2010年度夏期スクーリング第Ⅱ期 総括その1(金融論) | 慶應義塾大学 通信日記 (64期生)

慶應義塾大学 通信日記 (64期生)

2016年春、慶應義塾大学経済学部通信課程を卒業しました。2010年春の入学から卒業までの過程を綴っています。
PMPの合格体験記も載せています。

■金融論■
担当 渡辺先生
時間 1・2時限 (8時50分~12時20分)
 
講義の内容
1)金融システムや銀行の果たしている機能と役割について
 情報の非対称性の存在とそれを解決する仕組みや機能など

2)ファイナンス理論の基礎
 (標準偏差や相関係数などの統計学の基礎的な説明も含む)

3)ポートフォリオ理論
 リスク資産の期待収益率と安全資産との組み合わせを考える

4)コーポレートファイナンス理論
 Ⅰプロジェクト実行の判断材料となる純現在価値(リスクを考慮した
  キャッシュフローの総額から初期投資を引いた額)の考え方、算出方法
 Ⅱ最適な資本の調達方法(社債で調達するのか、株式で調達するのか)

5)中央銀行の役割

6)金融技術の高度化について
 先物、オプション、スワップなどのデリバティブ(金融派生商品)の説明
 住宅ローンの証券化プロセスについてなど。

テスト
 指定の参考文献、講義資料及びノートのみ持ちこみ可
 60分で7問のうち2問について解答
 

感想
 初めての夏期スクーリングの科目ということで、
 講義のペースについていけるか、
 ノートがしっかりとれるか、
 居眠りしないで頑張れるか、
 テストでまともな回答が書けるか、
 などなど不安は尽きませんでした。

 さすがに金融論、特にファイナンス理論のあたりでは、
 沢山の数式が出てきましたが、なるべく私たちが理解しやすいように、
 グラフを用いながら、その意味を丁寧に説明して頂きました。


 テストについては、やや焦っていたのか、
 7問中、ベタな問いに食いついてしまったのですが、
 グラフと数式を用いて説明するような、
 面白そうな問いもあったので、そちらにチャレンジしても
 良かったのかなと少し後悔しています。
 ただ、あの状況ではそんな余裕はありませんでした。

 結局、時間も1時間めいっぱい使って、ギリギリで仕上げました。

 元々筆不精で文章を書くのが苦手なほうなので、
 なんとかしないと今後も論述形式の試験では苦戦しそうです。


 渡辺先生は非常に誠実そうな方で
 最後のあいさつのときには拍手が沸き起こりました。