

子供の夢を見たのだが、ぷみこなのか誰だったか覚えていない。

 

 

起きたら14時、着信なし。

 

夫に「今日はもう連絡来ないかも知れないね」とLINE。

夫から「この時間に来ないならもう来ないかもね」と返信あり。

 

 


—15時ちょうど、病院から着信あり。

 

「こんにちは●●クリニックの●●です」

 

院長からの電話。

 

私「はい」

院長「お名前確認します。○○さんですね」

私「はいそうです」

 


院長「羊水検査の結果ですが、胎児の染色体に異常なしでした」

 

私「…ありがとうございました」


その時の私は、吸ってた息を全部吐き出して歌いきった演歌歌手の様に声にならない声でお礼を言ったと思います。

 

院長「次の健診の時に詳細を話します。では」

私「あの!院長先生!すみません!」

 

即、電話を切ろうとする院長を止める私。

 

私「できましたら、お腹の子の性別を教えて頂けないでしょうか?」

 

院長「通常、この検査で性別については一切お知らせしません。決まりなので」

私「わかりました。すみません…」

 

院長「…でも検査の結果の紙見たらわかるから、いいか。女の子です。では」

私「…ありがとうございました」

 

時間にしてたった数十秒。

いつもと変わらない院長の淡々とした声でした。

 

すぐさま夫に電話。

すぐに電話に出る夫。

 

夫「そうか。やっぱり、やっぱり大丈夫だった!」

私「……」

 

夫があんまり安心した声を出すから、涙がでる。

 

夫「な!大丈夫だった!良かった、良かった!」


私「…お腹の子、女の子だって」

夫「…うん、良かった。本当に良かった!」

 

夫は第2子の妊娠がわかった時、すぐ女の子だとわかっていました。

夢に髪の毛をツインテールにした小さな女の子が出てきたから女の子だよ、と妊娠初期から言っていました。



 


 

不思議です。


あんな毎日不安でたまらなくてやっと良い結果を聞けたのに。

「やったー!!!」とはならない。

嬉しいけれど、嬉しいとは少し違う感情。

 

ずっと追いかけられていたものから、命からがら逃げ切った様な感じ。


とにかく怖かった。

とにかく安心した。

 

そしてその安心は

ひとまずの安心でしかないのを、私はこれまでの経験で知ってしまいました。

 

PCOS、乾鱗、卵巣のう腫、ぷみこの低緊張、今回のクアトロテストの結果。


これまでの「そうじゃなかったら良いのに」の経験が、どうしたって私を冷静にさせます。

 

今回、染色体に異常なしだったお腹の子もこれから何があるかわからない。

ダウン症と違う障害を持って産まれる可能性だってある。


今もどこかで怖い気持ちが消えません。

 

 

 

―今回のクアトロ、羊水検査を受けた期間に、同じ様に検査を受けた方のブログを沢山読みました。

 

中でも中絶を選ばざるを得なかった方のブログをよく読ませてもらいました。

 

最後までよく書いて下さったと、見えないその方に心から感謝した。

 

検査結果待ちの時に読むべきではないかも、とも思ったのですが

検査を受ける以上、知らなければいけない事実をしっかりと書ききって下さった。

 

 

今回陰性だった私の検査のことを読み、嫌な思いをされた方もいるでしょう。

 

ですが、私も検査のことをこの日記ブログに書きたくなった。

 この2週間にあったことは忘れたくないのです。

 

 

…私達家族は検査結果がわかったその夜に、焼き肉に行ってお祝いしました

 

検査結果が出るまでの2週間、ごはんも美味いんだか何だかわからなかった。

「うぇーい!カンパーイ!」なんて言って普段頼まない高い肉をたらふく食べてやりました。


 

現金なものです。



でもね、私クアトロテストからもう約1ヵ月程まともに笑ってなかった。


これから、私はもう食って笑って滋養つけます。

10月末に女の子をしっかり産む。

ぷみこのリハビリ頑張る。

 


いつもいいね!を下さる読んでくれた皆様。連日長々とお読み頂き、感謝します。


 

