ビジネス英語について(再)

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こんにちは。

金沢はまたしても雪が降る、荒天です。これだけ
日照時間が少ないと、太平洋側の方々とは違うキャラクターの
県民性が出来上がるのも、納得できます。

輪島塗、九谷焼、金箔などは石川県の伝統工芸ですが
厳しい冬の間、農作業ができないことが、こうした屋内で
作業できる工芸品が発達した理由の一つだと、先日NHK
エデュケーショナルの番組でやっていました。

当校には県外出身の方も数多く在籍されていますが
皆さん口々におっしゃるのが、「金沢の人はプライドが
高い」というものです。自分自身がどう見られているかは
分かりませんが、東京で2年・関西で7年過ごしてきた身から
すると、それは的を得ているように思えます。

英語指導の現場でも、それは感じます。

ですがそれは、良い悪いという問題ではありません。

プライドを捨てる、という言葉があるのと同時に
プライドを持て、という言葉も存在します。

金沢の人の良さは、粘り強さです。

プライドがあるからこそ、絶対に英語を身に着けてやる
という粘り強さが生まれます。

個人的な意見ですが、留学せずに、地方都市にいながらにして
いわゆる英会話スクールに通って、英語が出来るようになる・・・
それは、長期間の海外滞在経験や恵まれた職場環境にあるわけでなく
まさにご自身の努力で掴み取ったものですから、とても価値の高いものだと
考えています。

・・・さて、当校ではご入会時のカウンセリングにて一つ大切に
していることがあります。

それは、嘘をつかないという事です。

賛否あるでしょうが、「当校ではお力には
なれません」「通われるのをやめられることも
検討された方が良いかもしれません」という
お答えをする時があります。

特にビジネスで英語を学ばれる方に関しては、その傾向が強くなります。

個人の経験の範囲内ですが、関西で英語教授をしていた頃から
名だたる大手企業の方々(英語を公用語化された所や、内定するのに
TOEICのハイスコアが要求される社など)を担当させて頂いた結果、
ビジネス英語を学ばれる方の成功パターンは二つである、と考えています。

一つは、英語習得の必要性が最大限に高まっていることです。

当校では、2016年の2月にいらっしゃった方が、御勤務先から
半年後の海外勤務を命ぜられ、英語がほとんど口から出てこない状態から
先日、英語の話せない上司の方をお連れになって、海外の客先で
プレゼンテーション・商談を行ってこられるまでになられました。

こうした方々は、否が応でも英語をしなければならない訳ですから
英語学習のパフォーマンスが高まります。

もう一つは、優れたサービス・製品があり、英語をプラスアルファとして
活用されるという方向性です。

例えばメーカーの方でしたら、当然ですが製品自体に魅力が無ければ
海外で販路を拡大することは出来ませんよね。逆に言えば、製品自体の
魅力やサービスの魅力が高ければ、英語に対する要求レベルが下がります。
製品やサービスが、語ってくれます。担当者の話す英語がどうのこうのでは
なく、製品のスペックが要求を上回る、あるいは、サービスの質が期待を
上回る、本来こうしたことが大事ですよね。京大の有名な教授の方が
「研究内容が優れていれば、英語は拙くても海外の聴衆は固唾をのんで
聴く」とおっしゃっておられましたが、似ていると思います。

当校では、2014年の開校時にいらっしゃった方が、日本でも類を見ない
ご研究をされていて、昨年は初めて海外の学会でプレゼンテーションを行った
ばかりか、来年度より海外の大学への受け入れが決まりそうなご状況となって
おられます。こちらの方は、日々の業務で英語が必要な訳ではありません。
が、優れたご研究内容(=話題)をお持ちですので、とても市場価値の高い方で
いらっしゃいます。普段はコツコツ学習を続けられながら、発表前などは
英語でシュミレーションをされる、というスタイルが合っておられます。

・・・ところが、世の中の多くの法人研修は、失敗するケースが大半です。
これは実際に、大学や、企業のご担当者からも、非常によく耳にしておりますし
個人レベルでも「なかなか長続きしなくて・・・」という方が多いことと
思われます。

私なりに考察しますと、「実は英語を学ばなくても良いポジションの方」へ
グローバル化というスローガン、言葉は悪いですが綺麗事で集合研修を行っても、
【毎日コツコツと英語を覚えていく】という果てしなく地道な作業が
長続きしない・・・ということに原因があります。

