2019 J1 第31節 鹿島vs川崎 レビュー 勝者のメンタリティ | 僕が 僕バナ/スタ宙を読んで 蒼黒戦士と 戦うワケ

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こんばんは。

川崎から見れば、広島、浦和、鹿島と中2、3日で強豪との対戦が続く3連戦の最後。一方の鹿島は、一週間川崎戦に向けてしっかり準備をして臨んでくる対戦です。

 

川崎のリーグ優勝の可能性は限りなく低いとしても、勝ち続けなければ、その可能性を自ら潰すことになります。この試合もまた、勝たなければならない大事な試合です。鹿島は、ホームでは、開幕戦の大分戦以来、敗戦がないということで、ホームでの戦いに絶対の自信を持っています。その難しいアウェイでの戦いで、見事に鹿島を撃破しました。

 

 

11/9(土)14:00 J1 第31節 鹿島 0 - 2 川崎 県立カシマサッカースタジアム

得点: 62’山村(川崎)、71’ 長谷川(川崎)

 

鹿島アントラーズ 4-4-2

----------8土居---15伊藤---------

--41白崎---------------18セルジーニョ-

---------4L・シルバ---6永木----------

--28町田--5スンヒョン---27ブエノ--2内田--

---------------1スンテ--------------

70分 15伊藤OUT → 36上田IN

73分 2内田OUT → 47相馬IN

83分 41白崎OUT → 25遠藤IN

 

川崎フロンターレ 4-2-3-1

-------------11小林-------------

--8阿部------28脇坂-----41家長---

---------10大島--6守田----------

--7車屋---5谷口--3奈良---2登里---

-------------21新井-------------

56分 28脇坂OUT → 16長谷川IN

81分 11小林OUT → 20知念ĪN

90+3分 8阿部OUT → 2登里IN

 

 

試合前の状況

現在、首位の鹿島は勝ち点59。一方の川崎は、勝ち点54。その上、川崎は、浦和のACL決勝進出に伴う前倒し戦があったため、一試合消化が早い状態です。

川崎は、負けはもちろん、引き分けすら、許されない状態です。一方で勝てば、残り試合数は1試合少ないと言え、勝ち点2差まで詰め寄ることができ、上位にプレッシャーをかけることができます。

鹿島も首位とはいえ、勝ち点は2位FC東京と並び、1差で3位横浜FMに追いかけられている状態です。首位を守るためには、鹿島もまた、勝つしかない状況です。

こんな大事な試合ではありましたが、DAZN観戦でした。しかし、画面越しでも、双方のサピの声援から、どちらも絶対に勝たなければいけないというピリピリ感が伝わってきました。フロサポの声援には安心しますが、ホーム鹿島の声援は、怖いくらいでした。

試合展開
どちらも勝たないいけないということもあり、序盤からトーナメントの決勝戦のような緊張感が漂っていました。

 

川崎がボールは持つのですが、鹿島陣内の高い位置で展開できたわけでもなく、ゴールに迫ったという場面は乏しかったと思います。

チャンスらしいチャンスは、10分に僚太が奪い、悠を経由し、アキがバイタル付近で右足を振り抜いたシュートくらいでしょうか。それも相手DFに当たり、枠をの外に外れてしまいましたが。

前半の25分くらいまでは、互いに緊張感もあり、一進一退という形だったのですが、中3日の体の重さなのか、徐々に鹿島に押し込まれ始めます。

37分には、彰悟のパスがずれ、僚太収められずに触るだけとなったボールが、相手FW伊藤翔への前項のプレゼントパスとなり、GK章太との1対1となりましたが、幸いにも放たれたシュートは、ゴール右横に外れてくれました。

さらには、43分、レオ・シルバが左サイドから入れたアーリークロスを町田と競るヤマが、先に頭に触るのですが、そのボールは、ゴール右隅に飛んでいき、ポスト直撃。すぐさま章太が押えますが、あわやオウンゴールというところでした。

もっとも、競ってヤマが先に触れなければ、町田あるいはスンヒョンも入ってきていたので、どちらかに、決められていたところでした。

後半に入っても鹿島ペース。51分には、左サイドを土居に抜け出され、追ってきた彰悟がかわされ、章太も飛び出してきたところを、中に入ってきたセルジーニョにパスされ、決定的なシュートを打たれます。

完全に崩されてやられたと覚悟したシーンでしたが、そこを紳太郎先生が右足でビッグセーブ。本当にギリギリのところで防ぎ切りました。

その後も鹿島は、レオ・シルバから入れられたクロスを遠目ではありましたが、フリーだった永木が枠をはずしたり、土居がDF2人の間を抜け出しましたが、章太が反応し、エリア外まで出てきて防いだりと、ピンチの連続です。こういうビッグチャンスが続く展開であっても、決めきれないと鹿島も焦れてきます。

僕が実際に見ていたこの時間帯に思っていたことは、このまま我満の時間帯ばかりで、川崎はどうやって勝つのだろうかと。防戦一方ではいつかは、決壊するのではないかと絶望的な気持ちでいました。

例え0-0でも終戦なわけですから、絶対に得点が必要です。しかし、鹿島の攻撃を受けて、跳ね返すのが精いっぱいな展開で、まったく勝てる気がしませんでした。

ただ、カウンター崩れから右サイドでファールをもらい、FKのチャンスを得ると、アキがファーサイドに蹴ったボールにヤマが頭で合わせて、貴重な先制点を手にします(0-1)。

