この本も、研修で紹介された本。

リバースイノベーションとは、先進国ではなく、
新興国や途上国から始まったイノベーションが世界を席巻すると言うもの。

まず、この本に“してやられたっ!”ことが、
「先進国の技術ややり方を、途上国に適用すれば、それで売れる」という考えは、
全くの間違いで、この考えこそが失敗の要因だということ。

これは、まさしくお父さんが、外国にいって仕事をしたい根拠の一つだった。
完全に間違いだった、そんなに今のグローバル社会は甘くない。

では、どうするか?
新興国・途上国の特性に正面から向き合いマーケティングする。
それに合わせた組織を作る。
お父さんのような勘違いをしている会社幹部を説得して、だ。

先進国での価格と性能を100%とすると、
ありがちの間違いは、70%の価格で70%の性能で新興国を攻略すること。
正しい戦略は、15%の価格で50%の性能のものを作ることだと、筆者は言う。
これを実現するには確かにイノベーションが必要だ。
この教えはためになる。

上の、性能のギャップ以外に、4つのギャップが先進国と途上国に存在する。
・インフラのギャップ
・持続可能性のギャップ
・規制のギャップ
・好みのギャップ

これらのギャップの解消を念頭におきつつ、ゼロベースで、
イノベーションすることが、リバースイノベーションのキモ。

うかうかしていると日本が途上国になり落ちるかもしれない。

お父さんの本の買い方) 大田区図書館
読め、もしくは、読むな)読みたければ読め
君が・・・歳のころに) 新興国で働く前に。

リバース・イノベーション/ダイヤモンド社

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