ロムアルデス家の傍系として生まれたイメルダ夫人も85才。
今では夫フェルディナンドの故郷北イロコス州から選出された国会議員ですが7月2日に誕生日を迎え
現地で盛大なパーティが催されたようです。



左から長男のボンボン、長女アイミー、イメルダ



夫の巨大な汚職と暴力、自身の浪費生活で今では(海外では)悪者の象徴として語られるイメルダ夫人、なんか寄付とか慈善事業をするたびにその原資を勘ぐられたりと何をやっても悪者になってしまいますが(^_^;)、結構フィリピン国内では人気のある人なんですね。
知識層からはけちょんけちょんの扱いのようですが、一般市民にはなんだかんだ言っても憎めない部分があるという感じで・・・。これはただフィリピン人が寛容に過ぎるからという意見が専らですが、よくよく歴史を紐解いてみるとそうも言い切れない部分もわかってきて・・・。
彼女のことが書いてある本は・・・
マルコス王朝―フィリピンに君臨した独裁者の内幕〈上〉


実録イメルダ・マルコス―フィリピン大統領夫人の知られざる過去

こんな本がアマゾンで買えます。

上のほうは上下巻で、マルコス大統領のことを書いた本、イメルダ夫人のことも出てきます。
日本との相当やばそうな関係も惜しみなく書いてあるという感じで興味深い一冊。
下はイメルダが生まれる前、ロムアルデス家がレイテにやってくるいきさつからイメルダの誕生、マルコスと知り合う頃までを書いた本。
この本は翻訳が出ているのを知らなかったのでマニラで原書を買ってきて読みましたが、もし翻訳にも原書に使われているのと同じ写真が挿入されているのなら、若くて可憐だったイメルダ・ロムアルデスの写真をたくさん見ることができます(マルコスが地位と権力を総動員して手に入れようとしたのもうなずけます(笑)。
時代は前後してしまいますが、華麗なるギャッツビーのデイジーのような感じでしょうか。

誕生日の写真の3番目は教会で歌を歌っているシーンですが、たぶんマルコス時代、彼女と大統領のテーマソングだった名曲「Dahil Sa Iyo」を歌っているのでは・・・
Cely Bautistaのバージョンで・・・







実録イメルダ・マルコス~の本から一部だけスキャンしました。
若い頃はこんな感じ




長女のアイミーさんもかなりの美人ですが、美貌に関してはお母様に軍配を上げときます(個人的に(笑)。