和食では、お箸を横向きに置きます。
これは、カトラリーを縦に置く西洋料理と
大きく異なるところです。
日本人にとって、お食事とは、神様からの贈り物
お食事をすることは
神様からの贈り物を口にできる神聖な行為とされています。
とりわけ、お米は、最も大切なもの(神様のもの)とされ
横向きに置かれた箸の向こう側は
神聖な領域と考えられていることから
箸は、「結界」としての役目があります。
そして、箸を丁寧に扱って、お食事をいただくことで
神様とともにお食事をする
と考えられるようになりました。
そのため、和食において
箸の向きは常に「横向き」となります。
(なお、お茶碗や、お皿の上に箸を置くことは
「渡し橋」と言って、マナーとしては良くない行為
とされています。)
そして、横向きに箸を置くためには
「箸置き」があると、便利ですよね。
軽井沢彫りの桜の箸置き🌸
最近は、季節に合わせた可愛らしい箸置きが
たくさんあります。
私は、学校の給食で箸置きを使った記憶はないのですが
箸置きを使えば、小さいころから正しいマナーを
身に着けるのに役立つかもしれませんね。