和食で、箸を横向きに置く理由 | ✨Bonheur Farci✨ 日々の幸せと美のエッセンス

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幸せな日々のために、美しいもの、楽しいこと、幸せなことを見つけて綴ります。

cocohouseカルトナージュ認定講師
裏千家茶道専任講師
マナー講師
ハイヒールコンサルタント

和食では、お箸を横向きに置きます。

 

これは、カトラリーを縦に置く西洋料理と

大きく異なるところです。

 

日本人にとって、お食事とは、神様からの贈り物

お食事をすることは

神様からの贈り物を口にできる神聖な行為とされています。

 

とりわけ、お米は、最も大切なもの(神様のもの)とされ

横向きに置かれた箸の向こう側は

神聖な領域と考えられていることから

箸は、「結界」としての役目があります。

 

そして、箸を丁寧に扱って、お食事をいただくことで

神様とともにお食事をする

と考えられるようになりました。

 

そのため、和食において

箸の向きは常に「横向き」となります。

(なお、お茶碗や、お皿の上に箸を置くことは

「渡し橋」と言って、マナーとしては良くない行為

とされています。)

 

そして、横向きに箸を置くためには

「箸置き」があると、便利ですよね。

 

 

         軽井沢彫りの桜の箸置き🌸

 

最近は、季節に合わせた可愛らしい箸置きが

たくさんあります。

 

私は、学校の給食で箸置きを使った記憶はないのですが

箸置きを使えば、小さいころから正しいマナーを

身に着けるのに役立つかもしれませんね。