藤井聡太七段結果(1月20日)その1 | みちるん21のひとりごと

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1月20日に行われました、藤井聡太七段の対局。
第12回朝日杯オープン戦本戦トーナメントの1回戦、
対稲葉陽八段(30)の結果を報告いたします。
対局は名古屋市港区の『ポートメッセなごや』にて公開対局で行われました。
藤井七段の地元、瀬戸市のある愛知県での開催に地元のファンが集まりました。

朝日杯は持ち時間各40分、切れたら1分将棋の早指しです。
振り駒により先手番は稲葉八段、後手番は藤井七段に決まりました。
戦型は『角換わり腰掛け銀』となりました。
序盤から早い差し回しです。
中盤、▽9六歩から始まる藤井七段の趣向の1手。
稲葉八段の手駒角×1歩×6をものともせず手駒を全てかけて香車を引き寄せ、
桂を跳ねて銀を手に入れ先手玉をおびき寄せます。
手駒を着実に手にしていき、9筋に閉じ込めた先手玉に詰めろを仕掛けていきます。
終盤97手▲8四玉で先手稲葉八段持ち時間を使い切り、
98手後手▽6四飛を見て稲葉八段投了しました。
藤井七段2回戦に進みました。

感想を申しますと、
後手の藤井七段から攻めていった感がありまして、
稲葉八段の駒台に手駒が溢れかえった時には焦りましたが、笑い泣き
藤井七段が稲葉八段の反撃を許さず、押し切った感じでした。
藤井七段恐るべき冷静さです。何かが見えてます。
『藤井キラー』といわれる井上慶太九段一門だからと危惧していましたが
それを感じさせない勝ち方でした。お疲れ様でした。爆  笑

対局後のコメントです。
-本譜の仕掛けについて(大盤解説会場にて)-
藤井七段「この形になったら、やってみようと思ってました」
-2回戦の抱負について(同)-
藤井七段「午後もトップ棋士(この時点まだ相手は決まっていなかった)と指せるので、
全力で自分の将棋を指したいと思います」

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この対局中同じ会場で佐藤天彦名人と糸谷哲郎八段の対局が行われており、
どちらか勝者が藤井七段が戦うことになっています。
佐藤名人が優勢かと思われていましたが、終盤で糸谷八段が
大逆転劇を演じ勝利を収めました。
藤井聡太七段の2回戦目は糸谷哲郎八段との対戦となりました。

同日に行われました2回戦目の結果は後日報告いたします。
しばしお待ちくださいませ。照れ