明らかにテイストが違うこの度の私の日記を、以前からずっと読んで下さった方は心配していたのではと思っています。



知っているお名前がいいね!履歴にあると泣きそうになってました。


いいね!をありがとう。

本当にありがとうございました。

羊水検査の結果が出る前々日。

私と夫は医大にいました。

 

長女ぷみこの検査入院の為、診察を受けに来たのです。

 

ぷみこは市の発達支援センターで歩行リハビリに通っていたのですが、センターの医師から検査入院を勧められました。

 

このまま様子を見て、歩くかもしれないが万が一ということもある。

私が第2子を出産となれば赤ちゃんを抱えてぷみこの検査入院するのは大変。

原因を知るのが怖い気持ちもわかるが、知らないまま過ごして先に後悔することがあってはいけない。

 

以上のことを考えて、検査入院を早く勧めると言われました。

 

今回初めて医大を受診してみたのですが、沢山の患者さんがいました。

待合室にはダウン症のお子さんもいました。

 

お母さんと仲良く診察を待っている様子に、ずっと目が離せなかった。

待合室で騒ぎだしたぷみこに優しく声をかけてくれた。

 


医大の先生は若い女性の先生。

 

あまりにも若い先生だったので大丈夫かな?と思ったのですが、的確な検査内容の説明とぷみこへのさりげない触診の仕方を見て安心しました。

 

ぷみこ、1歳9ヵ月。

7月に検査入院が決定。

 

 

—羊水検査の結果前日。

夫と私は朝からソワソワしていました。

 

落ち着かない。

何を見ても聞いても気持ちは上の空。

 

この日はぷみこ、発達支援センターで歩行リハビリがある日。

 

センターでぷみこの検査入院の日程が決まったことを報告。

スタッフの方から励まされる。

「ぷみこちゃんはきっと大丈夫、お腹の子も大事にしてあげてね」

優しいその言葉にまた泣きそうになる。

 

発達支援センターには様々なお子さんが通っています。

ダウン症のお子さんもいます。

どの子のお母さんも、みんな我が子を愛しい目で見守っている。

そしてお母さん方は明るい方が多い気がします。

 

初めて通った時、こんな活気のある場所だったんだと驚きました。

 

私、私もぷみことお腹の子と3人でここで頑張れないだろうか—。

 

リハビリを終えたあと、私はスタッフの方にダウン症の子は生後何ヵ月から療育に通えるのか色々質問していました。

 

 

 

―夫、会社から帰宅。

 

仕事がほとんど手をつかなかった、と言って晩ご飯を3人で食べる。

 

ぷみこを寝かせて夫と何か少し話をしたけど、記憶がない。

 

一体何時に病院から結果の電話が来るのか?

早く連絡欲しいけど、欲しくない。

 

その夜は眠れない。

とにかく眠れないのです。

 

ずっとこの子はお腹にいて欲しい。

そう思って布団の中でお腹をさする。

泣きながら夫とじっくり話をした事で、私たちは落ち着きを取り戻していました。

 

夫からぷみことどこに行っていたの?

と、尋ねられたので諏訪神社に行っていたことを教えました。

 

私「そうだ!おみくじを引いたら大吉だったんだよ」

 

夫に引いたおみくじを見せようとした時です。

 

ふと、おみくじ番号に目がいきました。

 

私「あ!」

夫「なに?」

 

私「46番だ!これ46番だよこのおみくじ!」

 

夫「??」

 

 

 

染色体は通常23組46本で構成されている。

21番目の染色体が1本多くなり、47本になるとダウン症。

 

おみくじ番号は46番。

 

…たまたまかも知れないけど、何かに縋り付きたい私たちはこの偶然に奇跡を感じざるを得ませんでした。

 

夫「大丈夫だ、この子は絶対大丈夫」

神様お願いします。

私も大丈夫だと信じたい。

 

 

ぷみこが昼寝から起きると、私たちは夫婦喧嘩で不安にさせた分ぷみこと遊びました。

 

夫が休日に仕事をしないで私たちと過ごすのは本当に久しぶりで。

こんな状況でも、私たちは思い切り遊んで笑いました。

 

 

