コロナ禍のマタニティーライフ


妊娠が発覚してから
新型コロナウイルスが世間を騒がせ始めました…。

各地で感染者が出始めると、ものすごい不安を感じるように…。

妊婦、胎児に対しての影響を
調べども調べども出てくる情報は

「妊婦だとしても、感染リスクは妊娠していない人と同じ」

いやいや、なんの解決にもならんわ真顔
感染リスクを知りたいんじゃない!

感染したとしたら
「大切な我が子への影響はどうなのか」

これが知りたいのに
妊婦だからといって必要以上に心配しなくて良い

みたいな情報しかなく…。
当日、まだ流行が始まったばかりで
データが無かったのでしょうがないのですが
政府などお役所さんから

心配しすぎないで。

と言われると、ものすごく気にしている妊婦さん、自分も

気にしすぎ=間違っている

みたいな扱いをされているようで
本当に…非常に…とにかく、本当に
辛い辛い毎日でした。

我が子を守りたい一心
データがないからこそ、余計にその想いは
強くなったんだと思います。
データがないからこそ、堂々と
政府などから
「よく分からないのでとにかく気をつけて」
と言ってほしかった…😢

私自身は医療事務をしていて
患者さんと触れ合う機会が多く
通勤も学生さんが多い時間帯に
電車、バスと利用するため、もう全てが不安…!

同じ時期に妊娠していた友人は
コロナが怖いので、仕事を辞めたと。

私も、我が子を守るために行動するべきでは…。
何かあってからでは遅いのでは…
守れるのは私、母親に掛かっているのでは…

とにかく毎日悶々として。
仕事に行くこと、仕事をする事も
苦痛になっていました。
生活費やお金の事もあるし…と思う反面

我が子に何かあったら…

それでも毎日、我が子を
危ない目に合わせるような気持ちで通勤する…。

苦しかった。

それでも、なかなか辞めるという事は勇気がいります💦
職場に穴を開けてしまいますし…。
主人に生活の負担を増やしてしまうし。
今後、子供を保育園に預けるつもりだったので
保育園入れない問題につながるし…。とか。

悩みに悩み、職場で上司(働くママ)の面談時に
不安を相談してみました。
すると、返ってきた答えが

「妊娠していて、とても不安かもしれないけど、それは全員同じだから。みんな不安なの。だから、あなただけ特別扱いをする事は出来ません」

ポキッ

私の中で何かが折れました…。

それでも、患者さんと触れる機会の少ないポジションに変更してもらうことは出来ましたが
出勤日数などは変わらない。

何だか、私が不安になり過ぎなのかな…
という気持ちになり、不安を打ち明けていた
周りの同僚にも申し訳なくなってしまい…。
そこからは、なんとなく不安を見ないふりをするようになりました。

その後
母性健康管理指導事項連絡カード

というものがあると知りました。
身体の状態、心の状態で仕事などに心配があれば
医師に記入していただき、提出すると
勤務時間の調整や
立ち仕事などを減らしたり、休憩時間を多く取るなど
配慮していただける、有り難いカード!

一縷の望みをかけて、医師に相談しました。

すると

「不安なだけで、身体に影響が出ている訳じゃないから、書けません。嘘は書けないんです」

がーーーーーーんゲロー
たしかに体は健康、子供もしっかり育ってますけどー笑い泣き
言い方よー!!!!

お子さんのいる同僚からは
「子供の事で、あの時ああしていれば…なんて後悔を絶対にして欲しくない。上司は無理なら、主任とか相談してみたら?」

と、心配していただいたけど

もう、何も出来ないのだな…
私が間違ってるのかな…心配し過ぎかな…。
でも、でも…

そう思うようになりました。
出退勤は、主人がテレワークになったお陰で
車で送迎になり、通勤時の感染リスクは
減ったのと、ポジションチェンジもあったので
なんとなく
諦めに近い所に気持ちが落ち着いてしまいました。

外出は仕事、食材調達のスーパー
休日のファミレス
妊婦健診、だけ。

そんな日々を送っていると

母性健康管理指導事項連絡カードが

コロナの不安という内容でも
記入可能、積極的に記入を、という政府からの通達があったりして。

今更遅すぎる…真顔
心が荒みまくりました。

海外、国内にも
コロナに感染した妊婦さんの出産のニュースも
チラホラ見られるようになったり。

胎児ともに問題ないニュースもあれば
母親が死亡したり
血流が悪くなり、胎盤が機能しなくなったとか
色々なニュースがあり
高血圧を患っている人のコロナ感染で
良くないニュースなどがあると
不安で心配で…でしたが
その頃には、もう妊娠後期に差し掛かり

あと少しで産休に入る時期になっていました。



今思えば。
楽しさ、ワクワクと
同じくらいの、不安や怒り、失望を
感じながらの、マタニティーライフを
送っていたなぁ…と真顔

我が子を守りたいのに
生活費とか、建前とか色々な事で
仕事に行って
守りたいと言いながら
しっかりと守れていない
その矛盾

友人のように仕事を辞めることができなかったこと。

友人は、丁度3人目の妊娠で。
出産の大変さ、命の大切さ、守るべきものが
あるからこそ、分かっているからこそ
生活は大変になるかも知れないけど
辞めるという選択が出来たんだなぁと
今になって、本当に凄いことだと思います。

そして職場の上司からの言葉。
もうなんか、心が無になりましたよね(笑)
スンッ真顔って…。
感情が無くなって、希望がなくなって
上司に対しての気持ちも無くなって。
お子さんはもう大きいですが、働くママだったので、
理解してくれると、思っていたんですよね。 味方だと、思っていたんです。
そしたら
必要以上に心配しすぎだし
ポジションチェンジもしたし、何が不安なの?
その後もそんなスタンスでした。
この上司からは、死産後もなかなか
キツイことを言われたりしているので…
お楽しみに…ニヤニヤ(笑)