「雨傘」

今日も一つの恋の終わりを聞いた
明日は新たな恋の始まりがあるかな

誰も知らない君への近道を通って
気づけばまた来てしまう僕だけの隠れ家

淋しい夜は何もせずに ずっと
隣で優しく「大丈夫だよ」と
声をかけて寄り添う 君が愛しい

二人で一つの傘に入って歩くように 僕らは
晴れ空目指して どこへでも行ける
並んでうつむく向日葵もきっと
あの雲が消える頃には
太陽に照らされて 微笑みあってる


目を凝らさないと気づかないほどゆっくりな
雲が僕たちに「焦ることない」と ささやく

大人になりきれぬ 僕らの恋
いつのまにか 自分のことばかりで
悲しげな顔を見るまで気づかない

素直になれずに すれ違いばかりで
足踏みする時こそ
二人の想いを 確かめるチャンス
強がりな君を抱き寄せたときの
照れ隠しを見るだけで
他に何もいらないと思えるんだ


独りで何かを抱え込むのはやめてよ
雨宿りする君を すぐに迎えに行くから
僕の傘の中に 入っておいで


二人で一つの傘に入って歩くように 僕らは
晴れ空目指して どこへでも行ける
並んでうつむく向日葵もきっと
あの雲が消える頃には
太陽に照らされて 微笑みあってる

雨傘のいらない空の下を
歩ける日が すぐそこに来ている




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