—その日を境に私たち家族の空気は少し変わったのです。


私は日中は笑顔でぷみこと過ごし、夫は仕事をセーブした事によってギスギスしたものが無くなり

ぷみこもニコニコする時間が増えた。

 

それでも夜になってぷみこが寝ると

また夫と私は不安になり、話し合いを何度も何度も重ねました。

 

お墓参りや神社にお参りも行きました。

 

 

結果が出る1週間前くらいから、私はお腹の子と離れるかも知れない事が本当に怖くて、ダウン症児だったとしても産みたいという感情が出ていました。

 

検査結果を聞いて、もしダウン症だったら本当に育てられないのか?

 

 

—ぷみこを授かった時、私たちはクアトロテストも羊水検査も受けませんでした。

 

不妊治療を頑張ってようやく授かったぷみこ。

何かあったとしても育てよう。

 


でも、今回は違う。

ぷみこの身体に何らかの障害の可能性があり、産まれてくる子もダウン症だったら私たち2人では育てられない。


いえ、本音を言うと…育てたくない。

 

じゃあ、私は健康な子供以外はいらないと思って妊娠したのか?


何度も何度も自問自答。


わからない。

 

迷い続ける私に、夫は

「俺は子供がダウン症でそれでも椿が産みたいと言ったら、申し訳ないが説得する。中絶するというまで説得する。俺らに何かあったらぷみこに負担がかかる。それは出来ない」

 

 

第2子の妊娠をとても喜んでいた夫。

こんな事を言うのは、とても辛かったと思います。

でも夫の言う通りで、目の前の歩けないぷみこの将来も私たちは心配でたまらない。



どんな話し合いをしても

最後は、いやきっと大丈夫だ大丈夫なんだと自分達に言い聞かせてお腹をなでる。


それでも、頭には15分の1の確率が消えない。

 

こんな毎日を過ごし、結果を待ちました。

ぷみこと帰宅すると夫は家にいました。

 

夫がいる事に喜ぶぷみこ。

ぷみこは夫が大好きです。

それは夫がぷみことよく遊び、本当によく育児をしていたから。

 

ニコニコ喜ぶぷみこを見て泣きそうになる夫。

私に

「話があるんだ」

と、言いました。

 

私はいい、もういいからと夫の申し出を断りました。

夫は私に謝るつもりだとわかったから。

 

夫に謝って欲しいんじゃない。

ただもうこの検査結果が出る迄の期間、そっとしておいて欲しい。

これ以上言い合いをしたくない。

 

そう告げると、夫は取りつく島もない私に何かあきらめた様な態度になりました。

 

勝手なのはわかっていました。

でもそれがお互いの為だと思った。

 

ただ、夫に伝えたいことがあって。

ぷみこを昼寝させ、夫に言いました。

 

私「あのさ、一生懸命仕事してくれて私達を養ってくれたのはとても感謝してる。でも、私は夜中にPCにかぶりつくあなたの姿を見て、何かこの人は何もかも受け入れられなくて逃げてるんじゃないかって」

 

私「ぷみこが歩けない事も、お腹の子の事も、私の事も全部から逃げたくて仕事してるんじゃないかって思ってしまった」

 

夫「…」

 

私「PCが壊れて仕事ができないってあなたがキレた時、何かもうあなたにとって仕事が逃げ場になってたんだなってわかった」

 

夫「そうかも知れない…」

 

私「私は結果が出る迄のこの期間だけでも、一緒に考えて一緒に落ち込んで、一緒に不安になって欲しかった。あなたは大丈夫といつも言って仕事に戻っていたけど、今は大丈夫じゃなくて当然の状況なんだよ。眠れないし、呼吸もうまく出来ない。辛くて苦しい」

 

私の語気はどんどん荒くなり、夫はどんどん何も言えなくなった。

 

段々と、夫をまた責めてしまっていました。

夫を責めたいんじゃないのに。

気持ちはぐちゃぐちゃで泣けてきた。

 

私「毎日怖い。結果次第で自分の子を自分の意志で命を消すことも、もしかしたらぷみこが一生歩けないかも知れないことも全部怖い。逃げたい。あなたみたいに仕事して私だって逃げたい!」

