300年前。200年前。
100年前。
現代。
4つの時代、4組の親子の物語。
共通するのは、ブラックベリー・フールという、ちょっと聞きなれないデザート。
必要なのはブラックベリーとクリーム。
クリームを泡立てる道具や食べるまでに冷やす方法などは時代によって変わるけど、親子でデザートを作る楽しさや、作ってる最中や食後の片付けどきにボウルに残ったクリームをひと舐めするお楽しみは、いつの時代も変わらない。
子供達は、同じ言葉、同じフレーズの繰り返しが好きだ。繰り返すうちにだんだん馴染んで、身近に感じるのかもしれない。あ、これ知ってる、と。
繰り返しの中の違いが、この絵本のポイントだ。服の違い、髪型の違い、食事のメニューの違い。それだけではない。母と娘が作って家族で食べる。母と娘が作って、自分達は食べずに仕えている肌の色の違う家族が食べる。父と息子が作って、友達家族と分け合う。
気付かなくても楽しめるけど、気付くともっと楽しめる。歴史的な背景については、日本の子供には少し分かりにくいだろうから、一緒に読むなら大人が少し解説してあげた方がいいのかもしれない。そうそう、大人は、作者あとがき、画家のあとがきも目を通すべし。解説できる自信がない、という方も、世界史は得意という方も。
なにやら重い文になってしまったけど、基本的には、わー美味しそう!どんな味だろう?食べてみたい!作ってみたい!となる素敵な絵本です。