日本の貿易赤字が2半期連続で過去最大となる「▲3兆2190億円」を記録した。
以下2つ目の読売新聞記事をはじめ、国内の主要紙のどれをみても「対中輸出の減少」「原発停止による火力発電運転に伴う燃料の輸入増」といった薄っぺらの”御用記者クラブ”お得意の横並びぶりである。
そんな中で、以下に取り上げたイランラジオ記事が、日本の貿易赤字を実に興味深い観点から分析している。
それは「中国と近隣アジア諸国の冷戦構造」を演出するというアメリカの”アジア戦略”を通してみた分析内容である。
まったく、どちらが日本のマスコミかを疑うばかりの話である。
さて、以前のエントリーにてコメントしてきた通り、尖閣諸島を巡る一連の騒動により”反日””反中”感情が煽りに煽られ、今や日中関係は完全なる「冷戦状態」であるが、これは「アメリカ戦争屋」による仕業・演出であるというのが個人的見解である。
即ち、米CIAに連なるアーミテージやナイの指揮の下、その”飼い犬”たる輩どもが、日中間における様々な挑発行為をおこなうことにより”意図的”に緊張状態を演出し、その結果、見事アメリカの思惑通りに今回の大規模な「反日デモ」が起こり、まんまと「日中対立の図式」が生じているということである。
何故か?
それは、アメリカは「10年に1度戦争をしないと経済が回らない構造」であり、自らの”演出”で世界各地にて戦争行為・侵略行為を繰り返しては、軍需産業の”武器弾薬一掃セール”と共に、他国の”エネルギー利権””麻薬利権”や”貿易ルート”をも収奪することにより、大国としての地位を維持しているからである。
今回イランラジオが指摘しているように、自動車産業をみれば、尖閣問題で日本車の輸出が大きく減少する中、実際にアメリカがそのシェアを奪い取っているのである。
アメリカの手口は、中国近海にてアジア諸国と合同軍事演習を行なうことにより中国を挑発し、「中国と近隣アジア諸国の冷戦構造」を演出しては、それを”商売の種”にするというものだということである。
その対象は、日本だけではなく、フィリピン・オーストラリアも同様である。
既にお気づきの方もいるかと思うが、オセアニア諸国と東南アジア諸国で「中国包囲網」を構築するというこの戦略は、あの忌まわしき「TPP」と同様の構図である。
即ち、「仮想敵国・中国」を演出することで周辺諸国の結束を呼びかけ、自らもここに加わって”甘い蜜”を吸わんとするアメリカの”悪しき思惑”がここに潜んでいるのである。
アメリカのアジア重視の新戦略が「中国と近隣アジア諸国の冷戦構造」を演出することをその”起点”としていることを、我々はよくよく理解することが肝要であろう。
※参考1「尖閣を巡る「反日デモ」が本格化した今、改めて「第3次アーミテージレポート」を考える」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/2e431673257a35f2c978e2ba9299dfb8
※参考2「「第3次アーミテージレポート」発動で悪夢再び ~”戦争マフィア”アーミテージ&ナイが満を持して登場~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/503831cd9cd57a01edcf0d0fc9534c93
※参考3「『日本は二流国に転落してもいいのか!? ~第3次「アーミテージ報告」にみる日米関係の重要論点』」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/c4556563442c0d6aa8e14372588b3fa6
※参考4「「尖閣」を巡る”老害”石原都知事と中国の真意 ~裏で糸引く”死の商人”アメリカ~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/d95ee52d014e96748ecee1d9960b6635
※参考5「『尖閣諸島問題』 その真相」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/91011d51972fd1008561c47b6741493d
◆日本の貿易赤字
2012/10/22(月曜) 22:15 イランラジオ(ホセイニー解説員)
アメリカとその同盟国がアジアで軍事演習を実施し、この地域の対立を煽っている中で、情報筋は、9月の日本の貿易赤字が、統計が開始された1979年以来、最大になったことを明らかにしました。IRIB記者の報告によれば、日本財務省は、22日月曜、輸出額から輸入額を差し引いた9月の貿易収支が5586億円の赤字だったことを明らかにしました。前年の同じ時期の貿易収支は、2888億円の黒字でした。
日本経済は、輸出に依存しています。
日本は、2011年の東日本大震災による福島原発事故を受け、エネルギーを外国から輸入する必要性に迫られたため、すでに貿易赤字に転落していましたが、9月には、尖閣問題によって中国への輸出が減少したため、過去最大の貿易赤字に陥りました。
中国と日本の昨年の貿易額は、3400億ドルを超えました。しかし、両国のメディアによれば、尖閣諸島の領有権を巡る対立が、両国の関係を悪化させています。