 

こんな風に慟哭してしまったら、夫はまた大丈夫だと私を励ますしかない。

 

でも夫は

「俺も怖い」

と、言って初めて泣きました。

 

寝ているぷみこのそばで、起こさない様に2人でワンワン泣きました。

 

こんなことに何の意味もないのはわかっています。

でも、私はこんな風に夫と泣きたかったのです。

人の親だけど私たちは強くない。

 

夫は仕事を頑張ることで家族を支えていると思いたかった。

それなのに不安がるお前が鬱陶しかった。

でもそれは間違ってた。俺の逃げだったと言いました。

 


…夫婦2人不安で怖くて仕方ない。

「どうしよう、どうしよう」とただお互い言い合うだけ。

ぷみこ、お腹の子ごめん。

父ちゃんも母ちゃんもホント弱い。

 

でも、さんざん泣いたあと

夫と私は決めました。

 

結果が出る迄、いっぱい考えよう。

不安を押し込めないで2人で共有しよう。

そして笑おう。

もし中絶することになったら、お腹の子は私たちの泣き声しか聞いていないまま死んでしまう。

せめて、笑い声を聞かせよう。

 

勝手だと思われるかも知れませんが、それが私たちの答えでした。

 

夫が家を出て行った後、私はホッとしていました。

顔を合わせなくて済むし、罵り合わなくて良い。

もうずっと夫といても孤独で不安で寂しかった私は、夫が出て行ってくれて心からせいせいしました。

 

ぷみこの横で眠り、朝起きても夫の姿はありません。

 

子供がいなかった時はそんなケンカも過去に1、2回ありました。

でも子供が産まれてからこんな事は初めて。

 

夫もきっと家を出てホッとしている様に思いました。

 

これまで、家族の為に仕事を頑張り息抜きもせず走り続けた夫。

家に帰っても落ち込む私がいるだけで癒されはしなかったでしょう。

これを機に糸が切れて、どこかで好きに過ごしていればいい。

 

私にはもう彼に何も出来ない。

ぷみことお腹の子のことで精一杯で、一緒にいてもイライラする。

この苦しみを共有してもらえない、仕事でいっぱいの夫とは一緒にいたくない。

 

私は夫に、せめて羊水結果が出る迄どこかに行ってもらえないかとLINEを送りました。

夫は副業でお金を持っているし、このまま顔を合わせ続けても互いの為にはならない。

 

―既読にはなりませんでした。

 

 

ぷみこと朝ご飯を食べ、とても天気の良い日だったので私はぷみこを連れてとある場所に行きました。

 

札幌市東区にある、諏訪神社です。

 

この神社は子宝、安産祈願で有名な神社。

第1子の妊活をしていた時に、この神社へお参りに行ったら何とその日にぷみこの妊娠が発覚しました。

 

誰にも頼れない私は、ここの神様にお願いしたくなったのです。

 

支度をしてマンションを出ると、いつもの様にぷみこの両手を引いて歩行練習しながら駐車場に向かいます。

 

その時、遠くで夫が帰ってくるのが見えました。

私たちを見つけた夫はバツが悪いのかサッと隠れた。

私は見なかったフリをし、ぷみこと去りました。

 

私たちがいない間に荷物をまとめて出て行ってくれるといいな、と冷たく思いました。


 

車で諏訪神社に着くと、ぷみこを抱っこして狛犬様の脚を撫でました。

「ぷみこの脚を歩ける様にして下さい」

 

狛犬様を見て「わんわん」と言うぷみこ。

ちゃんと犬ってわかってるんだなあ、すごいなあと思わず笑ってしまった。

 

お賽銭を入れ、神様にお腹の子が無事産まれてくる事。

ぷみこが歩ける様になる事。

私たち家族を見守って貰えるよう長く長く手を合わせました。

 

その後、沢山の想いが込められた数々の絵馬を眺めました。

私もぷみこを授かりたくて授かりたくて泣きながら書いた絵馬。

ここに来る人皆、赤ちゃんが欲しくてそして無事産まれる事を願いに来てる。

 

ふと、思い立ち

 

おみくじを引く事にしました。

今年の正月に引いてそういえば大吉だった。

もう一度引いたらどうなのだろう?

