駐車場に車を停め、緊張がマックスに。
久しぶりに、こんなに感情が動いた。
ここに来ただけでもえらい。
そう思いながら病院のドアを開け、中に入った。
よく聞けば分かる音量の音楽と、清潔感ある待合室。
不思議と緊張が取れた。
受付の方に予約している旨を伝え、初診用の用紙に簡単なアンケートを記入。
すぐに診察室へ呼ばれた。
先に記入していたアンケートの内容を確認すると
「何か、異動があったり転職したり、環境が変わったことはありますか?」と。
4月に異動になった旨、5月半ばから異変を感じ始めたこと、そういうことを
話し始めた。
何でもないことを何でもないように話しているつもりだったが、
淡々と聞いてくれる先生を前に、涙があふれた。
何の涙なのか、自分の中の感情が何なのかは分からなかった。
一旦血液検査をし、「鬱」という診断に至った。
驚きも落胆もしなかった。
「そうか」とただただ受け入れるだけだった。
診断書が必要なことを伝え、発行してもらった。
鬱の状態を改善する薬と、睡眠導入剤をもらい、次回の予約をして病院を後にした。
その後まっすぐ帰ることはせず、久しぶりに買い物をした。
不思議と、心地いい疲れがあり、その日はよく眠れた。