日本車の中国での販売台数は、およそ40%減少し、特にトヨタ自動車の9月の販売は50%、減少しました。
日中関係の悪化により、日本の企業は、中国の自動車市場で、アメリカの輸出業者に追い抜かれています。
多くの情報筋は、日中の緊張がアメリカの利益につながっていることから、日本だけでなく、他の国々と中国の対立をあおるために、アメリカは軍事演習などを行おうとしている、としています。
アメリカが、東シナ海で日本との共同訓練を決定したこと、南シナ海に原子力空母を派遣したこと、フィリピンとオーストラリアが軍事演習を開始したことなども、その一例です。
アメリカが南シナ海に原子力空母を派遣したのと同じ時期に、フィリピン軍が、オーストラリアとの軍事演習の実施を明らかにしました。
中国・新華社通信は、フィリピン軍の話として、「およそ15万人のオーストラリア兵と20万人のフィリピン兵が参加し、22日から5日間、南シナ海で演習が実施される」と伝えました。
オーストラリアは、アフガニスタンでアメリカに協力すると共に、南シナ海の北部にある都市ダーウィンでのアメリカ兵2500人の駐留に合意することで、事実上、地域のアメリカの軍事計画に参加する意向を示しました。
フィリピンとの演習も、その一環だと言えます。
こうした中、AP通信は、「アメリカは、原子力空母『ジョージ・ワシントン』を南シナ海に派遣する」と報じました。
情報筋は、「中国との国境の水域へのアメリカ原子力空母の派遣は、中国の反発を招くだろう」と語っています。
中国は、この地域で、フィリピンやベトナムと領土問題を抱えています。アメリカの原子力空母がベトナム沿岸に派遣されるのは、この2年間で2度目のことです。
前回の派遣の際には、中国政府の抗議を招きました。
情報筋は、アメリカとその同盟国のアジア地域での軍事演習は、中国との対立を抱える国々への支援を名目に行われており、アメリカのアジア重視の新戦略の一環であるとしています。
アメリカ政府は、「イラクとアフガニスタンの後、アジア・太平洋地域への駐留を拡大するつもりだ」と発表しています。
アメリカ政府は、アジアでの新戦略の目的として、地域諸国の協力を阻止し、中国をけん制することを挙げています。
◆貿易赤字3兆2千億円、2半期連続で過去最大
10月22日(月)9時1分配信 読売新聞
財務省が22日発表した2012年度上期(4~9月)の貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3兆2189億円の赤字となった。
半期ベースでの赤字額は、統計が比較可能な1979年度以降最大で、赤字額が3兆円に達するのも初めてとなる。欧州債務危機で世界経済が減速した影響で、欧州や中国向けの輸出が減ったうえ、液化天然ガス(LNG)など燃料の輸入増が続いていることが要因だ。
対欧州連合(EU)の貿易収支が初めて赤字を記録したほか、対中国の貿易赤字は1兆5309億円と4期連続で拡大し、赤字額全体の半分近くに達している。対中輸出は9月単月でも前年同月比14・1%減と大幅に落ち込んだ。
全体の輸出額は32兆1603億円と前年度上期に比べ2・0%減少した。輸出の減少は3期連続だ。米国向けの自動車輸出は好調だったものの、EU向けの自動車や半導体、中国向けの重機用エンジンや鉄鋼が大幅に減った。
輸入額は35兆3793億円と同2・6%増加した。輸入額は5期連続で増えた。このうち原子力発電所の運転停止を受けて火力発電用の燃料となるLNGは24・3%増、原油は8・3%増と輸入額が大幅に増えた。特にLNG価格の高止まりが大きく響いている。
(転載終了)
「またアメリカにしてやられたのか?!」
(やっぱり…)
という感じですねヾ(。`Д´。)ノ
領土問題で、中韓の民度の低さを、
すべての日本人は実感しましたね(^▽^;)
決して侮ってはいけませんが、
国家戦略の幼稚さも然り…(;^ω^A
しかし…
戦前から米英にはしてやられています((o(-゛-;)
(英国に関しては実感ないと思いますが)
その辺のことも、載せていこうと思います。
以下2つ目の読売新聞記事をはじめ、国内の主要紙のどれをみても「対中輸出の減少」「原発停止による火力発電運転に伴う燃料の輸入増」といった薄っぺらの”御用記者クラブ”お得意の横並びぶりである。
そんな中で、以下に取り上げたイランラジオ記事が、日本の貿易赤字を実に興味深い観点から分析している。
それは「中国と近隣アジア諸国の冷戦構造」を演出するというアメリカの”アジア戦略”を通してみた分析内容である。
まったく、どちらが日本のマスコミかを疑うばかりの話である。
さて、以前のエントリーにてコメントしてきた通り、尖閣諸島を巡る一連の騒動により”反日””反中”感情が煽りに煽られ、今や日中関係は完全なる「冷戦状態」であるが、これは「アメリカ戦争屋」による仕業・演出であるというのが個人的見解である。
即ち、米CIAに連なるアーミテージやナイの指揮の下、その”飼い犬”たる輩どもが、日中間における様々な挑発行為をおこなうことにより”意図的”に緊張状態を演出し、その結果、見事アメリカの思惑通りに今回の大規模な「反日デモ」が起こり、まんまと「日中対立の図式」が生じているということである。
何故か?