 

おみくじはまた大吉でした。

じっと耐えれば、必ず光が射す。

そのようなことが書いてありました。

 

お参りしたあとは、少し気分がスッとしていました

 

お腹の子もぷみこも絶対大丈夫だという気持ち。

 

結果がダウン症だったとしても、受け止める。

だってそれしかない。

結果までのこの期間、自分をしっかり持とう。

そして、いっぱいいっぱい考えて不安に苦しもう。


 

また、ぷみこと一緒に帰りました。

夫がいるか、いないかもしれない家に。

 

ガムシャラに仕事を受け続ける夫に、私は

「あのさ、少しでいいから2人の時間取れる?一緒に過ごしたいんだけどさ」

と、柔らかく言ってみました。

 

夫は「ああ、うん」

と言いつつも目線はPC。

 

羊水検査の結果について不安を話せば聞いてはくれていました。

夫は「大丈夫」とだけ言います。

そしてそれ以上やりようがないので仕事に戻る。

 

夜遅くまでPCにかぶりつく夫を見て、私は夫に対し

「逃げたいんだな」と思いました。

 

―羊水検査を受けて始めての休日。


家族で過ごしていると夫が

「PCが壊れた」

と、言いました。

 

壊れて起動が出来ず、仕事が出来ないと愚痴る夫。

 

「それならもう仕方ないね、休みなのだしぷみこと一緒に昼寝しようよ」

私はまともに睡眠時間を取っていない夫にそう言うと、夫は何か納得いかないような顔で布団に突っ伏し

ぷみこと寝てしまいました。

 

久々、夫が家でくつろいでいる事になぜか安堵する私。

ギスギスしていたものが、少し解けた気がしたんです。

 

 

昼寝から目を覚ますともう夕方。

眠り過ぎてしまいました。

 

身体を動かさないと夜眠れないぷみこの為に、「少し出かけない?ついでだから外でご飯でも食べようよ」と夫に言うと

 

「嫌だ。俺は今日は家でご飯食べるって決めてるんだ」

 

と、何かまたイライラした様子で返してきました。

 

「でも、今起きちゃってぷみこ夜寝ないよ?少し外出しようよ」

 

そう言っても夫は何かずっとイライラしている。

その様子を見て私もイライラしました。

 


「てかさ、ご飯云々じゃないよね?PC壊れてるからイライラしてるだけでしょ?仕事ができないからイライラしてるだけじゃんどうせ」

 

 

その私の発言はこれまでの夫への不満の集大成。

この状況においても仕事の事でイライラしている夫に、私はキレてしまったのです。

 

そこから、ぷみこを挟んで私たちは大ゲンカになりました。

 

1歳8ヵ月のぷみこ、もう親の顔をちゃんと見ています。

怒鳴り合う私たちの声を聞きながら、そばにちょこんと座っている。

泣くでもなく、じっと私たちを見つめるぷみこ。

…怖かったと思います。

 

我が子の前で、夫も私もとても激しく互いを罵りました。

 

羊水検査を受けることになった事。

毎日不安でいっぱいの私の事。

オーバーワークになっても仕事を受け続ける夫の事。

歩けないぷみこの事。

 

私たちはとてもいっぱいいっぱいで、相手を罵ることで

このどうしようもないフラストレーションをぶつけあっていた。

 

辛い時こそ夫婦で力を合わせて、なんてもう無理で。

私たちの気持ちは完璧にすれ違い。

互いに相手のことなど、真に思いやれない。

ぷみことお腹の子のことも考えてやれていない。

 

その夜、収まらないケンカの末、夫は家を出て行きました。

 

羊水検査の結果が出るまでの2週間。

私は明るく過ごそうと思っていました。

 

結果が出るまで何もできる事はないし、先走りして落ち込んでばかりいてもお腹の子に良くない。

ぷみこも心配する。


そうだ、明るく笑っていればきっと結果も大丈夫だ。

明るくしなきゃ、笑っていなきゃ。

 

