今年のバイロイト音楽祭はキャンセルされたが、2020年7月25日にRichard Wagnerの邸宅Wahnfriedにて特別コンサートが行われた。指揮者はBayreuther Festspieleの音楽監督であるMr. Christian Thielemannクリスティアン・ティーレマン氏、14人のオーケストラ奏者、ソリストにはマエストロと定期的に共演なさる実力派ソプラノ歌手カミラ・ニュルンド氏、テノールは世界中に熱烈なファンを持ちワーグナー作品を得意とするクラウス・フロリアン・フォークト氏、ピアニストはパネルディスカッション2020年でもワーグナー作品を演奏されたヨプスト・シュナイデラート氏。8月31日まで、BR KLASSIKを通じ演奏を聴くことが出来る。どのような形であれ、音楽家の皆様が御元気かどうか映像や演奏やインタビューを通じ知ることが出来て嬉しい。暫くの間、ドイツ遠征は難しい。それでも、ライヴ配信があったり新譜が発売されたり動きはある。皆様も既に御存知のことでしょうが、2020年1月&2月の方が音響もオペラ歌手陣の纏まりも素晴らしかったドレスデン公演ではなく、その9ヵ月前に行われた2019年4月ザルツブルク・イースター音楽祭『ニュルンベルクのマイスタージンガー』公演CD商品が発売されている。続いて、年内か年明けか2020年3月『グレの歌』公演もCD商品としてリリースされるでしょう。クラウディオ・アバド盤とラファエル・クーベリック盤を予習教材として選んだのだけれど、初日と2日目は両者と異なる箇所(約60秒)があり、これは指揮者の解釈なのかオーケストラに委ねられた結果なのか総譜から読み解けることなのかクラシック音楽の師匠より回答待ち。果たして何日目(初日・2回目・千秋楽)がベースとなるか、非常に楽しみだ。傘を倒すとか咳やクシャミなど、ほんの数秒の差し替えは有り得るが、流石に1分間となると空気感(その日の音質)変わってしまうので、実際に聴いて何日の演奏か瞬時に分かれば定点観測の経験が今や生かされていると実感するはず。その為に狙った、渡航費込みで割高となった定期演奏会3連発だから。未来の演奏会に想いを馳せること以外に、過去の名演に感謝する気持ちを忘れたくない。このような状況に肩を落とさず、前向きな気持ちで毎日を過ごしたい。

 

※某氏の御想像によると、ユニテルのマークがある為、『ニュルンベルクのマイスタージンガー』Blu-rayディスク商品も何時か発売される可能性があるとのこと。素敵な演出だったので、聴覚のみならず視覚で楽しめる映像化を祈りましょう。