夜、夕飯の準備をしながら、お風呂(正確にはシャワー)から上がってきた夫と3歳8か月の長女の会話を聞いていた。

 

長女:

「〇〇(長女の幼稚園の一つ上の子)が〇〇(自分)のことをチネーゼっていうの。」

 

※ちなみにチネーゼとはイタリア語で”中国人”のこと。

 

夫:

「え?それはあかんやん。」

 

長女:

「ちゃんと”IO SONO ITALIANO(イオ ソノ イタリアーノ)って言うんだけどね。(分かってもらえないの)」

 

※IO SONO ITALIANO=「私はイタリア人です」

 

夫:

「え??」

 

あんた、いつからイタリア人になったんや!!
いつイタリアに魂を売ったんや!!!

そもそもこんな黒髪、直毛、目の細いイタリア人おらんわ!

 

この会話を聞いていて、台所でずっこけそうになったのは私だけではなく夫も同じ。

2人で大爆笑。

今年初の大笑い(笑)

 

ひとしきり笑ったあと、長女に

「〇〇ちゃん、自分がどこの国の人か知ってる?」

と聞いてみた。

 

すると長女...

「どこだっけ?」

 

 

ぷぷぷ

 

 

その後夫が一生懸命長女に

「今度またチネーゼ(中国人)って言われたら、
イオ ソノ ジャッポネーゼ(私は日本人です)

って言うんやで」

と何度も教えてこんでいた。

 

海外に住んでいて、中国人と言われることは多々ある。

むしろ、海外生活10年間のあいだで「あなた日本人ね」なんて言われたことは

ほんの指折り数えるほど。

 

別に”中国人”と言われることが嫌なわけではないが、

奴らは明らかに小ばかにしたような感じで”中国人”と言ってくるからそれが一番癪に障るのだ。

 

産まれも育ちもずっと海外の長女は自分のアイデンティティーについて今後も混乱してしまう時が多々あるかもしれない。

これは親である私たちがしっかり正しく教えていかなければならないと思うのである。

 

それにしても

まさか自分のことをイタリア人と思っていたとは。。。

産まれはフィンランドなんだけどな。

今日は長女のお陰でお腹の底から笑わせてもらった。

ありがとうアモーレ。

あなたは正真正銘のジャポネーゼよ!!

 

ちゃお