夏の野の花散歩②サギソウなど(^-^) | こころの日曜日Ⅱ

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京都の希少植物の保護植生調査の事、日々の生活での事など
種々雑多なブログです

緑の談話室にお越しいただいてありがとうございます♪

今回は見頃のサギソウなど掲載いたします。

今年は米原の湿原へは行かずに我が家から小一時間のところにある

滋賀県琵琶湖の南岸、湖南地方に自生するサギソウを訪ねました。

見ずらいですが小さな丸い花はホシクサですパー

飛んでいるところをご覧くださいおねがいウインク

❶サギソウ「鷺草」

ラン科の多年草で日本の固有種、花期は6-8月

環境省レッドデータブック 準絶滅危惧種

英名のEargret Flower「イーグレット・フラワー」もシラサギの意味です。

名前はシラサギが翼を広げたような花の形から付けられました。

花の大きさは3cm、白い部分が花弁で3枚あります。

3-5枚の細長い葉を根元の近くにつけ

中心から真っすぐに茎をのばして先端に1-5輪の花を付けます。

手前の飛んでいるシラサギのように見えるところは唇弁で大きく3つに裂けています。

左右の細かな切れ込みがある花弁がサギの翼のように見えて

ぴったりの名前だと思います。

 

花の美しさから乱獲の絶えない野草です。

栽培種がいくらでも手に入ります。そっと見守って下さいにっこり

叉湿地の開発によって

野生の姿が見られるのは限られたところだけになっています。

ここには黄色のミミカキグサ「耳搔き草」、

ホザキノミミカキグサ「穂咲の耳掻草」も自生しています。

何度も掲載済みですので今回は見送りました(__)

滋賀県の大津市の里山近くからニコニコ

水辺の近くでの散策は天然のクーラーが効いて暑さが和らいでくれます。

ガガイモもは刈り残しがありましたOK

➋ガガイモ「

キョウチクトウ科

名前は栃木県当たりの方言でスッポンの事を「ガカ」とか「ガガ」といい

葉がスッポンの甲羅に似ているからという説など諸説あるようです。

花期は8月、花は基本の薄紫色、

白に近い色や薄いピンク色、中間的な色もあります。

蔓性で葉は先が尖った細いハート形、花の大きさはおよそ10 mm

蔓は他の植物に絡みながら右巻きで上って行きますパー

 

 

❸ジャケツイバラ「蛇結茨」の果実

マメ科

別名カワラフジ

4-6月にはこんな花が咲きましたウインク

果実は大きなマメの形ですパー

  

 

滋賀県湖南の林道からニコニコ

二ホンイタチ、チョウセンイタチのどちらかわかりませんが

車の中から写しています。

もう一度調べ直してみたところネコ目イタチ科の

「ホンドテン」でした。これは夏毛だそうです。

絶滅危惧種に指定されている一方で害獣としての一面も持っていて

民家に被害を及ぼすことも有るそうです。

訂正させていただきましたウインク

 

❹ボタンヅル「牡丹蔓」

キンポウゲ科

センニンソウとよく比べられますがこちらは木本、

ただこれも草と木の中間的な植物で半低木とも言われています。

花期は6-9月

花弁に見えるところはガク片、

雄しべや雌しべが目立ち切れ込みの多い葉が特長です。

名前は蔓性で

この切れ込みの多い三枚葉がボタン「牡丹」に似ていることに由来しています。

 

❺ヤマジノホトトギス「山路の杜鵑草」

ユリ科

花は白地に紫の斑点があります。twin'sラブ

花の反り返りは平らになりますが

花弁が反り返ったヤマジノホトトギスも見ています。

 

滋賀県琵琶湖の西岸赤坂山に通じる林道の斜面でニコニコ

❻ソバナ「岨奈」

キキョウ科

花期は8-9月

ソバナはツリガネニンジンに似ていますが

ツリガネニンジンの花のように輪生することはなく

花の形もソバナは先が少し広がっています。

草丈は1mくらいで花柱は突き出さないのが普通です。

名前はそば(急な崖、山の傾斜地)に生える菜から

昔蕎麦の代用品として食べられていたなど諸説あるようです。

花の感触が柔らかく傷みやすい感じでした。

 

 

❼フシグロセンノウ「節黒仙翁」

ナデシコ科

同じ林道でよく目立のがフシグロセンノウ

花期は7-10月と長く見られます。

花の大きさはおよそ5cm、山野草の中では大きく華やかな色です。

和名の由来は

(節黒)は茎が太くて節が黒くなっている様子から、

センノウ(仙翁)は京都の嵯峨の仙翁寺で発見されたことによるものです。

 

滋賀県長浜に近い岐阜県揖斐川町の林道でニコニコ

人も車もすれ違いは無かったんですが子熊を数メートル先で見かけましたガーン

カメラを手元に持っていなかったのが残念でした。

 

キンモンガ「金紋蛾」

アゲハモドキガ科

6-8月に出現、日本の固有種で昼間飛び回ります。

幼虫の食草はリョウブ「令法」など

 

 

遠くの川で見かけたカワガラス「川烏」

カワガラス科

なんとか追いかけてやっとの思いで写した一枚ですうーん

渓流の留鳥で全長:21-23cm

何度も水に潜って餌を捕食していました。姿だけでもニコニコ

 

❽モミジガサ「紅葉笠」

キク科の多年草

花期6-9月

谷筋の斜面の流の傍に群生しています。

葉はモミジのように掌状に切れ込み表面は無毛で少し艶があります。

東北ではシドケと呼んで

若い葉は山菜として食べられています。

 

 

草丈90cm

このような目立たない小さな花ですが見頃でした。

 

揖斐川町の林道では様々な山野草や樹木を見ました。

これから秋にかけて何度か訪問しますのでまた記事にしたいと思っています。

 

おまけは我が家のレンゲショウマ「蓮華升麻」

去年開花前に上部が枯れてしまい諦めていたのですが

綺麗な土で植え替えし何とか蘇ってくれたレンゲショウマですニコ

 

植物保護のため詳しい地名などは省略しましたm(__)m

次回はイワタバコなどの予定です。

暑い中最後まで見ていただいてありがとうございますニコニコ