【マンガ感想】
『かへたんていぶ 1巻 (藤代健)』
かへたんていぶ 1 (ガンガンコミックスONLINE)
藤代 健 スクウェア・エニックス 2010-07-22 by G-Tools |
【あらすじ】
部活動が盛んでハンパないクラブ数を誇る私立つばめヶ丘学園。申請さえ通ればどんなマニアックな部でも設立できるとあって部活動を目的に入学する新入生たちが後を絶たない。今年の新入生も自分たちの部を設立しようと意気込んでいたのだが、そんな彼女たちに告げられた衝撃の事実…。『今年度、部を設立できるのはひとつだけ!!!!!?』こうしてひとつの座をめぐっての部員争奪戦が始まった。これは部活動に青春をささげた少女たちの記録である…。
『かへたんてい部』に所属する5人の新入生の日常を描く学園漫画です。
この作品の舞台となる『私立つばめヶ丘学園』は、申請さえ通ればどんなにマニアックな内容の
部でも設立できるというかなり変わった女子高である。 今年の新入生の中にも、独自の部を
作ろうと計画する個性的な5人がそれぞれに申請をするために職員室を訪れるのだが・・・・。
という感じで始まる学園コメディー作品でして、それぞれの部活を立ち上げようとした新入生の5人の
女の子達が、とあるイベントをきっかけに、共同で『かへたんてい部』という“カフェ部+探偵部”を立ち
上げ、ガールズトークをするという作品です。
(↑全く違う部を立ち上げようとした5人が共同でカフェ部を立ち上げることとなる)
主なストーリー展開としては、『かへたんてい部』を立ち上げた5人のガールズトークを描きつつも、
その5人の特殊能力(記憶力・大食い・運動神経・裁縫・メカ)を面白おかしく描いていくという感じでして、
日常系のゆるーい感じのコメディマンガという感じに仕上がっております。
個人的に、上記の写真の右下の女の子・『瑞穂なな』を中心に話が回り出す第4話あたりから一気に
面白くなりました。 面白くなった理由としては、やはりキャラクターごとにボケ・突っ込みのポジションが
決まったことが一番の理由であると思われまして、作品としてもかなり読みやすくなったと思います。
あと、第4話あたりから、『瑞穂なな』によるラブコメ展開が描かれたのも理由の一つでして、恐らく、
多くの読者が顔をニヤニヤさせながら、このラブコメ展開を読まれたのではないかな、と(笑)。
もし、次巻の発売があるのであれば、このラブコメ展開の続きを読んでみたいですね。
次巻もたのしみです。
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【総評】
ガールズトークを中心とした日常系学園コメディーな作品です。
表紙絵を見てもらえれば判るとおり、こういう絵柄の作品を好む読者向けの作品でして、
恐らく、そういう読者の期待を裏切らない出来に仕上がっている作品だと思います。
後半になっていけばいくほど面白くなっている作品なので、次巻にも大きな期待をしたいですね。
点数的には
88点
です。
では、ここまで。