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道普請人,福林は今海人の島,沖縄に来ています.沖縄大学で行われた第18回国際開発学会にて発表するためです.沖縄本島に滞在するのははじめてです.那覇市内を歩いていて,鉄筋コンクリートの建物が多くやや,殺伐とした印象を受けました.やはり台風対策で頑丈な建物が必要ということなのでしょう.青い空,青い海っていうのは海岸沿いやリゾート地での様子だと思います.ホテルから沖縄大学へ行く途中,見慣れない街路樹,イペーを見つけました.ピンクの花が咲いていてとても見栄えがしました.写真に撮れなかったのが残念です.黄色の花をつけるものもあるとのことでした.


自分の発表は初日,24日土曜日の午前中のセッションでした.土木学会や地盤工学会での年次講演会とは異なり,20分という長い発表時間が与えられます.そしてコメンテーターの先生がついて,発表後約5分間でコメントや質問をいただく,さらに聴講者の方からの質問を受けそれらに応える,という形式です.ここではケニアでの事例について発表させていただきました.主な質問は下記のような内容でした.

1.プロジェクトベースでの技術移転のほかにどのように技術の拡大を図るのか?

2.道直しを行う主体者は誰か?


1.に対してはこれまでパプアニューギニアでのボランティアベース,フィリピンでの大学連携,ここで発表したプロジェクトベース,そしてウガンダで実施した協力隊への研修の事例を述べました.他にもよい方法はないか,実践を通して模索していきたいと思います.

2.は住民自身で,具体的な事例として道の維持管理を行う組織(道路委員会)が作られたことを挙げました.おそらく,技術の紹介,そして「土のう」が住民のやる気や自信を引き出すということの報告に重きを置いたためにこのような質問が来たのだと思いました.決して技術ありきではなく,道が悪く困っているということが出発点です.このとき,自分達で実践できる「土のう」による道直し手法を身につけてもらい,自分達で維持管理していけば持続的に通行が可能となることを知ってもらうということです.ではそのために,コミュニティ内に道路委員会を設置してやりましょう,とか既存の組織がその役割を担っていくことが考えられます.


国際開発学会,ということで経済学や社会学,文化人類学など多分野の方の発表があります.理念とか,言葉の定義とか,指標の捉え方の議論もありました.別の国に外部者として入り,そこへなんだかの影響を与える存在として,開発を実施する側もいろいろと慎重になる必要があるのでしょう.しかしながら,どうしても問題をわざわざ自ら複雑なものとしてそれについて議論をしているといった印象を持ってしまうことがありました.概念が先行して,結局それは議論上の話?と思うこともあります.こうした議論があることはしっかり把握しつつ(頭の片隅に置きながら,無視せずに),私達は工学者として人々の幸せのためにできることを具体的に実践していきたいと改めて思いました.


(福林良典)




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