中学生になった頃母親に携帯を買って欲しいと頼んだ。


1度西田の爺さん家に行ったらたまたま老人会の集まりが合ったらしく俺は玄関先で待っていて、その時俺に言ったんだ。


「じじぃも年だから何があるか分からんからな。来る前に電話しておいで」


そう言って家の電話番号を教えてもらったけど、俺の家には電話はあったがいつのまにか使えなくなっていた。


正直、母親が携帯を買ってくれるなんて期待してなかったが、何を思ったか分からないけどほどなく携帯を買って来てくれた。


「ありがとう!」

思えば母親に感謝を述べたのもあの日が最初で最後だった。


それからは母親に、俺が家に居ない方がいい時は先に連絡してくれと頼んだ。


他の男と居る母親を見るのが気持ち悪かったから。


西田の爺さんと一緒に居る時間は楽しい気持ちもあったけど、それよりも自分の家では感じられない温かさがあった。


携帯を持つようになってからは何故か母親が男を連れて来る事はなかった変わりに帰って来ない事が多くなった。


一応金は置いてたけどいつ帰って来るか分からないし、腹いっぱい食う事は出来なかった。


「翔、家に来ない日はちゃんと食べてるのか?」

多分、背も小さくて細かったからまともな食生活ではない事は察していたんだろうけど、だからと言って毎日、西田の爺さんのとこに行くのは子供心なりに甘えちゃいけないと思っていた。


「大丈夫だよ。じじぃこそしっかり食べろよ。もう年なんだし」
「そうだな。まぁじじぃがぽっくり逝っても誰も困らないけどな」
「何言ってんだよ‼️長生きしないと許さねぇからな!」
「そうか。じゃあもう少し頑張るかな」


しかしそれはある日突然叶わない出来事になってしまった。




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zero選挙嫌な予感はしてたけど
ローカル入りまくりでイライラしました。

マナブは雅紀くんハーフパンツ履いてた
ようなのに(もしかして捲ったのかな)
ほとんど下半身は映らないのよね( ;∀;)