それは、アメリカは「10年に1度戦争をしないと経済が回らない構造」であり、自らの”演出”で世界各地にて戦争行為・侵略行為を繰り返しては、軍需産業の”武器弾薬一掃セール”と共に、他国の”エネルギー利権””麻薬利権”や”貿易ルート”をも収奪することにより、大国としての地位を維持しているからである。
今回イランラジオが指摘しているように、自動車産業をみれば、尖閣問題で日本車の輸出が大きく減少する中、実際にアメリカがそのシェアを奪い取っているのである。
アメリカの手口は、中国近海にてアジア諸国と合同軍事演習を行なうことにより中国を挑発し、「中国と近隣アジア諸国の冷戦構造」を演出しては、それを”商売の種”にするというものだということである。
その対象は、日本だけではなく、フィリピン・オーストラリアも同様である。
既にお気づきの方もいるかと思うが、オセアニア諸国と東南アジア諸国で「中国包囲網」を構築するというこの戦略は、あの忌まわしき「TPP」と同様の構図である。
即ち、「仮想敵国・中国」を演出することで周辺諸国の結束を呼びかけ、自らもここに加わって”甘い蜜”を吸わんとするアメリカの”悪しき思惑”がここに潜んでいるのである。
アメリカのアジア重視の新戦略が「中国と近隣アジア諸国の冷戦構造」を演出することをその”起点”としていることを、我々はよくよく理解することが肝要であろう。
※参考1「尖閣を巡る「反日デモ」が本格化した今、改めて「第3次アーミテージレポート」を考える」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/2e431673257a35f2c978e2ba9299dfb8
※参考2「「第3次アーミテージレポート」発動で悪夢再び ~”戦争マフィア”アーミテージ&ナイが満を持して登場~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/503831cd9cd57a01edcf0d0fc9534c93
※参考3「『日本は二流国に転落してもいいのか!? ~第3次「アーミテージ報告」にみる日米関係の重要論点』」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/c4556563442c0d6aa8e14372588b3fa6
※参考4「「尖閣」を巡る”老害”石原都知事と中国の真意 ~裏で糸引く”死の商人”アメリカ~」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/d95ee52d014e96748ecee1d9960b6635
※参考5「『尖閣諸島問題』 その真相」
http://blog.goo.ne.jp/tarutaru22/e/91011d51972fd1008561c47b6741493d
◆日本の貿易赤字
2012/10/22(月曜) 22:15 イランラジオ(ホセイニー解説員)
アメリカとその同盟国がアジアで軍事演習を実施し、この地域の対立を煽っている中で、情報筋は、9月の日本の貿易赤字が、統計が開始された1979年以来、最大になったことを明らかにしました。IRIB記者の報告によれば、日本財務省は、22日月曜、輸出額から輸入額を差し引いた9月の貿易収支が5586億円の赤字だったことを明らかにしました。前年の同じ時期の貿易収支は、2888億円の黒字でした。
日本経済は、輸出に依存しています。
日本は、2011年の東日本大震災による福島原発事故を受け、エネルギーを外国から輸入する必要性に迫られたため、すでに貿易赤字に転落していましたが、9月には、尖閣問題によって中国への輸出が減少したため、過去最大の貿易赤字に陥りました。
中国と日本の昨年の貿易額は、3400億ドルを超えました。しかし、両国のメディアによれば、尖閣諸島の領有権を巡る対立が、両国の関係を悪化させています。
