昨日の日記を書いてから、漠然と思ったことなんですが
 
自分は自分の病気として、多発性骨髄腫の治療法は色々と詳しくなっているっていうのはあるんですけどね
 
それ以外のガンの抗がん剤治療に関しては、まったくと言って良いほど知らなくて
漠然と、大変そう、一度で脱毛するくらいなのだから相当大変そう
どんなサイクルで受けるのかわかんないけど
毎日とか、週に何回とか、週に一回とか
とにかくただ大変そう、という認識でしかなかったな、と気が付いたんですね
 
ネットで調べたら、わかるとは思うんですけどね
「乳がん、抗がん剤治療」とか「子宮がん 抗がん剤治療」とか、「悪性リンパ腫 抗がん剤治療」とか
 
今まで知ったこともないし、知ろうとも思わない(知りたくないとかじゃなくて、知る必要性も無いので興味も持たなかったという意味て)
 
それぞれに、適した標準治療があって、一般的な治療サイクルとかあって
それに沿って受けているのだろうし、その中で、脱毛して辛い、とか、吐き気すごくてつらい
とか色々とあるのだろうけど、漠然とただ大変そうな事、という認知しかなかった
 
 
 
それを言えば、自分も、十月に発覚したわけで
 
五か月前は、多発性骨髄腫という病気さえ知らなかった
 
その手の病気と言えば、白血病、悪性リンパ腫、骨肉腫、くらいしか知らなくて
多発性骨髄腫と聞いて、骨肉腫と似ているので
その系の病気になってしまったのか、大変だ
 
と目の前が暗くなったわけですが
 
 
そして今は、
 
無知ではなくて、
ベルケイドの発見で、それ前までは
見つかっても対処法がなくて、静養して二年三年で
身体が衰えて感染症で死ぬ、という病気が
移植治療でも五年くらいは生きそう
ここ数年で移植後に、さらに減らしたり、再発予防のための
新薬が六種類ぐらい見つかって
 
特に確認しないで耳覚えで書くと
ダラザレックス
ニンラーロ
レブラミド
カイプロリス
 
名前あってるかな、
あとイキサゾミブ、エロツズマブ
 
なんかいろいろありますね
 
いろんな薬によって、悪くなる再発する、というのが
少なくなっているようで
 
ダラザレックスは、去年九月から使用され始めた薬だけど
まだ成果データーが集まっていないけど、もしかしたら
再発しない完全寛解薬になるんじゃないかと期待されてるとか
 
 
そんな情報を自分の身に起こった事なので
本気で知ろうとして知識として把握している
 
みたいな事ではあるけれど
 
それ以外の色々なガンにもそれぞれの、治療法があって
副作用の苦しみとかそれぞれにあるのだろうけれど
 
自分の身と関係ないとなかなか知ろうとはしないんだな
 
とか思ったわけなんですね
 
 
興味を持たないとか、知ろうとしないとか、冷淡な話だなとは思うんですけどね
 
 
 
この辺はちょっと愚痴みたいなことになっちゃうんですが
 
私は、他人に対して冷淡な人、冷酷な人と言うのは信頼できないなあ
とか思うんですね
 
 
なんというか、当たり前の人間性、優しさ、とか
ちょっとしたこと、道ですれ違うけどちょっと避けてくれたら
ありがとう、と言える心とか、そういう気持ちと言うのは、
誰にでも残っていると思っているけれど
そうでもないのかな?
 
とかも思うようになったんですね
 
まあ基本的には他人にはそこまで要求や期待はしていないんですが
 
多少は身近な人には少しは気持ちを寄せて心配する気持ちとか生じるのは普通だと思っていたけれど
それでもなんとも思わない、ただの他人なので病気になろうと何にも心配しない
 
そういう人も居るのだなあと感じたんですね
 
自分の仕事とか、ディスカウントスーパーなんですけどね
 
何店もあるある程度の企業だとは思うんですが
 
まいばすけっととか、ローソン100とかそんな感じのタイプのお店で
 
従業員はほぼパートとアルバイト、
店長が社員で、パートのスケジュールくんだり、店の運営を管理しているわけなんだけど
 
ずっと同じ店で店長を務めるわけじゃなくて、
数年単位で移動してコロコロと社員は変わっていくわけです
 
今までで、八人ぐらい入れ変わっているかなと記憶してるんですが
 
全般には、社員と言う人は、パートやアルバイトに関しては、
たまたまそこに努めているだけの人材であって
特にパートに対して人間的な付き合いをする社員っていうのは
少ない企業だな、とかは感じてました
 
やることをきちんとしてれば、それはそれでよし
きちんとしていなければ怒って指導したり
 
自分はきちんとやることはやっているので
特に文句も言われることも無く
かと言って親しい関係もなくと
 
ドライに社員という者と付き合ってきたんですけどね
 
今まででパートを自分と一緒に働くパートナーだ
というような接し方をしたのは二人ぐらいしかいませんでした
 
 
で今の社員の人間もドライに付き合っていたんですけどね
 
 
この病気のせいで多少いろいろと相談しなければいけないことも生じては
来ているんですが
 
社員の方は特に相談も心配もしている様子はなし
 
 
まあガンになったから、といったところで
特に心配して欲しくて心配されないから不満だ
 
とか言うつもりはないんだけど
 
 
それでも、仕事上でも、ちゃんと働けるのか?とか仕事上での心配として
興味は持ってほしかったかな、とかは思うんですけどね
 
話したところで、それじゃあいつごろから入院してこれなくなるのか?
 
とか要するにスケジュールの心配しかしていない
 
治療中の過程の中で、抵抗力が弱る病気なので
突然感染症で休まなければならなくなる可能性もある
 
的なことも話しておきたかったけれど
 
話を聞いても、「お前には興味は無い」的な反応で
 
ああ、この人間は冷淡な人間なんだな
 
 
そう思うと、すごい気が冷めたんですね
 
もういいや、義務的に、必要事項だけ申し送りするとか
距離を置いて関わっていこう
 
 
この先ずっと関わり合う人間でもなく
数年で入れ替わる人物なのでそれまでの付き合いで
店長が移動して変わったら
 
多少は闘病している従業員に対して多少は気を掛ける
当たり前の人間性を持った人間も赴任してくるだろう
 
とか思ったりしているんですね
 
このところはこっちの精神的に相手を尊重してないって気分が伝わってるのか
帰りに、お先に帰ります、的な挨拶も、聞こえてないようなふりしてる
って感が伝わってきて、ああ小さい人だなあ、とか思っているのでした
 
これもまた、知ったところで相手を知ろうとしない、という事なんだろうなあと
 
そこまで知ろうと歩み寄らなくても、相手が病気だと聞いたらある程度の心配する気持ちも抱かない人
そういう人も居るんだなあと思ったのでした