始まりは渾沌だった | 足裏から心とカラダをゆるめるフットリラクセーション 英国式リフレクソロジー 【loke lani ロケラニ 】横浜元町

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この世界、この宇宙の始まりは、

たったひとつの存在だった。

たったひとつの存在は、

何もかもを含んでいて、

渾沌であり完璧だった。



たったひとつの存在に

仮に太極という名前をつけよう。




太極は完璧だけれども孤独だった。

なぜなら、太極を承認するものがいなかったらだ。

承認するものがないということは、

その存在を証明することもできない。

誰もいない真っ暗な閉じた空間で、



僕はここにいる!



と、叫んだとしても、


そうだね


と言ってくれるなにものも無いということだ。


太極は考えた。

ふたつに分かれてみることを。


ふたつに分かれてみた太極を


仮に “陰” と “陽” と名づけよう。

陽は光となって照らし

陰は影となって現れた


ふたつは真逆だけれども、

相手の存在無しには

その存在を確かめることはできなかった。

なぜなら、光が無ければ影はできないし、

影がもし存在しないのなら、

光というものを定義することすらできないからだ。

ふたつは決して混ざり合わないけれど、

別々に存在することはできなかった。


太極はたったひとつで孤独だったけれども、

ふたつに分かれた陰と陽は、

ふたつでありながらひとつにもなれない

切ない存在だったかもしれない。


ふたつに分かれた陰と陽は考えた。

自分たちが光であり 影であると、

承認する客観を作ろうと。


そこに 人 が現れた。


人は光を眩しいと感じ、闇を暗いと感じることができた。

どちらも同じように同時に承認することができた。


承認されることで、

太極の孤独も

混ざり合わないけれど 切り離すことのできない陰と陽の切なさも

満たされて

ようやくこの世界が動き出した。


なぜ動き出したと言えるのか?


太極も、陰と陽も、

初めから動いていたかもしれない。

でも、動いているということを証明することすらできなかったから。


ここから世界が、宇宙が動き出した。




承認されるまでどれほどの年月がかかったのか…


それとも時間という概念さえなかったか…



ただ一点の真空の、渾沌という完璧が、

この不調和で、
不安定で、
愚かしく、
雑多な世界を、

誰より愛おしんでくれていると信じたい。






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陰陽太極図