なんと、鹿島があれほどチャンスを作りながら、決めきれなかった先制点を、川崎がセットプレーから、いとも簡単に奪ってしてしまいました。

サッカーではチャンスに決めきれないと往々にして相手に決められるという話の逆を、ここで改めて知ることになります。これで、鹿島は勝つためには2点が必要になりました。

川崎は、先制点をとれたことで、鹿島から攻撃を受けるている状態が徐々に変わってきます。川崎が落ち着いたこともあるのでしょうが、鹿島の攻撃をしのぎきると、カウンターを発動が増えてきました。

このカウンターの起点になっているのは、章太。キャッチすれば、間髪入れず、すぐにフィード。このリズムがカウンターに繋がっていきます。

71分、鹿島のCKを章太が弾き、バイタル付近で阿部ちゃんが粘ってキープすると、左サイドに流れたヒデにパス。すると、ヒデが左サイド後方から、思い切って前線右サイドへ大きくサイドチェンジをしたロングフィードを行います。

このボールに前線の悠が抜け出し、ロングカウンターが成立します。レオ・シルバに迫られるも、悠が右足を振り抜きます。惜しくもポストに当たりますが、この跳ね返りに途中出場の竜也が反応し、相手DF町田と競り合いながらも押し込みます(0-2)。

 

これが貴重な、貴重な追加点となります。この時間帯で2点差とできたのは大きく、鹿島の選手らの焦りがさらに強まります。

2点目を得たことで、さらに川崎は落ち着きます。また悠から知念に交代させ、疲れのない知念に前線からの守備を担わせます。また、ボールが持てれば、アキに預けられます。アキは、とられることがない上に、時間も稼げます。

それでも鹿島は鹿島。怖い攻撃は続きます。途中交代で入った85分の遠藤の直接FKは、章太のファインセーブがなければ危なかったし、同じく87分の遠藤が右から入れたクロスでは、土居がスラし、そこにセルジーニョが頭で合わせ、あわやというシュートも放たれますが、枠のわずか上を越えてくれました。

結局、終わってみれば、0-2でアウェイの川崎が勝利。大事な、大事な、絶対に勝たないといけない試合で勝ちました。それも、広島、浦和、鹿島と強豪相手に3タテです。


雑感
序盤は、ボール際でバチバチと激しい競り合いだなと思ながら見ていましたが、中3日は、やはり選手らには厳しいのか、徐々に後方に重くなり、鹿島の猛攻を受け続けました。

失点は、時間の問題かと諦めかけそうになりますが、章太や紳太郎のビッグセーブなどがあり、ゴールを割らせません。そんな中でのセットプレーからのヤマのゴール。そしてカウンターからの竜也のゴール。

押し込んで、崩して、綺麗に決めて、勝つという川崎らしい形ではないですが、もう勝てなければ終わりの一発勝負の状況で、勝ち切ったというのは、素晴らしい経験を手に入れたと思います。

これまでの川崎は、自分たちのサッカーで押し込み、自分たちのリズムで試合を支配していたにもかかわらず、セットプレーとカウンターから失点し、敗れるという形が、何度もありました。

 

それが、かつてシルバーコレクターだとか、勝負弱いだとか言われていたことにもつながります。むしろこの勝ちパターンを得意としていたのは、鹿島です。その鹿島相手に、川崎が鹿島のように戦い、鹿島に勝ち切ったというのは、大きな自信になるでしょう。

ただ、鹿島も、攻撃陣が、先に1点でも決めきっていれば、この試合は、一方的な展開にもなり得たと思います。実際、そういう雰囲気は川崎が先制するまで漂っていました。

決めきれなかったところに、さすがの鹿島の攻撃陣であっても、首位で追われる立場になると、緊張して余計なところに力が入り、思うようなシュートにならずに、ゴールを外れてしまったのかなとも思います。

川崎は、それこそ前回の鹿島との対戦であるルヴァン杯準決勝から、ずっと勝たないといけない試合を勝ち続けています。この時期に限っていれば、勝者のメンタリティがより充実していたのは、常勝鹿島よりも川崎であったのかもしれません。

この試合、まるで決勝戦のような状況下のアウェイで鹿島に勝ち切った経験は、川崎に勝利のメンタリティを植え付けてくれたことでしょう。これが、今後大きく成長すれば、鹿島にも劣らない、常勝軍団と言われる日が来るかもしれません。



今後の展望
勝ったので、3連覇の望みはつなぎはしましたが、裏でFC東京も横浜FMも勝利したので、もはや3連覇できる条件は、天文学的な確率でしかありえない数字上の可能性となってしまいました。

一応、頭の整理のために書きますが、川崎は、残り2戦2勝しても勝ち点は63までにしか届きません。すでにFC東京は62、横浜FMは61まで伸ばしています。この2チームは、1勝すれば、63を上回ります。この2チームは、最終節に対戦を残しているので、この対戦は、引き分けてもらうしかありません。

ということは、FC東京は、湘南、浦和と2連敗してもらわなければならないし、横浜FMも、次の松本戦は、引き分けか負けてもらわなければならず、その次は、川崎との対戦となるので、川崎の勝利は必須です。

その上で、鹿島には、広島、神戸、名古屋を相手に勝ち点が4以内、つまり1勝1敗1分け以内に収めてもらうしかありません。

こうして条件を整理するとFC東京が2連敗して最終節で引き分けるパターンの成立が一番難しいように思います。

川崎は、次節は対戦がありませんが、上位の3チームの動向によっては、次節のうちにも川崎の優勝の可能性は、消滅させられているかもしれません。

それでも、前から言っていますが、上位3チームがどうであれ、川崎は残り横浜FMと札幌に勝つのみ。その上で、結果を受け入れましょう。くどいですが、繰り返します。あと2試合、2試合とも勝ちましょう。


最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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