オカメのパイちゃんは、震災のあった年の春過ぎに、ペットショップで出会い、ピーちゃんの友達になれるかなと思い、家族に迎えることとしました。
パイちゃんは、黄色に、茶色の模様が入るいわゆる「パイド」という種類だったので、「パイ」ちゃんと名付けました。
まだ、差し餌をあげていましたが、すでに、毛は生えそろい。ピーちゃんの最初の頃に比べると、雛という感じはありませんでした。
ペットショップでは、人との関わりが限界があるためか、人の腕や肩にのることは、あまり慣れておらず、その割には、人によく甘え、首筋をなでられるのが大好きでした。
写真は、手の平に抱かれて、ご機嫌なところです。
はじめの頃は、別々の籠にいれ、隣り合わせにしていましたが、特別、相手をいやがる感じはなかったので、同じ籠に入れてみました。
しかし、いつまでたっても、スキンシップをするようでなく、親密にはなりません。
そうこうするうちに、パイちゃんが、籠の下に、卵を産みました。
一つ、二つ、三つと間隔をおいて、その数は増えていきます。
そして、卵を温め始めました。
巣箱を作って、籠の中に入れてみても、それには興味を示さず、巣箱の外で卵を温めます。
ピーちゃんは、どうしたかというと、パイちゃんが卵を温めているときは、我、関せずというそぶりをしているのですが、パイちゃんが卵から離れると、すかさず、入れ替わり、卵を温めます。
卵を見て、本能が目覚めたのでしょうか、これにはびっくりしました。
パイちゃんも、ピーちゃんが暖めていると、安心するのか、餌を食べたり、のんびりしています。
こんな感じで、交互に卵を温めるのですが、当然、無精卵なので、卵が孵化することはありませんでした。
やがて、卵を暖めることをやめましたが、その後も、二匹は相変わらず、同居人という感じで暮らしています。
(パイちゃんは、この取り付け台の上で、人が何するのかいつも気にしています。)
追記
ペットは、本当に家族の一員なので、病気になると、大変だと思います。うちでも、インコたちが元気がなかったり、けがをしたりすると、大騒ぎです。
ペットの看病でご苦労されている飼い主の方、がんばってください。