日本車の中国での販売台数は、およそ40%減少し、特にトヨタ自動車の9月の販売は50%、減少しました。
日中関係の悪化により、日本の企業は、中国の自動車市場で、アメリカの輸出業者に追い抜かれています。
多くの情報筋は、日中の緊張がアメリカの利益につながっていることから、日本だけでなく、他の国々と中国の対立をあおるために、アメリカは軍事演習などを行おうとしている、としています。
アメリカが、東シナ海で日本との共同訓練を決定したこと、南シナ海に原子力空母を派遣したこと、フィリピンとオーストラリアが軍事演習を開始したことなども、その一例です。
アメリカが南シナ海に原子力空母を派遣したのと同じ時期に、フィリピン軍が、オーストラリアとの軍事演習の実施を明らかにしました。
中国・新華社通信は、フィリピン軍の話として、「およそ15万人のオーストラリア兵と20万人のフィリピン兵が参加し、22日から5日間、南シナ海で演習が実施される」と伝えました。
オーストラリアは、アフガニスタンでアメリカに協力すると共に、南シナ海の北部にある都市ダーウィンでのアメリカ兵2500人の駐留に合意することで、事実上、地域のアメリカの軍事計画に参加する意向を示しました。
フィリピンとの演習も、その一環だと言えます。
こうした中、AP通信は、「アメリカは、原子力空母『ジョージ・ワシントン』を南シナ海に派遣する」と報じました。
情報筋は、「中国との国境の水域へのアメリカ原子力空母の派遣は、中国の反発を招くだろう」と語っています。
中国は、この地域で、フィリピンやベトナムと領土問題を抱えています。アメリカの原子力空母がベトナム沿岸に派遣されるのは、この2年間で2度目のことです。
前回の派遣の際には、中国政府の抗議を招きました。
情報筋は、アメリカとその同盟国のアジア地域での軍事演習は、中国との対立を抱える国々への支援を名目に行われており、アメリカのアジア重視の新戦略の一環であるとしています。
アメリカ政府は、「イラクとアフガニスタンの後、アジア・太平洋地域への駐留を拡大するつもりだ」と発表しています。
アメリカ政府は、アジアでの新戦略の目的として、地域諸国の協力を阻止し、中国をけん制することを挙げています。
◆貿易赤字3兆2千億円、2半期連続で過去最大
10月22日(月)9時1分配信 読売新聞
財務省が22日発表した2012年度上期(4~9月)の貿易統計によると、輸出から輸入を差し引いた貿易収支は3兆2189億円の赤字となった。
半期ベースでの赤字額は、統計が比較可能な1979年度以降最大で、赤字額が3兆円に達するのも初めてとなる。欧州債務危機で世界経済が減速した影響で、欧州や中国向けの輸出が減ったうえ、液化天然ガス(LNG)など燃料の輸入増が続いていることが要因だ。
対欧州連合(EU)の貿易収支が初めて赤字を記録したほか、対中国の貿易赤字は1兆5309億円と4期連続で拡大し、赤字額全体の半分近くに達している。対中輸出は9月単月でも前年同月比14・1%減と大幅に落ち込んだ。
全体の輸出額は32兆1603億円と前年度上期に比べ2・0%減少した。輸出の減少は3期連続だ。米国向けの自動車輸出は好調だったものの、EU向けの自動車や半導体、中国向けの重機用エンジンや鉄鋼が大幅に減った。
輸入額は35兆3793億円と同2・6%増加した。輸入額は5期連続で増えた。このうち原子力発電所の運転停止を受けて火力発電用の燃料となるLNGは24・3%増、原油は8・3%増と輸入額が大幅に増えた。特にLNG価格の高止まりが大きく響いている。
(転載終了)
「またアメリカにしてやられたのか?!」
(やっぱり…)
という感じですねヾ(。`Д´。)ノ
領土問題で、中韓の民度の低さを、
すべての日本人は実感しましたね(^▽^;)
決して侮ってはいけませんが、
国家戦略の幼稚さも然り…(;^ω^A
しかし…
戦前から米英にはしてやられています((o(-゛-;)
(英国に関しては実感ないと思いますが)
その辺のことも、載せていこうと思います。
