「こんな風に…って…???捷子さん…???」
小枝子。
「うん。私…、ちっちゃな頃から、父さんから育ててもらって…。父さんには何も恩返し…してないの。」
捷子。
「うん。」
柚。
「でも…、父さん、いっつもこう言う。父さんの事は良いから、おまえの好きな事、一生懸命やれ。って…。」
小枝子、
「……。」
「…でも、自分の好きな事、一生懸命やれって…言われても…。何をどうすれば良いか…。もしかしたら、もの凄い…仕事…忙しかったの…かも…知れない。」
小枝子、
「うん。」
「でも…、私が何かバカな事やっても、全く怒らなくって…。逆に、怒るより、悪い事は、やってしまったおまえが、それを理解した事が大事なんだ。それより、いっぱい良い友達作れって。頭撫でてくれて。」
柚、
「……。」
「多分、近所との付き合いも、良かったと思う。子供の頃からいろんなところ…、連れてってもらったから…。」
小枝子、
「へぇ~え。」
「ううん、それだけじゃない。絶対に約束は破らなかった。小学校の卒業式、中学校の入学式、卒業式。授業参観だって…。一緒じゃないとき…、なかったなぁ~。」
目尻から涙を流して柚、鼻を啜りながら…。
その柚の顔を見て小枝子、
「ふふ…。」
捷子、
「…ん…???」
そして柚の顔を見て、
「あっ、ごめ~ん柚ちゃん…。」
「柚、高校の時、父さん…、亡くしちゃったからね~~。」
捷子、
「わっ。そうだった~。モッちゃんから、それ…聞いてたんだ~。ごめ~ん。」
柚の目の前で両手を合わせて…。
柚、
「ううん。凄いよ、捷子姉さんのお父さん。それに…捷子姉さんも…。」
「へっ…???」
「お母さん、いなくっても、立派に生きてる。」
「そうだね~。立派だ。とにかく、凄い人だよね、捷子ちゃんのお父さん。」
少し、目を潤ませながら小枝子。
「うん。娘ながらも、父さんには頭上がらない。毎っ回、マコのところに泊まりに言ってるけど、文句ひとつ言わないし…。この間だって、おまえたちがマコちゃん守らないでどうする。父さんの事なんか、構うな。絢ちゃんとこ、行って来い。…ってね~。」
小枝子、
「わお。」

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