先日(5月10日)に行われました藤井聡太六冠の対局、
第71期王座戦挑戦者決定トーナメント1回戦、
対中川大輔八段(54)戦の結果を報告いたします。
時間が経ちすぎてそんな対局あったかいな??状態かも
しれませんがよろしくです。
中川八段は山登りなど活動的な方で、おしゃれ。
棋士さんたちの中ではアニキと慕われています。
古風な作戦や力勝負を好んで指します。
公式戦では2戦2勝としています。
王座戦は持ち時間各5時間、切れたら1分将棋です。
先後は振り駒で決まりまして、藤井六冠は先手番です。
戦型は『角換わり』となりました。
藤井六冠が得意としている戦型です。
中川八段は珍しい居玉での駒組で、形が見えづらい。
後手陣が安定する前に藤井六冠から仕掛けました。
先手は後手に攻めさせて有利に運ぶ作戦。
戦力が不足している相手に暴れさせれば容易に跳ね返せる。
また後手はカナものを渡すと自陣の弱点に指し込まれるため、
先手陣に攻め込めない。
終盤後手は銀を使い勝負に出る。カナ駒が手に入れば詰み筋が
発生し大逆転だ。
藤井六冠は冷静に受ける。無理攻めをいなして持ち駒を蓄え、
銀を後手玉に当てて寄せると87手目、中川八段を投了に
追い込みました。
勝った藤井六冠はベスト8に進みました。
2回戦は6月20日村田顕弘六段戦です(すでに済み)。
(将棋連盟さんLive「観戦」おおいに参考)
対局後のコメントです。(ABEMATIMESさん引用)
藤井六冠「6筋の位を取られてこちらが仕掛けていく形になったが、攻めも軽い形になってしまうので成算がないまま進めていた。その後、飛車を打って成り込みを見せれれるようになったあたりから少しずつ指しやすくなったのかなと思います」
中川八段「気持ちとしては(藤井竜王の)八冠阻止を頑張りたいという気持ちで対戦していた。中盤で差を付けられないようにという気持ちで頑張ったが、見えないところで差を付けられてしまったような感じで、終盤に競らなかったのが残念」
↑☆☆お疲れさまでした☆☆
次のブログは5月13日に行われました『名人戦第4局』、
渡辺明名人戦について書きます。
遅々として進まず、ですが名人獲得までの3局頑張ります。
最新の藤井聡太七冠の対局です。
6月28日(水)王座戦挑決トーナメント3回戦(準決勝)、
対羽生善治九段(52)戦です。
楽しみなカードですね。
もう片方の山では豊島将之九段がすでにベスト4入り。
同日渡辺明九段と石井健太郎六段がベスト4を目指して
対局します。
羽生九段も好きな棋士さんなので辛いところですが
頑張って応援します