そう思うことで無理に自分を奮い立たせていました。

明るく過ごそうと思う時点で明るくは無いし、落ち込んでも仕方のない時期だったと今はわかります。

私はとっても不自然でした。

 


でも落ち込んだら、泣いてばかりいたら良い結果が出ないのではないかという想いに捕われていたんです。

 

いつも通り朝に夫を送り出し、家事をし、ぷみこと出かけ、買い物をし、家事をして寝る。


そんな日常の合間に、ダウン症についての本やサイトを読む。

大好きなドラマを見ても、美味しいご飯を食べても心はどこかにある状態。

15分の1の数字が消えない。

 


—いつも通りだけどいつも通りにできない。

 

 

歩けないぷみこの歩行練習も何だか見ていて苦しい。

 

誰にも言えない。

言っても同じ状況じゃない人には理解してもらえない。

 

 

私の不安な気持ちをわかってくれるのは、夫だけだと思いました。

 

 

しかしこの頃、夫はとても仕事が忙しい時期でした。

会社の仕事をこなした後、フリーランスで行っている副業も家で行っているという24時間仕事状態。

 

2人目が産まれるということで張り切って仕事をしていたのもあったと思います。

ですが、家族との会話はギスギスしていったのです。

 

ぷみこが寝たら、PCを開いて副業の仕事にかぶりつく。

私がそばにいても、夫は仕事に目がいっぱいの状態。

 

夫の副業は受ければ受けるほど儲かる仕事で、夫はもう見境なく受けている様でした。


休みの日も仕事。

家族で出かけたとしても夫は仕事が気になるのか、心から楽しめず早く帰りたがる様子。

夫と遊ぶのが大好きなぷみこがそばにいても、夫はPCに夢中。

仕事と言われたら、何も言えない私。

夫が話す内容は仕事のことばかり。

3人で一緒にゴロゴロしたり、一緒に笑い合ったりなんてしばらくしていない。

 

検査の前も後もずっとそう。


次第に夫に対して不信感が出てきてしまいました。

 

羊水検査は午前に行うことになり、夫とぷみこが一緒に来てくれることになりました。

 

病棟があるフロアに通され、

「あー、ここでぷみこは産まれたんだよ。懐かしいねえ」

なんて、のんきなこと話していても夫と私は明らかに緊張していた。

お互いこの日を迎えるまで寝不足だったり、ボーッとしたり。

 

怖いなんて口に出せないくらい私と夫は不安でいっぱいでした。

 

ぷみこを出産した時、叱られたり励ましてくれたりとお世話になった助産師さんが、顔を出して下さって一瞬和みました。


何か検査について励まされるというより、あなた達元気にやっていたのねえ!と明るく言ってくださった。

あれはきっと気遣いだったんだろうなあ。有り難い。

 

検査前に夫に

「大丈夫だよね?ここでぷみこみたいにお腹の子も産めるよね?」

と言うと

夫は

「もちろん」と言ってくれた。

 


―検査は院長直々に行って頂けました。

 


手術台の上で、お腹の様子をエコーで見ながら針を刺されました。

私は全然耐えられる程度のチクンとした痛みだったと思います。

緊張していてあんまり覚えていない。

 


時間にして3分少々だったらしいのですが、とても長く感じた。

私は胎盤が前についていたらしく、刺す位置にやや戸惑っていましたが滞りなく検査が終わりました。

 

針が刺さった痕は普通の絆創膏が張られていました。

 

院長「明日、エコーで一度見るからまた来てね。2時間休んだら帰っていいよ」

 


 

 

車いすで移動し、病室に戻るとぷみこと夫が待っていてくれました。

夫は私の顔を見てホッとしたのか泣いていました。

 

抗生物質と張り止めをもらって服用。

体調は至って変わりありませんでしたが、とにかく検査後は安静でいました。

 

翌日、またエコーを診てもらいに行くと羊水の量も戻っていて赤ちゃんに影響は無いとのこと。

 

院長「検査は2週間後に電話でお知らせします。どの様な結果になっても必ず電話でお伝えしますので、驚かないで電話に出て下さい」

 

長い2週間の始まりです。