今度は理沙のスマホに将輝から電話。 | THMIS mama “お洒落の小部屋”

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信じて…良かった。 vol.174.
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ドキドキ 整形外科のナースステーションでも同じような話を…。
そして帰ってきた言葉が、凡そ駒田の言葉と同じ。

整形外科棟のエレベーターに乗って和奏、理沙に、
「理沙~~。大丈夫~~???」

そんな母に理沙、
「へっ…???大丈夫って…、何が…???」

そんな理沙を見下ろして和奏、クスリと、
「ううん…。なんでもない。」
そして和奏、
「さて…と、部活…、行きますか~~。」





いつものように体育館のドアを開けて入ってくる和奏と理沙に手を振る涼香と恵美。

そして弓狩の下に理沙、
「こんにちは。今日もよろしくお願いします。」
と頭をペコリ。

そんな理沙に弓狩も椅子に座ったままで、頭をペコリとさせて、
「よろしくお願いします。」
とニコリ。

弓狩、理沙に、
「どぅ…、調子の方は…???」

その声に理沙、
「はい、何とかやってます。」

「うんうん。」

その時、涼香、
「うそ―――――っ。ほんとですか~~???」
和奏に目を仰天させて。

弓狩もその声に、顔を左に、
「ん~~???」

涼香、
「監督、監督~~。理沙さん。スポーツセンターで、シュート、決めたんですって~~。」

弓狩、いきなり理沙を見て、
「おぅ~~~。はははは。やりましたね~~。」

「今、おかあさんから聞いて~。」

弓狩、2、3度頷いて、
「うんうんうん。そうですか~~。いやはや。嬉しいですね~~。」

そして恵のホイッスルが…。





部活の帰り際に弓狩から、「初シュートおめでとう。」の、
激励の握手を求められ理沙、笑顔満面に。

そして今度は家に帰って、僅かでも机に向かう理沙。
その後、瑞樹家には杏美と麻理絵。そして将輝と馨が到着。
前日同様の家庭教師が始まる。




その夜、今度は理沙のスマホに将輝から電話。
「もしもし、あのさ。」

理沙、
「うん。」

「あれから、轢き逃げの方…???」
「あぁ~~。うん。まだだけど…。」

「理沙は…、どうしたい…???」

その声に理沙、
「私…。私は~~。…子供達、可哀想。」

「うん。…けど、おかあさんの方は…???」
「私からすれば、おかあさんの方だって同じだよ。…鬱なんて、可哀想だよ。」

スマホの向こうから将輝の声、
「じゃあ…???」

理沙、
「う~~。…でもさぁ。私が今、こういう状態になって、それでもおとうさんとおかあさん、物凄い努力して、私をここまでやってくれてる。」

その声に将輝、
「うん。…でも、これからの事、考えて…。」

そして、理沙、
「私ね。…私。…最初におとうさんからこの話聞かされた時。犯人の…、あっ、おかあさんね。小学生の子供がいる。だから、やだよって言ったんだ。」

将輝、
「うん。多分、それ、理沙。そっちの方が、俺、好きだわ。」

「将輝~~。」
理沙、
「今日、漆原の駒田先生と看護婦さんたち。一番は、私の気持ちだって。」

スマホから、
「うん。」
そして、
「悪いけど、流美姉ぇにも、この事、話したんだ。」

「あっ、あ~~。」
「今まで、おばさんやおじさんには、散々お世話になってきてるから。とにかく、何かって…。で…、流美姉ぇも、結果的には…。事故にあった当事者の意見。気持ちって…。」

理沙、
「うん。流美さんも、看護婦だもんね~~。」

「理沙、大丈夫かぁ~~。」
「うん。…えっ…???…私の事、心配してくれてるんだ。」

その声に将輝、
「えっ…???はっ…???」
いきなり将輝、首を捻って、
「へっ…???…あっ、ばか。おま。おまえが昨日、あんな電話してくるから。」

理沙、途端に、
「あっ。そっか…。」

「あのなぁ~~。」
「はいはい。ごめん、ごめん。」

「じゃな。電話、切るぞ。」
「あっ、うん。」

プツリと通話が切れる。

「…てか、いきなり切る事ないじゃんよ~~。こんにゃろ。」





そして翌日。

いつもの朝の風景。既に蒼介は食事を終えてコーヒーを飲みながら新聞を。
理沙はパンを。そして栞奈は階段をどたどたと。

栞奈が席に着いて自分の朝食を。
「いただきます。」

その時、理沙、
「私、決めた。」

その瞬間、蒼介は新聞から目を離して理沙を。

箸と御飯茶碗を持った栞奈、
「ん…???」

キッチンで和奏も顔を上げて後ろ向きの理沙を、
「……。」

理沙、
「おとうさん。」
そして顔だけ後ろを向いて、
「おかあさん。」
そして今度は姉を、
「お姉ぇ。」
そして理沙、父親を見て、
「子供達、守って。子供達のおかあさん、治療に専念させて。」






信じて…良かった。   vol.136.   今度は理沙のスマホに将輝から電話。

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