藤井聡太七段結果(1月8日) | みちるん21のひとりごと

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2019年初対局になりますね、1月8日に行われました藤井聡太七段の初戦。
順位戦9回戦目、対富岡英作八段(54)戦の結果を報告いたします。

相変わらずの今!?更新です。手が遅いのもありますが、2日ほどPCが
固まってしまいネットができませんでした。いいわけです。笑い泣き

さて、順位戦。『負けられない戦い』です。
現在C級1組では現在7連勝、C級2組も合わせれば17連勝中ということであります。
この対局に勝利すれば18連勝となり、中原誠十六世名人の持つ『デビュー後順位戦連勝記録』と
並び、1位タイというすごい事になります。

順位戦は持ち時間各6時間、切れたら1分将棋となります。
先手後手は抽選時に決まっており、藤井聡太七段が先手、富岡八段が後手となっています。
藤井七段は4局ぶりの先手番です。
現在先手番は6連勝中であり勝率はこの1年で9割を超えています。
戦型は『角換わり腰掛け銀』となりました。(※腰掛け銀:銀が歩の上に腰掛けているような様子から)
序盤は互角でさくさくと進み、藤井七段50手ほどで消費時間が30分となりました。
最近の対局では序中盤で時間を使う事が多いのですが、ここでは例外のようです。
55手で昼休憩に入りました。
勝負メシのご紹介。藤井七段は「黒毛和牛のカレーうどん」、
富岡八段は「チキンステーキと白身魚フライの盛り合わせ」の注文でした。
再開後は共に長考が目立ち乱戦模様を呈しているようです。
70手で後手に悪手。先手側に形勢が傾きました。評価値は先手優勢です。
74手で夕食休憩。この時点の消費時間は藤井七段:2時間59分、富岡八段:4時間20分。
勝負メシのご紹介2度目。藤井七段はCoCo壱番屋の「野菜カレー」
富岡八段は「味噌煮込みうどんとご飯」でした。
再開後に藤井七段が予測不能の75手▲2九飛。76手目▽2八歩とおびき寄せ
77手▲6三銀と後手玉に詰めろを仕掛けました。
この手は絶妙なタイミングで、75手で指していれば飛車が壁となり自玉に詰めろの不安が
ありました。飛車を犠牲にして自玉を守った価値の大きい一手でした。
後手陣内に角を打ちかく乱。
82手目▽2九歩成。スイッチが入りました。85手目▲4一金→▽4三玉→▲7三馬…
88手後手は詰めろ解除を図ります。
90手目▽5九飛と打ち込み先手玉に詰めろを仕掛けます。富岡八段善戦です。
91手目▲6九金。玉の逃げ道を確保。後手手駒に金がなく攻めきれず。
92手目で富岡八段が投了を告げました。
藤井聡太七段C級1組8勝0敗とし、前述の記録に並びました。

対局後のコメントです。
-今回の連勝記録について-
藤井七段「順位戦は一番長い持ち時間なのでじっくり考えられることが結果に
つながっていると思います。前期と今期は別のステージの戦いなので記録は
意識していません。残り2局が(昇級の為)非常に大事なので気をしっかり引き締めて
臨みたいです」

この日師匠の杉本昌隆七段も勝利しており、8連勝としています。グッド!
師匠との同時昇級の可能性について問われた藤井七段。
「やるべきことは自分自身の目の前の一局一局に全力を尽くすことです」
とストイックに対応していました。
藤井七段は常々「勝ちを意識するとのみこまれてしまうので考えないにしてる」
と言っているのであまりつっこまないでいただきたい。
私も同時昇級は望んでいますが、楽天的には考えられません。
次の順位戦の相手はどちらも1敗の藤井七段は近藤誠也五段と師匠は船江恒平六段で
必死に食らいついてくるはずですから。ムキーDASH!

藤井聡太七段の次の対局ですが、まだ将棋連盟のHPに
明記されていませんでした。
また訪問してわかりましたらUPいたしますのでお待ち下さいませませ。

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↑☆☆感想戦での一コマ。藤井七段、富岡八段お疲れ様でした~。☆☆