待ちに待った休み
ゆっくり休もうという気はなくオサムシ採集へ

富士山麓を通過し南麓を目指す
富士スカイラインはまだ雪が残っていた


南麓進むよ禰豆子号
今回のターゲットはオオクロナガオサムシ
採集はしているが数がいない
比較するには数多く必要なので既採集でも採集
因みに狙うポイントはオオクロナガオサムシの東限に近い
若しくは生息していないかもしれない微妙な何処
分布域調査も兼ねて気ままな採集スタート


とりあえずここで捜索開始
ヒノキ主体の二次林だ


二次林を越えて雑木林になった所で材を発見
乾燥していてオサムシには不向きだがアレがいるはず

出てきたのはコガタスズメバチ(Vespa analis insularis)
オオスズメバチ狙いだったがまぁいいか


二次林に戻り崖を発見
これは確実にいるはず

シズオカオサムシ(Carabus esakii esakii)
ここではニシシズオカオサムシとの移行帯群となる

スジアオゴミムシ(Haplochlaenius costiger)
オサ堀りの定番ゴミムシ
そっと埋め戻す

埋め戻した傍らに咲くウメ
もうすぐ春ですね
オサ堀りもそろそろ終わりかぁ
あとは高山種狙いか


別の所へ移動

ここは根返りの杉が多かった

このようにアチコチにある
オオクロナガオサムシは基本的には材にて越冬するが土中でも越冬するので見ていく

一瞬エサキオサムシ?と思ったがルイスオサムシの色が濃い個体
よくよく考えるとここはエサキオサムシの分布域ではない



シナノアオオサムシ(Carabus insulicola shinano)
少しクラッシュしてしまった
ここにも分布しているとは

ヒメマイマイカブリ(Damaster blaptoides oxuroides)が出てきたところでタイムアップ
オオクロナガオサムシは採集出来なかったが満足


それでもこの採集量は久々で嬉しい
オサムシは場所を当てるのが重要だという事を再認識

左から
ルイスオサムシ
ルイスオサムシ
シズオカオサムシ(ニシシズオカ移行帯)


採集結果
ルイスオサムシ
シズオカオサムシ(ニシシズオカ移行帯)
シナノアオオサムシ
クロナガオサムシ
ヒメマイマイカブリ
スジアオゴミムシ
コガタスズメバチ
ヒメスズメバチ