
安倍晋三元総理大臣が狙撃され死亡するということが起きた。
犯人は元海自衛官とからしいが、いまのところとち狂った奴のとち狂った犯行という風に見える。
何か裏があるような勘ぐりも重々わかるが、今のところはそういう類ではないように思う。
現代の日本でこんなことが起きるなんて信じられない話なんだが、現実に起こった。
誰もが思いもしない事態だ。
いろいろ思うことはあるが、まず書かないといけないのは。不謹慎のようだが先日書いた選挙予想に関して。
今回の事件で、まず間違いなく自民党の圧勝になる。
同情票というのも正しい表現ではないかもしれないが、そういう類のものも含め、社会的な不安が増大すれば現状維持に傾くのはごく普通のことで、間違いなく自民党の圧勝という結果になる。
不謹慎と感じるのは、僕にとってはそれが残念だからだ。
今回の選挙では参政党が複数議席を獲得することを僕は確信していた。でも今回の事件でそれはもしかすると難しくなったかもしれない。
このことを陰謀論的に考えればいくらでも妄想は出来るがそれは今回は書かない。まさかそんなことはないと思いたいからだ。
まさかそんなことはないと本当に思いたい。察していただきたい。
そして、今回の事件で使われたのは金属パイプで作られた自作銃らしい。すでにネットで出回っている画像を見る限りそのように思われる。
これが、とち狂った奴のとち狂った犯行ということの裏付けにもあるんだけども。
以下僕の知識によるものだが、
銃自体は構造は簡単なもので作るのは実は簡単である。でも難しいのは火薬なんだな。
ネットでは花火などの黒色火薬を使ったんではないかなんて言われていて、事実、犯行映像を見ると煙が大量に出ていて、発砲音もパンとかバンとかではなくドーンという感じの音であり、いかにも黒色火薬っぽい。そこまではそうなんだけども。
でも、パンとかバンとかではなくドーンという発砲音というのは、つまりは燃焼速度が遅いわけだ。
そして映像を見る限り銃の長さは30cm程度で、そんな短いバレルでそんな燃焼速度の遅い火薬で、果たして殺傷能力のある弾速が出るのかな?という疑問があるわけ。
つまり、火薬が燃焼しきる前に銃口から弾丸が出てしまうと爆発の圧力が十分に伝わらないから弾速が出ないわけ。だから弾速を上げるには、バレルを長くするか、燃焼速度が速い火薬を使う必要があるわけだ。
僕の知識では、一般に手に入る花火とか爆竹なんかの黒色火薬では、殺傷能力のある銃は作れないという認識なんだ。
一般に手に入る黒色火薬で弾速を稼ぐには、バレルを延ばし火薬量を増やせば理論的には可能かもしれないが、そうすると金属パイプの強度が足りず暴発するという事態になると。そう言う認識なんだよ。
つまりは、殺傷能力のある弾速が出る銃を作るには、高性能の火薬が必須であるという認識、そういう知識だったんだ。
でも今回は自作銃で殺傷することに成功している。映像を見る限り高性能とは言えない黒色火薬らしい。それで殺傷能力のある銃を自作できたわけだ。本当なのかな?すごく研究して絶妙なバランスで作り上げたのかもしれないし、たまたま偶然そんなものができた可能性もある。
でもそうかな?にわかには信じがたい。
なんてことを考えていると、またまた妙な陰謀論になってしまうんだけども、そんなことはないと思いたい。
しかし、選挙期間も終わりになるこの時期といい、こんなことってあるのかな?もう本当に恐ろしい。