「ドクターからも言われました。」 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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好きになれない。  vol.259.

ドキドキ 優維香のその声に小埜瀬、ニコリと顔を傾げて、
「ドクターからも言われました。節度を弁えてくださいと。…それに…、先ほど、厨房にも顔を出して、ほどほどにと。」

優維香、
「へぇ~~~。そうなんだ~~。」

「お言葉通りに、節度は弁えさせて頂きますけど。」

悠里、
「リーダー、お酒の方は…???」

小埜瀬、悠里に、
「え~~。まっ。嗜み程度には…。」

真宮、池辺から小皿によそってもらったおかずを食べながら、
「海外では、どんな…???…種類ですけど…。」

すぐさま小埜瀬、
「主に…、バーボンですね~~。」

その声にいきなり真宮、口をへの字に。そして目を真ん丸に、
「凄ぇ~な~。」

悠里、
「バーボン…。あ。うんうんうん。名前は知ってるけど…。飲んだ時、ないから…。」
にやけた顔をして…。

優維香も、
「バーボンかぁ~~。」
空を見て。
「うんうんうん。」

真宮、優維香を見て、揶揄うように、
「優維香~~。おま、分かんのか~???」

すぐさま優維香、キョトンと顔を左右に、
「ううん。全然。」

いきなりカクリと真宮、
「おぃおぃ。分かっていそうな顔、すんなよ。」

優維香、そんな真宮に、
「あ、いや…。…って、どんなお酒なのかなぁ~~って思って。」
口を噤んで、チーズを摘まみながら。
「だって。飲んだことないし。」

真宮、
「まっ。そうだよな~~。」

池辺、
「部長は…、飲んだ事は…???」

その声に真宮、目をパチクリと、
「俺…???」
そして右手を振りながら、
「いやいやいや。全然。専ら…、ビール。かぁ~~。その場の雰囲気での、ジャパン。日本酒か…。ウィスキーかな~~。」
そして小埜瀬に、
「…って言うか…。バーボン。凄ぇな~~。かなり度数。」

小埜瀬、
「えぇ。ありますよね~~。…って言うか…、場所場所で、異なって。ビール置いてないところもありますから。そんなときには、あるものを…。まっ。その店、店での雰囲気にも依るんですけど…。」

「でも、リーダー。」
悠里。

小埜瀬、
「あ、はい。」

「リーダーって、言葉は…。」

「あ、はい。英語です。まぁ…。でも…。」
そこまで言って、ニコリとしながらも、
「確かに。英語も通じない場所もありますけど…。その時は、何とか、身振り素振りで…。」

すぐさま悠里と優維香、頷きながらも、
「そうなんだ~~。」

悠里、
「あ。でも…、やっぱ、英語が話せるって…、凄いですよね~~。」

小埜瀬、

「ははははは。まっ。海外が夢だったんで、英語は中学の時から。」

池辺、
「わお。」
目を見開いて。

優維香も悠里も同じく、
「中学の時から~~。」

その声が大き過ぎ、他のメンバーたちも、
「え、え…???何~~???」

悠里、
「リーダー、中学の時から英語、話せたんですって。」

いきなり瑛子、
「うそでしょ。」

悠里の声に思わず小埜瀬、右手を振り、
「いえいえいえ。中学の時から勉強し始めたんです。」
身を乗り出して。

いきなり優維香、可笑しがり、
「かかかかか。」
頭を後ろに、そして前に。お腹を抱えるように。

悠里、目をパチクリとさせて、顔を傾げて、
「えっ…???…あ。」

周りのメンバーたちも、
「くくく。」
「かかかか。」

優維香、思わず悠里の左肩を右手で撫でて、
「かかかかか。おっかしぃ~~。そんな…。中学の時から英語、話せるって~~。」
悠里を見ながら、
「それこそ、凄いでしょう~~。幾ら何でも~~。かかかかか。」

悠里、その声に顔をチョコンと前に、
「まま。うん。うんうんうん。確かに。」

小埜瀬も可笑しがりながら、
「まっ。僕も英語は、中学1年で初めて教科書、見ましたから。」

優維香、まだ可笑しそうに顔を頷かせながら、
「うんうんうん。確かに。」

そして優維香、
「あ。いや…。…でも…。うんうんうん。英語、話せるって…。…うん。…確かに。…羨ましい~~。」

「…って言うか…。」
小埜瀬。
「日本…、出たら、日本語、通じるところって、まず…。ハワイくらいしか…。まっ。さっきも言いましたけど…。英語も通じないところもありますから…。」

「ですよね~~。う~~ん。…だから…。…そういう意味では…、凄い。…って思う。」
小埜瀬を見て優維香、
「何て言うの…???…こぅ~~。研ぎ澄まされたって言うか…。」

小埜瀬、ニコリとさせて、右手を振りながら、顔も左右に振りながら、
「いやいやいや。そんな…。研ぎ澄まされたなんて…。そんな…、大それたものじゃ。」

悠里、
「リーダーは。料理、何、好きなんですか~~。」
いきなり。

優維香も、その声に、
「あ。うんうんうん。」

その質問に小埜瀬、目をパチクリと。
「僕…ですか…???」
空を見て…。
「あ、いや…。…って言うか…。何でも好きですね。好き嫌いないです。…って、結構、自分で作りますから。」

その瞬間、悠里も優維香も、
「え―――――――っ!!!」

隣の真宮も池辺も、いきなり視線を。他のメンバーたちも。








好きになれない。   vol,121.  「ドクターからも言われました。」

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