インドではスパイスだが、中国では漢方薬なのだ。
ターメリックがウコンだというのはご存知だと思うが、言うまでもなく肝臓の薬だ。
クミンは馬芹といって、胃の薬。クローブは丁子といい、これも胃や消化器の薬。
カルダモンは小荳蒄といって、体力増進や消化器にいい。そのほかのスパイスも同様だ。
生姜やにんにくも無論漢方薬の一つである。
スパイスと漢方薬は同じものなのだ。
漢方薬にはもちろんスパイスにならないものも含むので種類は多いのだが、スパイスのすべては漢方に含まれる。
つまり、カレーとは、漢方の粉薬を調合し、煮込んだ上丸ごと食べているといっていいものなのだ。
とても身体にいい。
冗談抜きで、ちょっと風邪気味な時や、体の調子が悪い時などに、カレーを食べてみるといい。結構直る。いや本当に。