特にビジネスマンの方は、トップダウンで物事を考えられるご傾向が
おありですので、「カリキュラムを見える化してほしい」「こういった
例文は実際に使うのか」「効率的なやり方は無いのか」といったご要望が
ある一方で、言語習得という、ボトムダウンで一つ一つ積み上げるという事に
抵抗がおありの方もいらっしゃいます。

つまり、「覚えて、使って、間違えて、覚え直す」という
原理原則から外れるのです。常に3歩くらい先を見ておられますから
足元が安定しません。

特に優秀なビジネスマンの方にこういったご傾向があり
私としてはとてももどかしい気持ちがあります。
ご自身の価値観をお持ちなのは当然として、英語の習得に
関しては語学の専門家の胸に飛び込んできてもらえれば・・・と。

私自身、実は24歳の時に「イ」が付く超大手スクールに
半年通った経験があります。ですが、見事に挫折しました。
今でもその時の事を時折思い出しますが、あの時私の担当を
されていたカウンセラーの方は、数年後に私が英語講師に
なっているなどとは夢にも思わないのではないでしょうか。

私自身も、「将来の為」と思って英語をやっても、うまくいきませんでした。

英語が出来るようになれば、業務の幅が広がるというのは
まさにその通りですが、「実は何とかなる」のであれば
むしろその他のスキルを出来るだけ伸ばされ、本当に必要になった
時に学ばれる・・・というスタイルが、効率的と考えています。


なぜこのような話をしているかと言いますと、このようなお話を
最初にさせて頂くことが、私のスクールの在り方だからです。

以前、こんな事がありました。

とあるバーで飲んでいたときの事。人からの紹介で
そちらへ伺ったのですが、店主は常連客とのコミュニケーションを
密に取り、こちらは初めてでしたので、お酒についての質問なども
していたのですが、ほとんど答えてもらえませんでした。

こちらのお店は、いわゆる通好みの酒場のようで、お酒の事が
分かる、そういった客層から非常に人気を得ている様でした。

ですが、個人的にはとても不快な思いをしました。

勿論、飲食業ですから、入店前に「うちはこのような店ですから」
という説明機会を提供することは難しいと承知していますし
そのようなポリシーのもと、現に確固たる信頼をお客さんから
得ている訳ですから、何も申し上げられることはありません。

ですが、私のビジネスはそうした「看板」を事前に掲げることが
できます。ですので、私は、せっかくお越し頂いた方でも【私の現在の
スキルを考えて、お役に立てるかどうか・・・】という方に対しては
正直にその旨伝えるようにしています。

後で、「通って頂きましたけど、やはりこれでは上達しません」という
ことになれば、それこそお客さんへの無礼と考えています。

お入り頂いてからではなく、お入り頂く前に、きちんとポリシー説明を
させて頂き、その上でご了承頂けるのであれば、全力で力を注がせて頂きます。

もちろん、「どんな人間でもモチベーションを上げるのが
プロの仕事である」と言われれば、それはそれで正論だと
思います。

私もそうありたいと思って、いつまでも完璧にはなりませんし
出来ない事も多いですが、日々考えて行動しております。

部下がなかなか動かなくて・・・というお悩みをよく聞きますが
出来るようにならなくても生活に関わるわけでもない英語学習で
赤の他人である講師が、週に一回僅かな時間お会いするだけで
燃えるような情熱を・・・というのは、多くの場合絵に描いた餅では
ないでしょうか。

ですから、あまり夢を見過ぎず、リスクがある場合は
そのリスクをお伝えします。

逆に、「私が必ず出来るようにします」と伝えた方は
必ず出来るようにしてきました。

・・・当校にお入り頂いた方は、「ブログを読む限り、レベルの
高い人向け。とても問い合わせずらかった。」という方が大半です。

常々ブログで書いていますが、それは、いたずらにハードルを
あげているのではなく、私なりに敬意を尽くしたいと考えているからです。

例えば格安のフィリピン系オンライなどと、受講料は違います。

ですが、だからこそ私は、ご受講料を無駄にせず
成果を挙げて頂きたいと考えております。

昨日までは、アジアへ海外出張へ行かれた方の
会話指導がありました。現地の政府関係者への
ヒアリングに赴かれます。

転職され、初めての海外出張となった前回は
上司の方が同伴でしたが、2回目の今回はお一人で
英会話に望まれます。だいぶスピーキングに安定感が出て
こられましたので、教師的には安心して旅立ちを
迎えることが出来ました。

ご受講いただくからには、成果を出します。

ご健闘を心から願っています。


LLD外語学院 学院長 前川

*DMM英会話さんのアドバイザーを務めております:

 「 電車の振替輸送
            
を英語で言うには?


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